Advent Calendar 2017 Plaidの映えある最終日に詰め込まれました、@nashibaoです。去年/今年と、割とチーム系/生産系の本を読んだ時間が多かったので、その中から面白かった順に勝手にランキングで紹介しようと思います。
1位: 高信頼性組織の神経科学(Harvard Business Review)
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"従業員中心の企業文化"を"信頼"というワードで"8つの手法"にシンプルにまとめてくれていて、頭の中が整理される。もともとこういう思考で組織/チーム/個人での最適解を探している人にとっては必読じゃないかな、と思う。HBRの10ページ程度のpaperだけれど、頭の中に常に置いておける。定期的に読まなくては、と思わせてくれたので今年度1位。
2位: ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム
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主にプロダクトを考えるとき/整理するときに読む本だと思うのですが、チーム開発にも使えます。パラレルでチームを走らせたいときには、作業がよく切り分けられていて、それに対するプロダクトメリットをメンバーが容易に想像/確認できると良いと思います。そのときにプロダクトをジョブという観点から整理し切り分けるために読みました。実際今年はパラレルで開発が綺麗にまわった気がします(言い過ぎ)。僕がいうまでもなく名著です。
3位: 濱口秀司のつくり方
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(NewsPicksのbookはbookなのか?いいか、入れちゃおう)
不勉強で濱口秀司さんを初めて知りました。個人的にも何かを考える時のブレインストーミングやなんちゃらキャンバスがクソほども役に立たないな、とこの数年思っていたところですっと入る部分が多かった連載でした。メタな物の考え方、ところにそもそも思考が移れたという意味でも面白かったです。
4位: SPRINT 最速仕事術
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最終的には個人技でしかないな、という思考に落ち着いたのですが、対比的に、数人で非常に短いタームでクリエイティブな作業をすることを推奨するこの本は勉強になりました。この本のやり方はそれはそれで利用できる場面はありそうだな、と思いつつ、ジャンプアップはこういうアプローチでは生まれないのでは?、と思わせてくれた本です。この本からの"濱口秀司のつくり方"の流れが個人的にはしっくり来ました。
5位: 世界一速く結果を出す人は、なぜ、メールを使わないのか グーグルの個人・チームで成果を上げる方法
当たり前のことを当たり前だよね、と書いてくれているけど、意外と日々そうじゃなくなったりする細かい生産性Hackな内容はとりあえず読んどいて損ない。
感想
本からのアウトプットが結構できて、実戦で効果が出るかどうか測れた感触があったのは面白い一年でした。ラディカルに変えて経験に落ちるのでこういうテスタブルなところは実はスタートアップの隠れた良いところかもしれないな、と思いました。それでは良いお年を。