はじめに
2024/09/21に、AZ-104を受験して合格しました。
事前に難易度や様々な合格体験記を見ていましたが、自分と同じようなケースの方が見当たらなかったので、どなたかの参考になればと思い、記事に残そうと思います。
私のこと
6～7年目のインフラエンジニア。
2021年にAWS CLF、2022年にAWS SAAを取得しています。
AWS業務経験は3年以上ありますが、Azureは全くの未経験です。
仕事の関係でAzureを扱う可能性があるため、今回の受験にいたりました。
最初はAZ-900から…と思っていたのですが、上司からAZ-900は新卒が取るものだからAZ-104にしなさいと言われた感じです。今回、合格することは出来ましたが、何か事情がない限りAzure未経験であれば、個人的にAZ-900から勉強した方が無難だと思います。
目次
AZ-104とは
Microsoft Azure において、主要な専門的機能を構成、管理、セキュリティ保護、管理するための主要なスキルを示します。
この認定資格の受験者には、組織での Azure 環境の実装、管理、監視に関する次のような専門知識が必要です。
Microsoft Certified: Azure Administrator Associate
主に管理者向けの内容になっています。AWSでいうとAWS SOAに当たるかと思います。
受験方法
テストセンターか、オンラインで自宅から受験することが可能です。
私はテストセンターの方が集中できるのと、割と近くにあるのでテストセンターで受験しました。
- 試験時間：100分
- 受験料：21,102円。私は会社のバウチャーを利用したので、半額で受験しました。
- 問題：50問程度。
- 選択問題とケーススタディ問題から出題されます。一部の選択問題と、ケーススタディは見直しが出来ませんので要注意です。
Microsoftの試験は少し特殊だと聞いていたので、私は事前にサンドボックスで出題形式を体験しておきました。
試験範囲
- Azure の ID とガバナンスを管理する
- ストレージの実装と管理
- Azure のコンピューティング リソースのデプロイと管理
- 仮想ネットワークの実装と管理
- Azure リソースの監視と管理
単純な知識を問われるものもあれば、GUIを見て何を設定しているか、コマンドの実行結果など運用において必要な知識が一通り問われているかと思います。
試験対策
- 勉強期間：1ヶ月
- 勉強時間：ほぼ週末のみ。平日はやれたら30分程度。週末は大体1日4~8時間くらい。トータル60~80時間程度だと思います。
1.Udemyの模擬試験問題集
受講生30万講師のAZ-104: Microsoft Azure Administrator模擬試験問題集（400問）
購入されている方、多いと思います。私も買いました。
元々何か勉強するときはUdemyで教材を買うことが多く、AWSのときもお世話になったので今回もお世話になりました。
私の体感ですが、ほぼ同じ問題が何問か出題されました。似たような問題も多かったです。
この模擬試験の答えを丸暗記では当然合格は無理ですが、解答をしっかり理解して説明できるレベルであればこの問題集だけで合格できると思います。
私は①～⑤を各5周ほどしました。
最初は参考書も読まずにいきなりチャレンジしたので、30%程度でしたが試験直前には70~80%取れる程度になりました。
定価だと高額ですが、Udemyは頻繁にセールをやっているのでセールのときに買いましょう。私は1400円ほどで購入しました。
2.Udemyの講座
【AZ-104合格講座】動画での解説とポイントを通じ、AZ-104合格に必要な知識を効率的に身につけよう
何となく評判が良さそうに感じたので、セールのときに合わせて購入してみました。模擬試験後に、サービスの理解を深めるために一通り視聴しましたが、試験範囲をカバーしきれていないので正直いらなかったです。
3.参考書（白本）
合格対策Microsoft認定試験AZ-104:Microsoft Azure Administratorテキスト&演習問題
こちらもたくさんの方が読まれているのではないかと思います。Udemyの講座が微妙だったので、私もこちらを購入。1周さらっと読んだあと、もう1度じっくり読みながらアウトプットとしてノートに書き写しました。
私はノートに書くとき、コーネル式という方法で書くようにしています。
コーネル式ノート術
白本の内容は非常に分かりやすく、読んだあとにUdemyの模擬試験2回目チャレンジしたら30% → 50%まで正答率が上がりました。が、欠点としては出版が2021年のためAzure ADなど用語が古いです。Microsoft Learnなどで最新の知識を補う必要があります。
4.参考書（緑本）
Microsoft認定資格試験テキスト AZ-104：Microsoft Azure Administrator
白本を購入後、なんと最新の参考書が販売されているとの情報を得たので試験1週間前に購入。
2024年6月に出版され、日本マイクロソフトのエンジニアが著者の模様。
白本の倍くらい分厚いですが、GUIの画像がページをほとんど占めているところもあるので、そんなに読むのに苦労しなかったです。
初版なので誤字やサンプルコマンドのスペースが足りなかったりとかが見受けられますが、画像やコマンドは白本に比べて豊富なのでオススメです。
ただ、一部のサービスは白本の方が細かく解説しているなあっていう印象もありました。
5.公式の模擬問題
プラクティス評価
Microsoft公式でも模擬問題が用意されています。50問単位で何回でも受けられます。
受けるごとに問題も変わるので2～3周しました。
本番試験やUdemyよりは簡単ですが、Udemyには出てこないコマンドについても出てきたりするのでやっておいて損はないかなと思います。何より無料。
本試験
テストセンターで午前中に受験しました。
AWSのときもそうだったので、予想はしてましたが…勉強してないことが数問出てきたので焦りました。。。
ただ、Microsoftの試験は今年から試験中にMicrosoft Learnが閲覧可能になったようで、時間を割いて調べました。数問調べながらやっても、私の場合は15分ほど時間が余りましたので、余った時間で見直しチェックをつけた問題を見直し&Learnで調べる。途中で終了はせずに、100分いっぱい使い切りました。
時間切れになった瞬間はドキッとしましたが、結果無事に合格できました。
終わりに
AZ-104のあとはAZ-305を続けて受けると良いといった記事を見かけたので、AZ-305の受験を検討しています。
ただ、半年後にAWS SAAの期限が切れるのでその前にAWS SAP合格したいなという気持ちもあり…。
ひとまずは、無事にAz-104に合格できたので一休みしたいと思います。