Windows10標準の仮想Linux環境Windows Subsystem for Linux1(以下WSLと表記) が着実に進化しています。Unix系のコマンドの豊富な資産がほぼそのまま利用可能な上に(いくつか正常に動作しないものもありますが)、Windows側のファイルシステムの読み書きが可能でWindowsコマンドも呼び出せます。
今回小ネタで、macOSのopenコマンドのようにWSLからファイルを引数として指定してWindows上で開くようなエイリアスを定義してみました。
alias open="cmd.exe /c start"
これを .bashrc 等に定義しておけば、
$ open file-path
で指定したファイルをWindows上で開いてくれます。WSL上のパスを指定してもちゃんとWindowsのパスに変換されます。ただし、Windowsから見えないWSL固有のファイルシステム上のファイルは当然開けません。
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もともと Bash on Windowsという名前でしたが、変更されています。それにあわせて記事の表現を若干変更しています。 ↩