はじめに
JCSQE 初級ソフトウェア品質技術者資格試験の受験申し込みが始まりました!
開催予定 : 2020年6月13日(土)
申込期間 : 2020年3月2日(月)~5月8日(金)15:00(予定)
➡ ということで早速、申し込みました!
リンク: JCSQE 初級ソフトウェア品質技術者資格試験 - 開催情報・申込み
JCSQE 初級ソフトウェア品質技術者資格試験とは?
ソフトウェア品質技術者資格認定の目的
本制度は、すべてのソフトウェア技術者に品質技術を身につけ、実践していくことにより、ソフトウェア品質の向上を実現することを目的としています。
受験の対象
品質保証部門だけでなく、開発者、テストエンジニアなどソフトウェア品質に携わるすべての方を対象としています。
個人としての受験メリット
貴方の “ソフトウェア品質力” が第三者(日本科学技術連盟)から認定されます。
受験をきっかけに、SQuBOK Guideを勉強することになり、ソフトウェア品質に関する知識を高めることができます。
外部に対して、専門知識を有していることを証明できます。
企業としての受験メリット
企業体質の強化、改善につなげることができます。
全社にソフトウェア品質の考え方を啓蒙・普及する一助となりえます。
人事制度、資格制度などとリンクさせることにより、計画的な人材育成が可能となります。
社員の能力開発が期待でき、相乗効果が期待できます。
取引先に対して、自社で “ソフトウェア品質力” を有している人材がいることを強調できます。
なぜ初級ソフトウェア品質技術者資格試験を受けるのか?
理由1: 品質保証についてOJTで学ぶには限界がある
OJTで学ぶ限界については、最近受験したJSTQB Foundation Levelの学習・試験受験の目的でも同じことを言っていますが。
- OJTで、必ずしも必要な知識を教育してもらえるわけではない。
- OJTや社内教育では、社内基準・社内の常識を学ぶことができる。しかし、それが必ずしも業界の標準とは限らない。
- 知識は自分で身に着け、業務は知識を実践的に活用し経験に変える機会と考えたほうが良い。
ということで、今回は、初級ソフトウェア品質技術者資格試験に向けて学習することで、ソフトウェアの"品質"や"品質保証"の本質、考え方や技術について学習したいと考えました。
理由2: ハードウェアとソフトウェアの品質の考え方は異なる部分がある
私の会社は組み込み系ということでモノづくり色が強い風土です。それは品質保証の考え方にも少なからず影響しており、ハードウェアの品質保証の考え方がそのままソフトウェアの品質保証のやり方に反映されていたりします。私は品質保証業務を行う中で、ハードウェアとソフトウェアの品質の考え方は性質が違うことをなんとなく感じていました。例えば↓
- ハードウェアは開発対象が目に見えるが、ソフトウェアは目に見えません。目に見えないものの品質の良し悪しをどう判断・保証するのか?という点で、ソフトウェアとハードウェアの性質は異なります。
- ハードウェアは経年変化しますが、ソフトウェアは経年劣化しません。
- etc.
しかし、何がどう違うのか?なにに気を付けたらよいのか?と聞かれると正直、明確な答えを持っていない状態です。ということで、ソフトウェアの品質の考え方や品質保証の進め方について業界の標準を学びたいと考えて学習を始めました。
理由3: ソフトウェアテストと関連の深いソフトウェア品質の考え方・品質保証を学びたい
2020年2月8日にJSTQB Foundation Level試験を受験しました。受験に向けて学習を進める中で、ソフトウェアテストの考え方や進め方、マネジメント方法など学習をしました。また、JSTQB Foundation Levelでは、テストと品質保証の関係(さらに言うとQM、QC、QAとの関係)についても触れられており、密接な関係であること、異なる役割があることまでは認識しました。ソフトウェアテストを学んだ今だからこそ、次はテストと密接に関わる品質保証をしっかりと学ぶ必要があると思いました。
理由4: やっぱり資格として持っておきたい!
資格を取ることは学習する上で一つの目標となり、学習のモチベーションになりますし、納期(受験日)ありきなので、スピード感をもって学習が進められます。
また、資格はスキルの証明になるので、受験を申し込みました。(また、合格すれば社内で自慢できるかも?しれないので。)
予定している学習の進め方
私のそもそもの知識は?
- 新卒から2年半、ソフトウェア品質保証・ソフトウェアテストを担当
- レビューやテストを業務で実施
- QCサークル活動の経験あり(QC7つ道具は大方使える)
- QAとして入検やValidation(妥当性確認試験)を担当した経験あり
- 現在は社内テストプロセス改善業務を担当
どんな教材で勉強するか?
JCSQE(ソフトウェア品質技術者資格認定)HPにある学習教材を使います!
