記事の流れ
- MCPとは何か
- AWS MCP Serverとは
- AWS MCP Serverで何ができるのか
- どういう仕組みで動くのか
- ただのAPI実行とどう違うのか
- メリット/注意点
- まとめ
MCPとは何か
MCPは「Model Context Protocol」の略です。
ざっくり言うと、
AIが外部ツールを安全に使うための共通ルール
です。
たとえば普通のChatGPTは、「S3バケットを作って」と言われても、実際にはAWSを操作できません。
なぜならAWSへ接続する仕組みを持っていないからです。
そこで登場するのがMCPです。
MCPを使うことで、AIは外部サービスと接続できるようになります。
イメージするとこんな感じです。
AI(Claudeなど)
↓
MCP Server
↓(ナレッジツールetc...)
AWS API
つまりMCP Serverは、
AIとAWSの 「橋渡し」 の役割を担っています。
AWS MCP Serverとは
AWS MCP Serverは、
AIがAWSサービスを安全に操作するためのAWS公式MCPサーバー
です。
AWS公式では、AIエージェントがAWSサービスへ「安全」「認証付き」でアクセスするための仕組みとして説明されています。
ちなみにAWS MCP Server 自体に追加料金は発生しません。エージェントが作成・利用した AWS リソースおよびデータ転送料金のみが課金対象となります。
AWS MCP Serverで何ができるのか
例えばAIにこんなお願いができます。
- 「S3バケット作って」
- 「Lambdaをデプロイして」
- 「CloudWatchログを調べて」
- 「VPC構成を確認して」
- 「コストが高いリソースを探して」
するとAIがAWS APIを呼び出して実行します。
自然言語 → AWS操作が可能となります
今までは、
- AWS CLI
- Terraform
- CloudFormation
- マネジメントコンソール
などを覚える必要がありました。
でもMCP Serverを使うと、「やりたいこと」を日本語で伝えるだけで操作できるようになります。
どういう仕組みで動くのか
シンプル化すると、流れはこんな感じです。
① ユーザーがAIへ依頼
「EC2インスタンス作って」
↓
② AIがMCP Serverへ依頼
EC2作成APIを使いたい
↓
③ MCP ServerがAWS APIを実行
IAM権限を使って実際にAWSを操作します。
↓
④ 結果をAIへ返す
EC2を作成しました
ただのAPI実行とどう違うのか
AWS MCP Serverの価値は、
AIが「AWSの知識込み」で動けること
です。
AWS公式によると、MCP Serverには以下のような機能があります。
- AWSドキュメント検索
- API呼び出し
- ベストプラクティス参照
- 複数ステップの自動実行
- CloudTrail監査ログ
- IAMによるアクセス制御
つまり単なる「コマンド実行」ではなく、
AIがAWSの知識を参照しながら作業できる
のが特徴です。
メリット/注意点
メリット
-
AWS初心者でも操作しやすい
CLIコマンドを覚えなくていい。 -
作業速度が速い
面倒な調査や設定をAIが代行できる。 -
AWSドキュメントを読まなくても進めやすい
AIがドキュメントを参照してくれる。
注意点
-
権限設定
AIがAWSを操作することを前提に権限を付与 -
AIの間違い
AIが意図しないリソースを作る可能性もあります。
まとめ
AWS MCP Serverは、
AIがAWSを理解して操作するための橋渡し役
です。
これまで「人間がCLIを書く」必要がありましたが、これからは「AIへ自然言語で依頼する」形へ変わっていくと個人的に感じています。