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3DモデルをBlenderでモフモフにしてみる

Last updated at Posted at 2023-07-31

はじめに

こんにちは、マイスター・ギルドのnappleです。

早速ですが、こちらは弊社オリジナルキャラクターの舞星めぐちゃんです。
ポートフォリオ_.jpg
ある日、こちらのようなデフォルメ3Dキャラをぬいぐるみのようなモフモフとした毛並みのある質感に出来たら、更に可愛さが上がり見栄えも良くなるのではないか?とふと考えました。
そこで今回は、3DソフトのBlenderで”フェルトのような生地を作る手法”について記載していきます。

手順

①パーティクルプロパティから、ヘアーを生成

パーティクルプロパティから、パーティクルシステムスロットを追加。

※初回は何もないので、+ボタンを押すと生成されます。
Blender_手順01.jpg

②ヘアーをクリックして、毛を生成

初回ではパーティクルタイプが「エミッター」に設定されているので、右の「ヘアー」に変更。

Blender_手順02.jpg
これでざっくりですが、モデルに毛が生えました。
Blender_手順03.jpg
そして、レンダーの項目内にある、パス「Bスプライン」をチェックする。
Blender_手順04.jpg
これにより、ヘアーが滑らかになります。

③見栄えを確認しつつ、各ステータスを設定

ここでは、放射の項目の数値を5000・ヘアー長を1.3mに設定。

(数はパーティクルの総数、ヘアー長はヘアーの長さ)
Blender_手順05.jpg

④更に細かくステータスを調整

子パーティクルの項目をクリックすると、一番右端に補間という項目が出るので、それをクリック。

ここでは、表示数を30・レンダリング数を60に設定。
更に、下にあるラフの項目で、終焉を0.1・ランダムを0.1に変更。

Blender_手順07.jpg
Blender_手順07.jpg

⑤見栄えを確認

ライトとカメラをシーン内に作成して設置し、レンダーエンジンをEeveeからCyclesに変更。

そして、デバイスをGPU演算に変更。

Blender_手順07.jpg

⑥出力

レンダーから画像をレンダリングする。

Blender_手順08.jpg

レンダリングしたもの
F.png

S.png

B.png

まとめ

Blenderに限らず、3Dソフトで毛などのエフェクトを扱う際は、極端にデータが重くなります。 レンダリングによる画像作成には適していますが、それ以外にはあまり向いていません。 ですので、用途に合った仕様で制作するのが最適です。
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