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GitLab Operatorを使用してGKEにGitLab環境を用意する

Last updated at Posted at 2023-03-12

はじめに

GitLab Operatorは、Kubernetesクラスタ内でGitLabをデプロイ、構成、および管理するためのオープンソースツールです。GKE(Google Kubernetes Engine)は、Google Cloud PlatformでホストされているマネージドKubernetesサービスです。GKEを使用すると、開発者や運用チームは、クラスタを手動でセットアップする必要なく、簡単にKubernetesクラスタを構築および管理できます。GitLab OperatorをGKE上で使用すると、GitLabの管理と構成がより簡単になり、より効率的な方法でアプリケーションをデプロイおよび実行できます。

logo.png

GitLab Operatorを使用してGKEにGitLab環境を用意する方法をざっくりとまとめました。

GitLab Operatorのインストール方法について

1. Kubernetesクラスタの準備

GitLab Operatorをインストールする前に、Kubernetesクラスタを用意する必要があります。Kubernetesクラスタは、マスターノードとワーカーノードから構成され、それぞれのノードが正しく動作していることを確認してください。

GKEクラスタの作成

Google Cloud ConsoleからGKEクラスタを作成します。GKEクラスタは、Kubernetesの実行環境を提供します。以下の手順に従って、GKEクラスタを作成します。

  • Google Cloud Consoleにログインします。
  • メニューから「Kubernetes Engine」を選択します。
  • 「クラスタ」ページを開き、「クラスタを作成する」をクリックします。
  • 必要な情報を入力し、クラスタを作成します。必要な情報は、クラスタ名、ゾーン、ノードの数、ノードのタイプなどです。

2. Helmのインストール

Helmは、Kubernetesのパッケージマネージャーであり、複数のKubernetesオブジェクトを含むアプリケーションを作成、共有、および管理するためのツールです。

helm_logo.png

GitLab OperatorはHelmを使ってインストールするため、Helmをインストールする必要があります。
以下のコマンドを実行して、Helmをインストールします。

$ curl https://raw.githubusercontent.com/helm/helm/master/scripts/get-helm-3 | bash

バージョンを確認します。

$ helm version

以上で、Helmが正常にインストールされました。

補足

Tillerのインストール
Helm v3では、Tillerは不要となっています。そのため、インストールの必要はありません。

Helmリポジトリの追加
Helmリポジトリを追加することで、Helmチャートをインストールできるようになります。

$ helm repo add stable https://charts.helm.sh/stable

Helmのアップグレード
Helmをアップグレードする場合は、以下のコマンドを実行します。

$ helm repo update

3.GitLab Operatorのインストール

GitLab Operatorをインストールするために、以下の手順に従います。

  • GitLab Operatorのリリースページから、最新のリリースをダウンロードします。
  • ダウンロードしたリリースを展開し、GitLab Operatorのマニフェストファイルを取得します。
  • GitLab Operatorのマニフェストファイルを編集して、必要に応じて設定を変更します。
  • 以下のコマンドを実行して、GitLab Operatorをインストールします。
$ helm install gitlab-operator ./gitlab-operator-<version>.tgz

今回は以下のコマンドを実行して、GitLab Operatorをインストールします。

$ helm install gitlab-operator ./gitlab-operator-1.9.0+chart.1.tgz

以下のコマンドを実行して、GitLab Operatorが正しくインストールされたことを確認します。

$ kubectl get deployment -n gitlab-managed-apps

以上がGitLab Operatorのインストール方法になります。ただし、バージョンやディレクトリ構造などが変更されることがあるため、公式ドキュメントを参照しながらインストールすることをおすすめします。

GitLabのインストールとセットアップについて

GitLabのインストール

GitLab Operatorを使用してGitLabをインストールするために、以下の手順に従います。

GitLab Operatorを使用して、GitLabをインストールするには、GitLabリソースを定義するカスタムリソース定義(CRD)を作成する必要があります。
例えば、以下のようなGitLab CRDを定義できます。

apiVersion: gitlab.com/v1
kind: GitLab
metadata:
  name: example-gitlab
spec:
  hostname: <gitlab-url>
  initialRootPassword: <password>

<gitlab-url> はGitLabインスタンスのURL、 <password> は初期管理者パスワードを指定します。

GitLabのインスタンスを作成します。

$ kubectl apply -f gitlab.yaml

これで、GitLab Operatorを使用してGitLabをインストールする手順が完了しました。

GitLabのセットアップ

GitLabがインストールされたら、WebブラウザからGitLabにアクセスし、初期セットアップを行います。初期セットアップには、管理者ユーザーの作成やGitLabの設定が含まれます。

1. ブラウザからGitLabのURLにアクセスし、管理者アカウントを作成します。
2. GitLabの管理者ダッシュボードにログインします。
3. 管理者ダッシュボードで、以下の設定を行います。

  • メール設定:SMTPサーバー、送信元アドレスなどの設定
  • SSL設定:HTTPS接続を有効にする設定
  • LDAP/AD設定:LDAP/ADを使用する場合の設定
  • サポート設定:GitLabサポートからのサポートIDを取得する設定
  • GitLabの権限設定を行います。

4. プロジェクトを作成し、アクセス制御を設定します。

  • ユーザーとグループの権限を設定します。
  • パブリックリポジトリのアクセス設定を行います。

5. GitLabの機能拡張を設定します。

  • 統合設定:Slack、JIRA、Redmineなどのサードパーティアプリケーションとの統合設定
  • Webフック設定:外部サービスとの連携設定
  • CI/CD設定:CI/CDパイプラインの設定

以上がGitLabのセットアップ手順です。必要に応じて、セキュリティ設定やバックアップ設定など、その他の設定を行うことができます。

参考になる本

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