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Claude Code を Jetbrains IDE の中で動かす、無料プラグイン「Air Alpha」を使ってみた

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Last updated at Posted at 2026-09-11

はじめに

Claude Code と Codex CLI をターミナルで使っていて、エージェントの変更をエディター/IDEでコードを読み、別ウィンドウのターミナルで指示を出し、書き換わった差分を見るためにエディター/IDEに戻る、という往復をしていませんか。
同時に複数のエージェントを走らせていると、どのウィンドウがどのタスクなのか、どれが入力待ちで止まっているのかが分からなくなります。

2026 年 9 月 2 日に、JetBrains の公式ブログに JetBrains IDE を AI エージェントのコクピットに: Air Alpha を試してみよう という記事が出ました。
ローカルにインストール済みのエージェントを JetBrains IDE の中で動かせるプラグインだというので、実際にインストールして使ってみました。

Air Alpha とはなにか

IntelliJ ベースの IDE の中から、ローカルにインストール済みのエージェントを使うためのプラグインです。

  • Claude Code
  • Codex
  • Junie
  • ACP(Agent Client Protocol)対応エージェント

インストール済みのものを自動検出して、GUI チャットまたは TUI で起動できます。
利用者が選んだエージェントと JetBrains IDE をつなぐことができます。

名前に付いている Alpha は提供段階のことで、public alpha として出されています。

JetBrains Air との違い

JetBrains Air は独立したデスクトップアプリで、Air Alpha は IDE の中に入るプラグインです。

Air Alpha JetBrains Air
実体 JetBrains IDE の中のワークスペース 独立した Agentic Development Environment
入手経路 Marketplace(plugin 33314) 公式サイト / JetBrains Toolbox App
対応環境 JetBrains IDE 2026.2 系 macOS / Windows / Linux
どちらが主か IDE が主。エージェントを IDE に持ち込む エージェントが主。コードを見る画面も Air が持つ
実行環境の選択 セッションをプロジェクトと worktree をまたいで扱える Local Workspace / Git Worktree / Docker / Cloud の4種から選ぶ
価格 無料 無料(プレビュー)

Air Alpha は普段の IDE の作業にエージェントを足すもので、コードを読むのも差分を見るのも IntelliJ IDEA のままです。

IDE から離れたくないなら Air Alpha、タスクを投げて並列に走らせることが主目的なら JetBrains Air、という使い分けができます。

JetBrains Air は以前に記事書いているので、よければそちらもご参照ください。

JetBrains Air のエージェント複数作業と、エージェントレビュー機能
Git Worktree で独立した2タスクを並列に走らせた話と、Review with Agent が並行処理のバグを指摘した

実装はCodex、レビューはClaude、JetBrains Airでクロスエージェントレビュー
実装とレビューでエージェントを変えると、指摘の種類そのものが変わる

AI Assistant との違い

観点 Air Alpha AI Assistant
扱う範囲 エージェントのセッション エージェント + エディタ内の AI 支援(インライン補完、Next Edit Suggestion、コミットメッセージ・ドキュメント・テストの生成など)
エージェントの実体 ローカルにインストール済みの CLI を検出して、そのまま起動する JetBrains 側が統合したエージェント(Junie / Claude エージェント / Codex など)を IDE の UI から使う
起動の形 GUI チャットとターミナル(TUI)を選べる IDE 内の UI

どちらかがもう一方の上位互換という関係ではないので、選ぶ軸は「何を IDE に寄せたいか」だと思います。
ターミナルで組み上げた CLI の運用(設定ファイル、スキル、独自のフロー)をそのまま持ち込みたいなら Air Alpha の作りが合います。
インライン補完やコミットメッセージ生成まで含めて IDE の AI 機能を使うには AI Assistant の範囲になります。
両方入れておいて、補完は AI Assistant、長い作業は Air Alpha のセッションに投げる、という併用もできます。

プラグインのインストール

  1. 設定 | プラグイン を開く
  2. Marketplace タブで「Air Alpha」を検索する
  3. インストール をクリックする
  4. IDE を再起動する
    image.png

