ナゾテックの名前で模型・ジオラマ用のLED電飾コントローラーや配線済みチップLEDの販売などを行っている者です。
想定読者
MicrochipのPICマイコンを使ってる・使いたいと言う人で、プログラムの書き込みに何を使えば良いのか?と悩んでいる方。
または、PicKitは高いな〜って方へ。
目次
製品はこれ
使い方
難点1
どうするのか
難点2
マイコンとの接続
実際にやってみる
Snapの配置
プログラムの書き込み
製品はこれ
秋月電子の販売ページです。
本家には約1800円ほどと書かれますが、秋月で税込2,200円(2026/08)になってます。秋月だと11,000以上買わないと送料無料にならないので、買う時は他のものも一緒に買いましょう。
現在Snap以外の書き込み機は結構高く、Snapが一番安いかと思います。

引用元:秋月電子の販売ページ
日本語の簡単な解説
ユーザーガイド(英語版)
使い方
PCとはMicroUSBで接続します。MacでもWindowsでも使えます。Linuxはやったことないので分かりません。
これを使うには、基本的にMicrochipのMPLABと呼ばれる開発ツールを使います。これがあればボタン一発でマイコンへの書き込みができますし、なんとデバッグ(プログラムを1行ずつ実行しながら動きを確認する等)もできます。
難点1
最大の難点はマイコンへの電源をどうやって確保するか?です。
Snapの写真の下側の黒い部分はコネクタになっていてマイコンとのデータのやり取りをするピンと電源マイナス側だけ用意されています。
画像の右側から
| ピン番号 | 名称 | 用途 |
|---|---|---|
| 1 | MCLR | リセットなどの信号を送る |
| 2 | 未接続 | |
| 3 | GND(VSS) | 電源マイナス |
| 4 | PGD | プログラム書込データ |
| 5 | PGC | プログラム書込クロック |
| 6 | 接続禁止 |
上記のドキュメントでは2番ピンはVDDとなっていますが実際には何も繋がっていません。おそらく電源電圧を選択できるようにしてあるのかと思います。
なので、なんとかしてマイコンへの電源をどこかから持ってこないとダメということになります。
どうするのか
電池とかから接続しても良いですけど安定性にかけるし何より別途用意するのは面倒ですが、よく見るとこのボードには元から電源用の端子が二つ用意されています。

引用元:秋月電子の販売ページ
画像での左上角よりちょっと下あたりに端子が二つ横並びに存在していて、それぞれに「5V0」「3V3」と書かれているのがわかるかと思います。これが実は電源を取り出すことが出来る端子で、「5V0」は5V、「3V3」は3.3Vを取り出せます。
ここのどちらかにケーブルをハンダ付けしそれを下側のコネクタの2番ピンへハンダ付けすれば、楽に電源確保できます。
私は3.3V固定で良かったので、3V3の方からケーブルを接続しました。

ケーブルにピンセット跡などが付いてますが気になさらずに・・
また、中央付近の大きなチップの上にはヒートシンクを乗せています。実は結構このチップが発熱するので、念の為にヒートシンクを追加しました。実際には何もしなくても問題はありません。
難点2
もう一つの難点は「使えるマイコンに制限がある」と言うことです。
と言っても、使えるマイコンも多いのでそれほど問題になるようなこともないかと思います。
下記のPDFにマイコン機種別にSnapが使えるかどうか書かれています。
これ結構でかいファイルですから開くときはWifiの有るところの方が良いかと。
この一覧のタイトル部分に「SNAPP」と「SNAPD」と書かれた欄に"Y"が書いてあればSNAPで書き込みとデバッグが可能です。最低限「SNAPP」だけが”Y"なら書き込みは可能なはずです。
なお、これPDFですからマイコンの型番を検索したい場合はブラウザの検索機能ではなく、PDFの中にある虫眼鏡マークから検索しないとうまくヒットしませんので、ご注意を。
マイコンとの接続
次はマイコンとの接続ですが、Snapのどの端子をマイコンのどの端子に接続するのかは、マイコンによって多少の違いがありますので注意が必要です。
下の3つの図はそれぞれのマイコンのデータシートから引用したものです。
図の中心付近に書かれているのがマイコンの型番です。



各図の書き方が色々ですが、重要なのは「VDD」「VSS」「MCLR」「PGDまたはISCPDAT」「PGCまたはICSPCLK」の端子です。各端子の名称が複数ある場合は"/"で区切られています。例えば「RA5/MCLR/Vpp」などです。
たとえばPIC16(L)F18313の場合は各端子のピン番号は下表の通りです。
| 名称 | ピン番号 |
|---|---|
| VDD | 1 |
| VSS | 8 |
| MCLR | 4 |
| ICSPDAT | 7 |
| ICSPCLK | 6 |
PIC16(L)F1823の場合は各端子のピン番号は下表の通りです。
| 名称 | ピン番号 |
|---|---|
| VDD | 1 |
| VSS | 14 |
| MCLR | 4 |
| ICSPDAT | 13 |
| ICSPCLK | 12 |
PIC16F1827の場合は各端子のピン番号は下表の通りです。
| 名称 | ピン番号 |
|---|---|
| VDD | 14 |
| VSS | 5 |
| MCLR | 4 |
| ICSPDAT | 13 |
| ICSPCLK | 12 |
上記のそれぞれの端子をSnapの対応する端子に接続すれば書き込み可能になります。
実際にやってみる
では実例を紹介しましょう。必要なものは下記の通りです。
・ブレッドボード
・PICマイコン
・MPLAB Snap
・ピンヘッダ
・ジャンパワイヤー
・20KΩの抵抗(5K〜20Kくらいであれば大丈夫)
・MicroUSBケーブル
・パソコン
ブレッドボードについては下記の記事を参考に。
ブレッドボードの使い方の基本
こんなやつなんかが良いかと。
ちょっと大きめですが今後いろいろやってみるのにはちょうど良いかと思います。
ピンヘッダは下記のようなものです。
直線のやつもありますが、私はL字が好きなので今回はこちらを使います。
ジャンパワイヤーはこんなやつです。
ケーブルタイプの方が柔軟に接続可能ですが、ボード上で邪魔になることも結構あります。
抵抗はこの辺でOK。
マイコンはPIC16F1827を使うことにします。特に理由はなく、手元にあったと言うだけです。
このマイコンの場合のピン配置は下記のようになっています。
| 名称 | ピン番号 |
|---|---|
| VDD | 14 |
| VSS | 5 |
| MCLR | 4 |
| ICSPDAT | 13 |
| ICSPCLK | 12 |
Snapの配置
Snapをブレッドボードへ配置・接続します。まず電源部分の接続から。

続いてMCLRの接続。ここで注意が必要なのはMCLRは20KΩ程度の抵抗でVDDと接続しておく必要(プルアップと言います。詳しくは別の機会に)があります。この接続をしてないとたまに書き込み動作ができなくなります。

次にPGDとPGCの接続です。PGDはマイコンのICSPDAT=13番ピン、PGCはマイコンのICSPCLK=12番ピンへ接続します。

最後にブレッドボード左右の電源同志を接続します。

これでマイコンへプログラムを書き込む準備は完了です。
実際にはこれの他にLEDやスイッチ、その他の部品をブレッドボードに配置して接続したりします。
プログラムの書き込み
すみません、こちらはまだ書けていません。近々掲載予定です。