(3/2(火)時点ですでにすべて購入済み。)
-
Amazonリンク: ソフトウェア品質知識体系ガイド -SQuBOK Guide-(第2版)
- 主参考書籍
-
Amazonリンク: ソフトウェア品質保証入門―高品質を実現する考え方とマネジメントの要点
- 副参考書籍
-
Amazonリンク: 初級ソフトウェア品質技術者資格試験(JCSQE)問題と解説 第2版
- 初級問題集
- 過去の出題内容も一部HPにあり
Qbookに模擬試験も活用 ('20/3/7追記)
QbookでJCSQE模擬試験できるので、活用させていただきます。
- 問題数 20問
- 1問解答毎に答えと解説
- 全解答後は正答率を出してくれる
- 間違えた問題の再チャレンジ可能
- 問題は毎回変わる!
学習の日程感は? 猶予は12週間
予定学習時間 : 6時間/週
- 大雑把に学習 (2週間)
- 全章の内容をざっくり把握(サラ読み)
- 教材
- ソフトウェア品質保証入門―高品質を実現する考え方とマネジメントの要点
- すでに学習済みです。
- 副参考書籍となっているが、ソフトウェア品質保証の要点がまとまっており、薄くて読みやすいので、先に読みました。
- ソフトウェア品質知識体系ガイド -SQuBOK Guide-(第2版)
- まずは、全体をサラッと読む予定です。
- 得意・不得意な内容に目星をつけます。
- 初級ソフトウェア品質技術者資格試験(JCSQE)問題と解説 第2版
- 学習開始時の腕試し演習です。
- これも、得意・不得意な内容に目星をつける目的です。
- ソフトウェア品質保証入門―高品質を実現する考え方とマネジメントの要点
- しっかり学習 (6週間)
- サラ読みで得意・不得意を把握しているので、苦手箇所に時間を多めに当てて学習する予定です。
- 教材
- ソフトウェア品質知識体系ガイド -SQuBOK Guide-(第2版)
- 第1章:ソフトウェア品質の基本
- 第2章:ソフトウェア品質マネジメント
- 第3章:ソフトウェア品質技術
- ソフトウェア品質知識体系ガイド -SQuBOK Guide-(第2版)
- 最後の追い込み(2週間)
- 演習問題を解く・作るを繰り返します。
- 教材
- 初級ソフトウェア品質技術者資格試験(JCSQE)問題と解説 第2版
- 問題数は60問程度なので1日で終わると思います。
- 最低3周はする予定です。(marc0468さん「JSTQB Foundation LevelとJCSQE 初級のまとめと勉強法」の学習方法を参考にさせていただきました。)
- 問題を作り変えて繰り返し演習をする予定です。
- 初級ソフトウェア品質技術者資格試験(JCSQE)問題と解説 第2版
- 過去問
まとめ
- JCSQEの受験があります!受けます!
- 受験日:2020年6月13日(土)
- 受験申し込みが始まりました!
- 2020年3月2日(月)~5月8日(金)15:00(予定)
- 私が受験する理由は以下です。
- ソフトウェア品質保証についてOJTで学ぶには限界がある
- ハードウェアとソフトウェアの品質の考え方は異なる部分がある
- ソフトウェアテストと関連の深いソフトウェア品質の考え方・品質保証を学びたい
- やっぱり資格として持っておきたい!(合格して自慢したい。)
- 私が予定している学習方法は以下です。(猶予:12週間 / 学習時間:6時間/週)
- 大雑把に学習 (2週間)
- 全章の内容をざっくり把握(サラ読み)
- しっかり学習 (6週間)
- サラ読みで得意・不得意を把握しているので、苦手箇所に時間を多めに当てて学習する予定です。
- 最後の追い込み(2週間)
- 演習問題を解く・作るを繰り返します。
- 大雑把に学習 (2週間)
- 私が使用する教材は以下です。
- 最後に
- 受験される方、頑張りましょう!
- 受験経験のある方、ぜひコツを教えてくださいませ!
補足
試験概要
第24回 | 初級ソフトウェア品質技術者資格試験 |
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開催日 | 2020年6月13日(土)10:30~11:30(60分) |
開催地域 | 東京、名古屋、大阪、福岡 他(予定) |
試験料 | 11,000円(税込)※税抜価格:10,000円,消費税10% 1,000円 |
申込期間 | 2020年3月2日(月)~5月8日(金)15:00(予定) |
※2020年3月2日時点の情報です。 |
※ 新型コロナウイルスについての説明もありました。
新型コロナウイルス等の感染症対応について、第24回初級資格試験は、現時点(3/2)では実施する予定です。受験する皆様には、下記事項についてご協力くださいますようお願いします。
1)マスクの着用による咳エチケットへのご配慮
2)手洗い、うがい、アルコール消毒液による感染予防
参考にさせていただいた記事
以上
最後まで、読んでくださりありがとうございました!(^^)/