複数セッションをまとめて表示する Agent Sessions

IDEを再起動すると、Agent Sessions というツールウィンドウが追加されます。
Air Alpha の入口はここに集約されていて、エージェントを起動するのも、進行中の状況を見るのも、このウィンドウから行います。

  • セッションを始める: 検出されたエージェントを選んで新しいセッションを起動する。プリセットを作っておけば、モデルや Effort レベルまで含めた条件で始められる。
  • 走っているセッションを一覧で見る: 1セッション1行で、エージェントのアイコン・セッション名・変更行数・コスト・経過時間・返答が必要です のバッジが並ぶ。
  • セッションを開く: 行をクリックするとエディタタブとして開く。Open sessions in の設定に従って、GUI チャットかターミナルのどちらかになる。
  • プロジェクトをまたいで見る: 「現在のプロジェクトのみ」をオフにすると、いま開いていないプロジェクトのセッションもプロジェクトごとにグループ化されて並ぶ。
  • 表示を切り替える: メニューとツールバーから、完了セッションの表示・コスト表示・クリックしたときの開き方などを変える。

エージェントとのやりとり自体はエディタタブの中で行い、ツールウィンドウは一覧と起動を受け持つ、という分担です。
CLI をターミナルで直に使っていたときに散らばっていた「どのタスクが走っているか」の情報が、ここに集まります。

image.png

初期設定

おすすめの初期設定をご紹介します。

  • Open sessions in: セッションの開き方。既定は Chat(GUI モード)で、CLI / TUI をそのまま実行したい場合は Terminal。「レビュー用は effort 高め・権限は Ask」「軽い調査用は effort 低め」のように用途別に分けておく使い方ができます。
  • Show session cost in Agent Sessions: 「セッションビュー」内にある。オンにすると Agent Sessions ツールウィンドウにセッションごとの概算コストが出る
  • Agent Sessions ツールウィンドウの位置: 他のツールウィンドウと同様に、好みの場所へ移せる

普段 Claude Code を素のターミナルで使っているので、Open sessions inTerminal にしました。
エディタタブの中にターミナルが開いて、そこで CLI がそのまま動きます。

image.png

コスト表示は最初にオンにしておくのがおすすめです。エージェントやモデルを変えたときの比較に使えます。
image.png

IDE MCP サーバーを有効にする

これは Air Alpha 本体の設定ではありませんが、併せてやっておきたい追加設定です。
エージェントに IDE のコード解析機能を使わせるための構成です。

  1. 設定 | ツール | MCP サーバー を開く
  2. 「MCP サーバーを有効化」をオンにする
  3. 「クライアントの自動構成」で、使うクライアントの「自動構成」をクリックする
    image.png

最後まで進めると、クライアント側の JSON 設定が自動更新されます。
MCP Server プラグインは 2025.2 以降の IntelliJ IDEA などに標準でバンドルされていて有効なので、表示されない場合は 設定 | プラグイン | インストール済み で無効化されていないか確認します。

エージェントに IDE 側の検索やシンボル解決を使わせられるので、コンテキストとトークンの使い方が効率化されます。

使ってみてわかったこと

クイックプロンプトのコンテキスト追加

クイックプロンプト(Ctrl キー2回押し)を使うと、コード選択が自動的にコンテキストとして渡されます。
公式ブログで説明されているのはここまでですが、実際に開いてみると渡せるものは2系統に分かれていました。
メニューから手動で選ぶものと、IDE の状態から自動で載るものです。

手動での追加

メニュー項目 内容
ファイル… プロジェクト内のファイル・フォルダ(サブメニューで絞り込む)
Upload from Computer… ローカルのファイルを選んで添付
Context from Screen… 画面またはウィンドウのキャプチャ
コミット… VCS のコミット
Skills Agent Skills を指定して渡す(サブメニューあり)

image.png

自動で載るコンテキスト

自分で選ばなくても載るほうです。Marketplace の説明では、次のものがコンテキストとして扱われるとされています。

  • 選択範囲
  • ファイル
  • シンボル
  • テスト結果
  • VCS の変更
  • コンソール出力
  • スクリーンショット

よかったかこと

コードとエージェントをひとつタブないで左右に並べられる

セッションはエディタタブとして開くので、他のタブと同じように分割できます。
左にコード、右にエージェントの CLI という並びにしておくと、エージェントが書いた差分をその場で確認できます。

