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IntelliJ の Next Edit Suggestions で Tab 連打がはかどる

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Last updated at Posted at 2026-05-22

はじめに

Spring Boot のサービスクラスで userId というパラメータを accountId に直す作業をしていた。

verifyUser(Long userId, ...)userId を書き換えると、「他にも userId を受け取ってる場所、いくつあったっけ?」という追跡タスクが始まった。

Rename RefactoringShift+F6)を使えばいい場面もある。でも「パラメータ名だけ変えたい、フィールド名は変えたくない」という状況では結局、確認しながら直すことになる。

IntelliJ IDEA の AI Assistant に Next Edit Suggestions(次の編集提案、以下 NES) という機能があって、使ってみました。

NES とは何か

コード補完)は「今カーソルがある場所に次に入力するコード」を予測する機能で、
NES は「行った編集」を見て、「次に直すべき別の場所」を提案する。

コード補完 NES
見ているもの カーソル位置 直前の編集
提案するもの 次に入力するコード 次に直すべき箇所
きっかけ キー入力 編集の確定

補完は「何を書く?」、NES は「次どこ直す?」の機能。

有効化する

設定 | エディター | 一般 | コード補完 | インライン表示 を開いて、「次の編集提案を使用可能にする」にチェックを入れる。

image.png

前提として AI Pro、またはそれ以上のライセンスが必要とのこと。言語セクションで Java(または使用言語)にチェックが入っているかも確認しておくこと。

実際の操作

シナリオ

Spring Boot プロジェクトの UserService.java で、verifyUser(Long userId, ...) のパラメータ名を userIdaccountId手でタイプして書き換える(Rename Refactoring は使わない)。

同ファイル内に updateUserBalance(Long userId, ...)getBalance(Long userId) も存在していて、これらの userId も合わせて直したい。

手順

1. verifyUseruserIdaccountId に直す

普通にタイプして書き換える。

// before
private boolean verifyUser(Long userId, String token) { ... }

// after(手でタイプして変更)
private boolean verifyUser(Long accountId, String token) { ... }

2. 差分プレビューが表示される

書き換えた直後、差分プレビューが表示される。「ここも直すべき場所があるよ」というサイン。

image.png

3. Tab を押す → プレビュー → Tab で適用

Tab を押すと updateUserBalance(Long userId, ...)userId にジャンプして、差分プレビューが表示される。

もう一度 Tab で適用。続けて Tab を押すと今度は getBalance(Long userId) に飛んで、同じく差分プレビュー → Tab で適用。

verifyUser の userId を編集
  ↓ Tab
updateUserBalance の userId をプレビュー → Tab で適用
  ↓ Tab
getBalance の userId をプレビュー → Tab で適用

IDE が自動で次の編集候補に連れて行ってくれます。

4. 直したくない箇所は Esc でスキップ

変更しない箇所では、Esc でスキップ。提案は止まらず次の候補に進む。

キー 動作
Tab ジャンプ → 差分プレビュー表示 → もう一度 Tab で適用
Esc この提案をスキップして次へ

「全部 OK しなければいけない」ではなく、自分が判断する余地が残っている。これが全置換と違うところ。

変わったこと

作業前は関連する箇所を探す必要があった。関連する場所を思い出し、変えるものと残すものを考えながらファイルをスクロールする。

NES を使い始めてから、「ここを直す」という編集の意図だけに集中できて、「次の編集箇所」の追跡は IDE に任せられるようになった。

副次的な効果として、修正漏れが減った。

まとめ

NES は「次に入力するコードを予測する補完」とは別物。「さっき行った編集を起点に、次に直すべき場所」を提案してくれる機能。

「直した1箇所を起点に、関連箇所を Tab で次々と確認・適用していく」という使い方で、「次はどこを直す?」という追跡タスクがなくなります。

設定は 設定 | エディター | 一般 | コード補完 | インライン表示 から。AI Pro 以上のライセンスがあれば今すぐ有効にできる。

ナットウシステムからのお知らせ

弊社は JetBrains 製品に関するご質問、ご相談等を受け付けております。弊社のXまたはメールでご連絡ください。

参考

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