はじめに
こんにちは、マイスター・ギルドのnappleです。今回は3DソフトのMayaとBlenderの比較について記載していきます。
今まで3D案件で使用されるソフトは、企業ではMayaや3dsMaxが主流でしたが、近年ではBlenderも注目を浴びています。
そこでMayaとBlenderどっちが良いかという悩みをよく見かけた為、実際に使ってみて感じたメリットとデメリットを下記に記載してみました。
Blender
メリット①無料CGソフトにも関わらず、モデリング・UV編集・アニメーション・レンダリングが可能
②更に動画編集が可能(動画を繋ぎ合わせる他、BGMも付けられる)
③読み込める拡張子が豊富(出力も然り)
④秒でソフトが起動する上、作業中に落ちにくい
⑤Mayaにはないリアルタイムレンダリングやグリースペンシル等、独自の便利な機能がある
⑥Unityとのやり取りがし易い
デメリット
①UIや操作が他のソフトと比べて独特なので、初心者だと慣れるのに時間がかかる
②アップデート時に、旧バージョンのものをアンインストールしてからじゃないと新バージョンを使用できない
更に、Blenderについて詳しいメリット・デメリットが記載されているサイトがありますので、下記に紹介しておきます。
https://bookyakuno.com/47-2/
https://cad-kenkyujo.com/what-blender-can-do/
Maya
メリット①使用している会社が圧倒的に多い
②ゲームや映像制作に向いている
③モデリング・アニメーション機能が豊富で、Blenderにはない法線編集等の独自の便利な機能がある
④他Autodesk社製品のソフトと互換性がある
⑤mel(スクリプト)が作成できると、作業の幅が広がる(但し、プログラミングの知識が問われる)
デメリット
①ソフトの金額が高額の為、気軽に利用し辛い
②作業中に急に落ちることが多々ある
③プラグインが少ない為、より良い作業状態にしたい場合はプログラムの知識が必要
④エクスポートができても、インポート出来ない拡張子がある
まとめ
どちらがいいかと言われると、コストを押さえたいのであればBlenderがオススメです。ただ、どちらにせよ3DCGは覚えることが多い為、BlenderにしろMayaにしろ習得の難易度は同じくらいです。
一方Mayaで作業された経験のある方は、MayaとBlenderのショートカットの違いで最初は非常に混乱することはあるものの、基本的な機能は揃っているので慣れれば問題ないかと思われます。
その上で仕事の内容や状況に合わせて、自分のやり易い方で作業していけば良いかと思われます。