概要
私のWSL環境を構築するためのメモです。
手順
1. WSLインストール
こちらの内容はそのまま、Microsoft StoreからUbuntuを検索してインストールします
2. wsltty適応
インストール終了後、wslttyをインストールします。
wslttyは、「mintty」をベースに開発された端末エミュレータ-です。
細かい内容は省きますが、カラースキームなどが設定できたり、気の所為かもしれませんが、描画速度もデフォルトのターミナルよりは早い気がします。
インストール手順は、下記のURLからインストーラをダウンロードしインストールするだけです。
「mintty/wsltty」のダウンロードページ(GitHub)
3. homebrewのインストール
2019年2月2日から正式にサポートが開始されたhomebrewをインストールします。
ぶっちゃけaptでも十分なのですが、Macを使用している際はhomebrewを使用していることもあり、今後に期待ということでインストールします。
インストール手順は以下のコマンドを実行します。
$ test -d ~/.linuxbrew && eval $(~/.linuxbrew/bin/brew shellenv)
$ test -d /home/linuxbrew/.linuxbrew && eval $(/home/linuxbrew/.linuxbrew/bin/brew shellenv)
$ test -r ~/.bash_profile && echo "eval \$($(brew --prefix)/bin/brew shellenv)" >>~/.bash_profile
$ echo "eval \$($(brew --prefix)/bin/brew shellenv)" >>~/.profile
$ sh -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Linuxbrew/install/master/install.sh)"
4. zshのインストール
zshをインストールしてログインシェルを変更します。
zshは補完が強力なので非常に使いやすい。
最近、筆者の周りではfishを使っている人が多いですが、私は学生時代からzsh派です。
aptからでもインストール可能ですが、先程homebrewをインストールしたのでそちらからインストールしてみましょう。
$ brew install zsh
$ command -v zsh | sudo tee -a /etc/shells
$ sudo chsh -s "$(command -v zsh)" "${USER}"
$ touch ~/.zshrc
$ echo "setopt no_beep" >> ~/.zshrc
インストールとログインシェルの変更が完了したら、一度shellを再起動してみましょう。
5. openコマンド
私がMacでターミナルを使用するときに最も便利だと思うコマンドのopenコマンドをWSLからでも使えるようにします。
.zshrcに以下のaliasを追加します。
alias open="cmd.exe /c start"
こちらのaliasではWSL固有のファイルシステム上のファイルは開くことはできませんが、やはり便利です。
まとめ
今後も有用なものがあれば追記していこうと思います。
もし、おすすめがあればお教えいただけると嬉しいです。
もっと良くなれWSL!
おまけ(ぼやき)
docker周りが、特にdocker-composeがもっと使いやすくなってくれたらいいな…
あと、応答速度が早くなってほしいですね(aptもですがhomebrewの処理が非常に遅い…)
お願いしますMicrosoft様