起動直後
思わず「おお…」と声が出ました。
Diaを初めて起動したとき、ディスプレイ全体を使ったウェルカム演出 があり、そのアニメーションがとてもかっこよかったからです。
正直そこまで期待していなかったのですが、予想外にしっかり作り込まれていて、「お、これはちょっと違うぞ」と思わされました。
見終わった後に「あれ、今のもう一回見たいかも」と思ったくらいです(できれば、リプレイ機能ほしい…)
期待とのギャップ
そんな良いスタートを切ったものの、使い始めてすぐに気づいたことがありました。
「…垂直タブ、どこいった?」
Arcで慣れていた人にとっては、垂直タブの存在はかなり大きいと思います。
自分も例外ではなく、縦に並ぶタブの使いやすさがなくなっただけで、こいつは「ブラウザとしての責務を放棄してるな」と思ってしまうほどです笑
少し言いすぎかもしれませんが、それくらいタブの配置って大事な要素なんですよね。
正直、この時点では「他がどれだけ良くても、今は乗り換えないかな」と判断して、ひとまず様子見に。
そして数日後、朗報が届く
そんな折、Diaでも垂直タブが導入されるという情報が!!
現在は一部のユーザー向けに先行提供中で、来週以降には正式に展開される予定とのこと。
これを聞いて、正直ほっとしました。
やっぱり「あったものがなくなる」と使いづらさを感じるので、ここが改善されるだけで使い始めるハードルがぐっと下がります。
ということで、改めてDiaでできることを調べてみました
これから本格的に触りたいという人向けに、Diaの注目機能を4つ紹介します。
1. ページ要約機能
長文Webページの内容をワンクリックで抽出して、重要ポイントだけを短くまとめることができます!
記事全体を読むのは面倒だけど、要点は知りたい時に非常に便利ですね。
対話形式で家庭教師のような使い方もできるので、学習サポートという観点で非常に優れているように感じました。
※ mentionでの要約は英語で出力されることが多いところがちょっと残念。設定で日本語対応できるのかも?知っている方がいたら教えていただきたいです!
2. YouTube動画との連携
- 動画内容の要約
- YouTube動画を開いた状態で、AIに「この動画の要点をまとめて」と依頼すると、動画の内容を自動で要約してくれます。
- 質問応答
- 「この動画で話している〇〇って何?」など、動画の内容に関する質問をAIに投げかけると、該当部分を探して答えてくれます。
- 翻訳や言い換え
英語の動画を日本語で要約したり、難しい表現をわかりやすく言い換えてもらうことができます。 - YouTubeの動画分析
- 動画の視聴データを細かくチェックできます。
- チャプターやトピック抽出
- 動画の主要なチャプターや話題をリストアップしてくれるので、長い動画でも重要な部分だけを素早く把握できます。
- なんと試聴時間のリンク付きタイムラインを作成してもらうことも可能です!
知らないだけで他にも便利な機能がありそうです...!
3. メールの返信支援
メール画面でAIチャットを開き、返信したい内容や条件(例:日程調整、費用の有無など)を入力すると、AIが文面を自動生成してくれます。さらに「Insert」ボタンで、そのままメール本文に挿入できます。
従来のようにAIの画面からコピペする必要がなく、1画面で完結するので、UXがかなり良いですね!
4. タブ情報の横断・比較
Diaでは、複数のタブで開いているページの内容をまとめて比較・整理できます。たとえば、Amazonで複数の商品ページを開いている場合、それぞれの特徴や価格、メリット・デメリットを一括で表や文章にまとめてくれます。また、@マークで参照したいタブを指定し、複数タブの情報を横断的にAIに分析させることも可能です。
この機能はコーディングに活かせるかもしれません。例えば、ライブラリのドキュメントのページを複数開いた上で指示をすることで、完成度の高い成果物ができそうです。
まとめ
ウェルカム演出で心を掴まれ、垂直タブの不在に絶望し、でもアップデートでまた希望が見えてきた。
Diaはまだ発展途中ですが、AIを日常の中で自然に使える設計 が素晴らしく、今後に期待できるブラウザだと思います。
垂直タブが来たタイミングで、もう一度向き合ってみるのも良いかもしれません。
興味を持ってくださった方は是非この機会に触ってみてください👍