これまでは、ターミナルで指示を出してから IDE に切り替えて差分を見に行っていましたが、同じ画面に並べると、

  • 書き換わった瞬間に左側で見えるので、ウィンドウを切り替える動作がなくなった
  • エージェントの出力が長くなってもコードを見失わない

image.png

セッションごとに分かれていて、コストも出る

Agent Sessions ツールウィンドウに、セッションが1行ずつ並びます。
行の左端にはエージェントのアイコンが付くので、どのタスクをどのエージェントに投げたのかが一覧で分かります。
手元では Claude と Codex のセッションが混在した状態で並んでいました。

タスクごとにセッションを分けておけば、どれが走っていてどれが返答を待っているのかを1箇所で追えます。

セッションごとのコストが可視化されるのもよかった。

image.png

複数エージェントの並列で動かしているときに便利

数エージェントの並列で動かしているときに、ウィンドウが増えるとわからなくなることがあります。

探しているタスクを複数ウィンドウを開いて確認するしかない場合だったり、片方が入力待ちで止まっていても、そのウィンドウを見に行くまで気づけないことがあります。

Agent Sessions の一覧でみれることで、
セッション名でタスクが分かり、アイコンでエージェントが分かり、返答が必要です のバッジで回答が必要なセッションがわかります。

切り替えはツールウィンドウの メニューに並んでいます。

メニュー項目 内容
現在のプロジェクトのみ(Show Current Project Only オフにすると全プロジェクトのセッションが並ぶ
Show Outgoing Commits ワークスペースや worktree ごとの未 push コミットを表示する
エージェント動作中のシステムスリープの防止 既定でオン。レビュー待ちの間もスリープさせない
Open Sessions in Terminal 新規・再開のセッションを Chat ではなくターミナルで開く
Open Session View in Dedicated Frame セッションを専用ウィンドウで開く
Open Sessions on Single Click シングルクリックでプレビュータブとして開く
Reset Changed File Assignments 手動で割り当てた変更ファイルを破棄し、エージェントのログから作り直す

他のプロジェクトのセッションもまとめて見られる

設定の「現在のプロジェクトのみ」をオフにすると、いま開いていない他のプロジェクトのセッションも、プロジェクトごとにグループ化され一覧に並びます。

たとえば worktree は別ディレクトリなので、IDE 上は別プロジェクトとして開くことになりますので便利かと思います。

設定側にも、複数プロジェクトをまたぐ運用向けの項目がありました。

設定 内容
Use a dedicated frame セッションを専用ウィンドウで開く。オフなら元プロジェクトのウィンドウで開く
Color session tabs by source project セッションタブを元プロジェクトの色で塗り分ける(専用ウィンドウで有効)
Pin new session tabs 新しいタブを先頭に固定し、Close All Other Tabs の対象から外す

別プロジェクトのセッションを、いま開いているウィンドウのタブで開ける

一覧に並んだ他プロジェクトのセッションをクリックすると、いま作業しているウィンドウのエディタタブとして開けました。

  • 返答待ちへの対応: プロジェクトを跨いでセッション一覧の 返答が必要です を見つけたら、そのままクリックしてタブで開いて返答できる。
  • ウィンドウ探し: 別プロジェクトの作業を見るために Alt+Tab でウィンドウを探す、あるいは ファイル | 最近のプロジェクト から開き直すがなくなる
  • 並べて読む: エディタタブなので分割できる。いま開いているプロジェクトのコードを左に、別プロジェクトで走っているセッションを右に置ける

まとめ

導入からエージェント並列運用まで通して、

  • 導入は Marketplace から検索して入れて再起動するだけ。プラグイン本体は無料で、手元の CLI が持っている認証をそのまま使えるので、すでに Claude Code や Codex CLI をターミナルで使っている人が試すハードルは低い

  • 一番よかったのが Agent Sessions の一覧化。どのタスクをどのエージェントに投げたか、いくらかかっているか、どれが返答待ちかが1画面に並ぶ

ナットウシステムからのお知らせ

弊社は JetBrains 製品に関するご質問、ご相談等を受け付けております。弊社のXまたはメールでご連絡ください。

参考

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