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Prometheus

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Last updated at Posted at 2026-02-01

Prometheusとは

Prometheus は 「システムやアプリの状態を“数値(メトリクス)”として定期的に収集し、 時系列で保存・分析するための OSS 監視ツール」 です。

CPU 使用率、メモリ使用量、リクエスト数、エラー率などを リアルタイムに近い形で把握することを目的としています。

Prometheusは何をするツールか

Prometheus が扱うのは、次のような 数値データ(メトリクス) です。

  • CPU 使用率
  • メモリ使用量
  • リクエスト数
  • エラー率
  • レイテンシ(応答時間)

文章データを扱うログとは異なり、「数値の変化」を継続的に観測することに特化しています。

ログ監視との違い

Prometheus を理解する上で、ログとの違いは重要です。

観点 ログ Prometheus
データ型 文字列 数値
主な用途 事後調査 監視・予兆検知
エラーメッセージ CPU 使用率
時系列分析
  • 何が起きたかを調べる → ログ
  • 今おかしいか/これから壊れそうかを見る → Prometheus

という役割分担になります。

Prometheusの仕組み

1. metrics を取りに行く(pull 型)

Prometheus は pull 型 の監視ツールです。

  • 監視対象(アプリ・Pod・Node など)が /metrics を公開
  • Prometheus が HTTP で定期的にアクセス(scrape)

返ってくるのは次のようなテキストです。

http_requests_total{method="GET"} 12345
cpu_usage_seconds_total 456.7

2. 時系列データとして保存

Prometheus は、

  • いつ
  • どのメトリクスが
  • いくつだったか

時系列データベース として保存します。
BigQuery のような分析基盤ではなく、監視用途に特化しています。

3. PromQLで問い合わせ

Prometheus には PromQL という専用クエリ言語があります。

たとえば、

  • 直近5分の CPU 使用率の平均
  • エラー率が急増していないか
  • Pod 数が急に減っていないか

といった問い合わせを記述できます。
SQL 経験があれば比較的理解しやすい構文です。

なぜKubernetesと相性が良いのか

Prometheus が広く使われる最大の理由がここです。

Kubernetes 環境では、

  • Pod が頻繁に増減する
  • IP アドレスが固定されない
  • コンテナ数が多い

といった特徴があります。

Prometheus は Kubernetes API を利用し、

  • Pod / Service を自動検出
  • 対象が増減しても自動追従

できる設計になっています。
そのため Kubernetes 時代の監視標準 と言われています。

クラウド依存ではない(AWS / Azure / GCP)

Prometheus 自体は クラウド非依存 の OSS です。

各クラウドでは、運用を簡単にしたマネージド版が提供されています。

クラウド マネージド Prometheus
GCP Google Managed Prometheus
AWS Amazon Managed Service for Prometheus
Azure Azure Monitor managed Prometheus

中身は同じ Prometheus で、
違いは「誰が運用するか」だけ

Prometheusがやらないこと

  • ログ管理はしない
  • トレース(OpenTelemetry)は主目的ではない
  • BI / 集計分析用途ではない

Prometheus はあくまで 監視・可観測性のためのツール

Grafanaとの組み合わせ

Prometheus

  • 数値(CPU・メモリ・エラー率など)を集める

  • 時系列DBとして保存する

  • PromQLで問い合わせる

Grafana

  • Prometheus に問い合わせる

  • 取得した数値をグラフ・表・ゲージで表示する

  • ダッシュボードとしてまとめる

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