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Google App Engineスタンダード環境でRubyが使えるようになったので早速挑戦してみた

Last updated at Posted at 2019-07-29

はじめに

ご存知かもしれませんが、Google Cloud PlatformでRubyアプリをデプロイする方法として、
- App Engine フレキシブル環境
- Compute Engine
- Kubernetes Engine
などがあります。

今回は新しく App Engine スタンダード環境 がベータで加わったので、スタンダード環境での環境構築とデプロイをしてみました。

二つのApp Engine環境についてですが、スタンダード環境だと無料枠があるのが特徴です。詳しくはリンクを張っておきます。
https://cloud.google.com/appengine/docs/the-appengine-environments?hl=ja

まだベータなのでドキュメントが少かったのですが、今回は承知の上でRuby on Rails 5のアプリをデプロイしてみました。

準備

ローカルからデプロイするにしても、Cloud Shellからするにしても、色々と準備をします。

注意: スタンダード環境ではRuby 2.5のバージョンしか使えないので移行する必要があるかもしれません。

まず、シークレットキーを作ります。

$ rails secrets:setup

assetsもコンパイルしておきます。

$ bundle exec rake assets:precompile RAILS_ENV=production

ここらへんはRuby on Railsの手順通りです。

.gcloudignoreの設定

Rubyと一緒にnodejsなどを使っていたので、node_modulesの中のファイルが多すぎてエラーになってしまいました。きちんと必要ないものはイグノアしましょう。

.gcloudignore
.gcloudignore
.git
.gitignore
node_modules

app.yamlの設定

runtimeruby25に設定します。
また、entrypointを正しく設定しないと動きませんでした。

app.yaml
runtime: ruby25
entrypoint: bundle exec rails s -e production

完成

あとはデプロイするだけです。

$ gcloud app deploy

これでひとまず動作するようになりました。まだ、ベータなので色々と変わると思いますが、Ruby on Railsを気軽にデプロイできるようになったことはうれしいです。
Herokuだと30分リクエストが来ないとスリープしてしまったり、Azureだと自分のドメインを使うのに結構費用がかかったりするので、やはりGoogle Cloud Platformのサービスは良心的だと思います。ありがとうございました!

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