MongoDBオフィシャルブログ : MongoDB 2.6: "今までで最大のリリース"
色々とDisられることの多いMongoDBですがw、$150Mも調達したこともあってノリノリのようです.
以下オフィシャルブログの意訳等.
MongoDB 2.6では、1. 広範囲でのコアサーバー強化、2. 革新的な新しいオートメーションツール、3. 重大なエンタープライズ向け機能の提供を行い、今までで最大のリリースとなった.
With comprehensive core server enhancements, a groundbreaking new automation tool, and critical enterprise features, MongoDB 2.6 is by far our biggest release ever.
大まかに上記三点が変更点のようです.
1. コアサーバー強化
スケーラビリティ改良のためクエリエンジンを全て書き直した.これにより"index intersection"を使った高度なクエリをするための最初のステップになる.
We re-wrote the entire query execution engine to improve scalability, and took our first step in building a sophisticated query planner by introducing index intersection.
index intersectionによって一つのクエリに対して複数のindexが組み合わさるようになりました.今までのMongoDBではクエリに合わせてindexをかなり詳細にコントロールする必要があったので、これはとても重要な変更になりそうです.
これは、2.8で予定されている(ドキュメントレベルロック!を含んだ)大規模な並列性改善の下地となる.
Finally, MongoDB 2.6 lays the foundation for massive improvements to concurrency in MongoDB 2.8, including document-level locking.
粒度の細かいロックは2.8で予定されてるんですね.jira
2. 新しいオートメーションツール
MMS(MongoDB運営の運用向けサービス)が強化される模様です.(あとオンプレでも使えるらしい.)
MMSは35000ユーザーがモニタリングとアラートに使っているが、そこにバックアップとpoint-in-timeリストアが加えられた.
MongoDB Management Service (MMS), which already provides 35,000 MongoDB customers with monitoring and alerting, now provides backup and point-in-time restore functionality, in the cloud and on-premises.
今年後半に予定されるオートメーション機能によりレプリカセットとシャードクラスタをシンプルで作り込まれたインターフェースがらプロビジョニングし、管理する事が出来る.
Automation will allow you to provision and manage MongoDB replica sets and sharded clusters via a simple yet sophisticated interface.
3. エンタープライズ向け機能の提供
認証方式の追加(LDAP、x.509、Kerberos)やセキュリティ強化(TLS encryption).ここは細かい機能追加なのでリリースノート参照のこと.
- 参考
オフィシャルのリリースノート
Oracle's NoSQL nightmare MongoDB goes to version 2.6