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JSTQB Foundation LevelとJCSQE 初級のまとめと勉強法

Last updated at Posted at 2020-01-25

はじめに

2019年にJSTQB Foundation LevelJCSQE 初級を受験し両方とも合格しました。
今後受験する人の参考になればと思い、情報をまとめました。

  • 経歴: ソフトウェア開発 6年(C言語)、SQA 3ヶ月。ソフトウェア開発で設計からテストまでを行っていた経験が大きかったと思います。
  • 受験動機: 会社のチームで「ソフトウェア品質に対しての認識レベルをあわせるために、受験しよう!」となったので。

JSTQB Foundation Level

試験概要

ソフトウェアテストについての試験です。「同値分割したときのテストケースとして正しいのはどれ?」といった問題が出題されます。

勉強方法

シラバスは全く読んでいません。

公式テキスト(https://amzn.to/2Fir2Bs)の解説をざっくり読み通し、巻末の問題集と各章の練習問題を3周くらい解いていました。勉強期間は1か月くらいです。

受験後に知ったのですが、スクエアリングサービス(http://squaring.jp/others/index.jsp)というサイトでJSTQBの問題について公開されているので、こちらを利用するのもいいかもしれません。

感想

テキストの例題に全く書かれていない「状態遷移図」からテストケースを検討する問題が出てきたりして焦りました。ただ、問題自体は難しくないので、落ち着いて考えれば解けました。

テスト時間も十分あるので、わからない問題は後からゆっくり解いたりしました。

JSTQBはISTQBに基づいてテストが作成されているため、世界中で同じ基準で話ができます。実際に、海外の会社さんと仕事をするときに役にたっています。

個人で受験する場合は、受験料が高い(22,000円)のがネックかと思います。会社が補助(合格時に受験料とテキスト代)をしてくれたのでとても助かりました。

JCSQE 初級

試験概要

ソフトウェア品質に対する知識を持っているかの確認をする試験です。「PL法についてもっとも適切なものを選べ」といった問題が出題されます。

勉強方法

勉強のモチベーションが上がらず試験1週間前から、初級問題集(https://amzn.to/3mdz3YQ)を繰り返し(3周くらい)解きました。

主参考書籍のソフトウェア品質知識体系ガイド(https://amzn.to/3ma8svY)は購入しましたが、結局使いませんでした。業務には役立っているので、ソフトウェア品質系の仕事をしている人は購入してもいいかもしれません。

こちらもシラバスは読んでいません。

感想

勉強を始めたときからJSTQBに比べ知らない単語が多かったです。勉強を始めたときは焦ったのですが、繰り返し問題を解くことで単語の意味を覚えられ合格できました。

「日本」のソフトウェア品質保証に焦点を当てているので、大企業の方はすんなり理解できる内容だと思います。

試験を受けて、業務で何か活かせたかというと微妙なところです。

今後の予定

初級は取れたので、次はJSTQB、JCSQEともに上位レベルの受験を考えています。上位レベルの試験は3種(JSTQB ALTA(2月)、JSTQB ALTM(8月)、JCSQE 中級(11月))あり、それぞれ年1回の開催です。さらにJSTQBは「業務経験3年以上(業務経歴申請書の提出あり)」が必要です。

またIT検証技術者認定試験(IVEC https://www.ivia.or.jp/item43)にも興味があり、受験を検討しています。

Noteもやっています。

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