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Jiraのエピックバーンダウンがプロジェクトマネジメントを助ける

Last updated at Posted at 2019-07-09

はじめに

以前の記事で、Jiraスクラムボードの簡単な使い方を紹介しました。
今回の記事ではエピックやストーリーポイントを使用し、「エピックバーンダウン」というチャートで
プロジェクトの着地点を見極める方法を紹介します。

準備

今回は「見積もりをする」「実績から終了スプリントを予想する」といったことを実施していきます。
そのために、前もって「エピック」を作成しておきます。
※エピックという概念を知らない、という方はある程度まとまったストーリーの塊だと考えてください。

エピックの作成

エピックはバックログの管理画面から発行できます。
2019-07-08_12h16_28.png
「エピックの作成」から新規作成します。
2019-07-08_12h16_39.png
エピック名と要約を入力し発行します。
2019-07-08_12h17_27.png
エピックに紐付いたバックログは、このように表示されます。
2019-07-08_12h18_24.png

なぜエピックを使用するのか

エピックというものは、ストーリーより大きい単位になります。

図: エピック、ストーリー、バージョン、スプリントの関係を表したもの。図中のtask、subtaskがストーリーに相当する
JIRAによる開発管理 (2).png

複数スプリントにまたがる開発がいつごろ収束するのか、というのはプロジェクトマネジメントにおける関心事の一つですが
エピックバーンダウンを使うことでその予測を立てやすくなります。

エピックの全体像を描く前に、個別のストーリーの見積もりを行っていきます。

見積もりをする

ストーリーポイントの追加

バックログにある「見積もり」の領域がストーリーポイントを入力する箇所になります。
2019-07-08_12h14_32.png

入力します。
2019-07-08_12h14_54.png

エピックバーンダウンを表示する

エピックバーンダウンですが、数スプリントをストーリーポイント付きで完了させたあとに使用できるようになります。

まずレポートを開きます。
2019-07-08_15h46_30.png

続いて「エピックバーンダウン」を開きます。
2019-07-08_15h47_15.png

すると、このような画面が表示され「あと何スプリントでこのエピックは完了見込みか」を確認することができます。
2019-07-08_13h57_54.png

各スプリントでのベロシティが計測されていることが前提ですので、
まずは「ストーリーポイントを入れてスプリントを回す」ことから始めてください。

バーンダウンで先回りしたマネジメントを

今回紹介したエピックバーンダウンを使うことでエピックの開発完了スプリントを予想することができます。
求められているスケジュールにミートしない、途中からストーリーが増えて先が見えない…そんな危険な状況を、エピックバーンダウンはプロジェクトの実績から定量的に可視化してくれます。
スクラムボードを使っている方はぜひ試してみてください。

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