はじめに
IntelliJ IDEAにはショートカットがたくさんありますが、ショートカットを忘れたり、覚えきれないことがあります。
「Getter と Setter を生成したい」と思っても、ショートカットがでてこないときがあります。そんな時に便利なのがコマンド補完です。
コマンド補完を使えば、エディタ上で .. と入力すると、コンテキストに応じたアクションをIntelliJ IDEAが提案してくれます。たとえば、フィールドしかないJavaクラスを編集している場合、コマンド補完からGetter と Setterを生成できます。
この記事では、Getter と Setterの生成を例に、コマンド補完の使い方を解説します。
実践
public class Person {
private String name; // 名前
private int age; // 年齢
private String email; // メールアドレス
}
この時点ではゲッターもセッターもありません。これらをコマンド補完を使って自動生成していきます。
コマンド補完は、デフォルトで IntelliJ IDEA で有効になっています。
設定>エディター>一般>コード補完で確認することができます。
手順
- クラス内(フィールドの下など)にカーソルを置きます。
-
..(ドットを2つ)入力します。 - 補完候補から "Generate Getters and Setters" を選択します。
- メソッドを生成したいフィールドを選択し、OK をクリックします。
結果
以下のコードがコマンド補完で生成できます。
public class Person {
private String name;
private int age;
private String email;
public String getName() {
return name;
}
public void setName(String name) {
this.name = name;
}
public int getAge() {
return age;
}
public void setAge(int age) {
this.age = age;
}
public String getEmail() {
return email;
}
public void setEmail(String email) {
this.email = email;
}
}
まとめ
標準的なコード補完(変数名やメソッド名の提案)とは異なり、コマンド補完はIDEのアクションそのものを提案してくれます。
.. と入力すると、現在の状況(コンテキスト)に応じて以下のようなアクションが表示されます。
- コード生成: ゲッター/セッター、toString、コンストラクタなど
- リファクタリング: 名前変更(Rename)、シグネチャの変更など
- クイックフィックス: インポートの追加、Nullチェックの追加など
この機能は、たくさんあるショートカットを暗記していなくても、.. さえ打てばIDEの機能をより広く、効率的に使いこなせるようになります。
ぜひお試しください。
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参考資料
