シンボリックリンクとは
ショートカットリンクのようなものですが、操作する際に元のファイルやフォルダと同等に扱うことができます。Mac OS XのエイリアスやWindowsのショートカットに似ていますが、より便利な仕組みです。
シンボリックリンクの便利なところ
エイリアスやショートカットが、ただのリンクであるのに対して、シンボリックリンクは、元のファイルやフォルダと同等に扱うことができます。その為、システムやアプリからも元のファイルやフォルダとして扱うことができる点がとても便利です。
また、シンボリックリンクはあくまでファイルやフォルダの参照するファイルなので、シンボリックリンクを削除したとしても、対象のファイルやフォルダが削除されることはありません。
- エイリアス(alias)とは何?
エイリアスとは、偽名、別名、通称などの意味を持つ英単語です。ITの分野では、ファイルなどの実体を別の名前で参照するためのシンボルといった意味で使われることが多いものです。
シンボリックリンク活用と作成方法
実際にどのような時にシンボリックリンクを使用するのか、活用方法と作成方法をまとめます。
シンボリックリンク活用
オンラインストレージ(DropboxやBOXなど)を活用して、複数のユーザーとの間でデータの共有や同期をおこなうプロジェクトの場合、個人のアプリ(Photoshopなど)によってはファイルやフォルダを同期できるフォルダからアプリ指定のフォルダへ移動する必要があります。
このような時に、編集するデータをオンラインストレージの同期できるフォルダに置き、そのシンボリックリンクをアプリ指定のフォルダに置くことで、データの移動をすること無く、データを同期することが可能になります。
Macでシンボリックリンクを作成する方法
Macでシンボリックリンクを作成する場合、ターミナルで次のコマンドを実行します。
ln -s (シンボリックリンクを作成したいフォルダやファイルのパス) (シンボリックリンクを置きたいフォルダのパス)
コマンドとそれぞれのフォルダの間には、半角スペースを入れます。
参考:
Macでシンボリックリンクを作る
まとめ
上記の方法を活用して、Dropbox内にシンボリックリンクを配置し、そこからバックアップしたいファルダやファイルを参照することができました。