はじめに
Anthropicから注目のアップデートがリリースされました。
Claude Code向けの強力な新機能 /loop です。
これまで開発者がPCの前に張り付いて行っていた CI や Pull Request の監視といった作業を、この機能によりAIへ大幅に委譲できるようになります。
検証も兼ねて実務に取り入れてみたところ、「Googleスプレッドシートから不具合の起票を定期取得 → 修正 → PR作成」という一連の作業を自動化することができました。
ルーチンワークをかなり削減できそうなので、ぜひ皆さんも触っていただきたいです。
この記事では /loop の使い方について簡単に解説します。
/loop コマンドの使い方
/loop は、Claude Code内で特定のプロンプト(指示)を定期的に自動実行させるための画期的な機能です。
間隔とプロンプトを渡すだけで、バックグラウンドで Claude が Cronジョブとしてタスクを実行し続けます。
これにより、AIが自律的なエージェントとしてあなたの代わりにシステムを監視してくれるようになります。
構文
/loop <間隔> <プロンプト>
/loop <プロンプト> every <間隔>
/loop <プロンプト> # 間隔省略時はデフォルト10分
対応する時間単位
| 単位 | 意味 | 備考 |
|---|---|---|
s |
秒 | 内部が cron(1分粒度)のため、1分未満は1分に切り上げ |
m |
分 | |
h |
時間 | |
d |
日 |
割り切れない値(7m, 90m など)は最も近いクリーンな間隔に丸められる。
※ 内部的には CronCreate, CronList, CronDelete ツールが使われる。
動作仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| スコープ | セッション限定(Claude Code を閉じると消える) |
| 有効期限 | 作成から3日で自動削除 |
| 実行タイミング | Claude の応答中は割り込まず、ターンの合間に発火 |
| 最大タスク数 | 50タスク/セッション |
| ジッター | 間隔の最大10%(上限15分)の遅延が入る。単発タスクは最大90秒 |
| タイムゾーン | ローカルタイムゾーン(UTC ではない) |
タスク管理
自然言語で一覧の確認・キャンセルが可能です。
スケジュールタスクは何がある?
デプロイの定期確認をキャンセルして
活用例
通常のCronのように単に、決まった時間に同じコマンドを叩く、というだけではありません。
AIがその都度状況を読み取り、判断を伴うタスクを定期的にこなせる点に最大の魅力があります。
1. PRの自動監視と自動修正
自分のPull Requestを監視させ、CIのビルドエラーやレビュアーからの指摘がついた際に、自動で修正を試みさせることができます。
/loop 私のすべてのPRを監視して。
ビルドエラーを自動修正してください。レビューコメントがついたらworktreeエージェントを使い、並列で修正してください。
2. 外部サービスからのタスク自動取得と対応
LinearやGitHub Issues、NotionなどのMCPと連携すれば、自分に割り当てられたタスクを定期的にチェックし、実装・修正をさせることも可能です。
/loop 1h LinearのMCPを使用して、以下の手順でバグ修正の自動化タスクを実行してください。
1. 自分にアサインされている「未着手(ToDo)」ステータスのバグチケットを検索する
2. 該当チケットが見つかった場合、ソースコードを調査してバグを修正する
3. 修正完了後、以下の設定でPull Request(PR)を作成する
Assignee: 自分
Reviewer: ⚪︎⚪︎さん
本文: pull_request_template
4. PR作成後、該当するLinearチケットのステータスを「レビュー中(In Review)」に変更する
1回限りのリマインダーも可能
/loop コマンドを使わずに、自然言語で特定の時間に1回だけ発火するタスクをスケジュールすることも可能です。
このように指示するだけで、Claudeが自動的にCron式を生成し、時間になると一度だけ実行してタスクを自己削除してくれます。
まとめ
/loop コマンドの登場により、Claude Codeは単なる対話型のコーディングアシスタントから、自律的にプロジェクトを支援する頼もしいエージェントへと進化しました。
日々の開発プロセスに今すぐ組み込んで、退屈な監視作業から解放されましょう!
参考文献
- Anthropic 公式ドキュメント: Run prompts on a schedule
https://code.claude.com/docs/en/scheduled-tasks
