3行で
- iPhoneに「NDI HX Camera」アプリをインストール
- MacにNDI Virtual Inputをインストール
- ※Optionalかつ自己責任※ ZoomやSkype for Businessのcodesignを外す
(EpocCamが動かずカッとなってやったのだが、3.をやったらEpocCamも使えるようになった。EpocCamは悪くなかった。)
手順
iPhoneで「NDI HX Camera」アプリを動かす
1. アプリのインストール
これです → https://apps.apple.com/jp/app/ndi-hx-camera/id1477266080
元価格は知りませんが有料アプリだそうで、2020年5月末まで無料とのことです。
2.起動
画面下部の中央に「NDI」と書かれたボタンがあります。これが青くなっていればOKです。
3. Macと接続
iPhoneをLightningケーブルで直接つなぐか、同じローカルネットワークに接続します。
私の環境では、有線・無線どちらも利用可能でした。
MacでNDI Virtual Inputをセットアップ
1. NDI Toolsのダウンロード
公式サイトのダウンロードページ(https://ndi.tv/tools/)よりNDI Tools for Macをダウンロードして展開します。
少し下にスクロールしたこのボタン↓
名前やメールアドレス等の入力を求められたあと、ダウンロード可能になります。
NDI DriverとNDI Toolsの2つがダウンロード可能になりますが、NDI Toolsのみで大丈夫です。
「NewTekNDIToolsForMacOS.dmg」というファイルが取得できますので展開します。
2. NDI Virtual Inputのインストール
NewTekNDIToolsForMacOS.dmgの中には複数の.pkgファイルが入っています。
今回必要なのはNewTekNDIVirtualInput.pkgのみです。NewTekNDIVirtualInput.pkgを開いてNDI Virtual Inputをインストールします。
インストールの最後に再起動を求められます。
3. NDI Virtual Inputのセットアップ
Mac再起動後、 アプリケーションフォルダにある「NDI Virtual Input」を開きます。
メニューバーに「NDI」というアイコンが表示されます。ここをクリックすると、利用可能なカメラのリストが現れますので、「NDI HX Camera」を動かしているiPhoneを選択します。
Webカメラとして利用する
この段階で仮想カメラデバイスとしては有効になっており、「NDI Video」という名前のカメラを選択すればiPhoneをWebカメラとして利用できます。
ただし、私の環境(macOS Catalina 10.15.4)だとこのままではZoom(5.0.2)やSkype for Business(16.28.175)で使えませんでした。
セキュリティ上の理由により、仮想カメラソフトウェアの利用が制限されているようです。
(2020/09/14追記:その後、Zoomでは下記操作なしに仮想カメラを利用できるようになりました。バージョン5.2.3で確認しています)
ここでは、セキュリティ条件を緩和してとにかくカメラを動作させる方法を紹介します。使用される場合はみなさんの自己責任のもとお願いいたします。
XcodeのCommand Line Toolsをインストールしていない場合はインストールします:
$ xcode-select --install
仮想カメラを利用したいアプリのcodesignをはずします。以下はZoomの例です:
$ codesign --remove-signature /Applications/zoom.us.app/
Skype for Businessで上記コマンドを実行するにはsudoが必要でした。