はじめに
株式会社SIREの丸山直樹と申します。
マネジメントを中心に、時にはコードも書いたり、他にもプロダクトの成長のために様々な事をやっております。
日本CTO協会ではプロボノとして、協会をドライブすべく活動しております!
日々、日本CTO協会の活動では刺激・学びが多く、ここで得た事を本業に活かすことで様々な成果を得ています。
この感謝の気持ちを少しでもアウトプットできたらな、と今回記事を書く機会を頂きました!
日本CTO協会の4つのバリューになぞって、日々実践していることを書きたいと思います。
日本CTO協会4つのバリュー
Give First / あなたの当たり前は誰かの学び
Think Big, Start Small / 大きく考え、小さく一歩目を踏み出す
Fail Fast, Learn Fast / 早く失敗し、早く学ぶ
Always Day One / 常に初日の気持ちでいる
「当たり前」から脱却できるマインド作り
今までまったく別の領域で働いてきたメンバーが集まってお互いのできることをやって働いています。ですので、物事の進め方から考え方まで、大きく違ったりします。
時にはそれって当たり前の事だよね、と衝突することさえあります。
私は「当たり前」とは、「自分の経験してきた状況での最適解」 と考えるようにしています。なので、他人と「当たり前」が違う事は当然のことであり、そこを理解せずに自分の「当たり前」で物事を進めてしまえば、自分が期待している結果とはズレたものになってしまいます。
「Give First / あなたの当たり前は誰かの学び」 の精神で、まずは自分から「当たり前」を言語化し、お互いの最適解が共有しあえるならば、更に良い選択ができるはずです。
また「より良い選択肢は必ずある」「相手の当たり前には理由がある」と、「Always Day One / 常に初日の気持ちでいる」 ことを念頭におけば更に円滑にコミュニケーションできるはずです。
プロダクトをより良くしていける組織
開発がある程度軌道に乗ってきた頃、特に課題として大きかったのが、開発時に多くのチーム外のメンバーが関わることでリードタイムが大きくなっていた点でした。
開発チーム内のフロー改善だけではどうしようもない状況で、これを改善するには開発関与度が下がるポジションへ移る必要がありました。その分、開発スピードが下がる懸念はありました。
いろいろと悩みましたが、この改善はリードタイムだけでなく、長期的なプロダクト開発に大きな利点があると考えたので、以下の2点をおさえて開発スピードを保ちつつ、この改善を実行していく事にしました。
- 開発チームが自発的に改善でき、スピードと品質があがっていく。
- やりたいことをたくさんやるではなく、やらないことを決めて、やりたいことの質を上げる。
何から手をつけていいかわからない状況でしたが、まず手始めに 「Think Big, Start Small / 大きく考え、小さく一歩目を踏み出す」 で「コードを書かない」という一歩を踏み出してみました。
すると「困ったら自分が書く」という選択肢が取れなくなり、「困った」状況を作り出さないために根本的なところに手を入れるしか手段がなくなり、やるべきことが見えてきました。
「やらないことを決める」や「困ったを作らない」ためには、「Fail Fast, Learn Fast / 早く失敗し、早く学ぶ」 の精神で、とにかく早く失敗を見つける必要がありました。
それらを検知できるデータをとにかく可視化して、自動的にアラートが発見できるようにしたり、失敗を見つけたときにどのように対処するか?などフロー整備もする必要がありました。
まとめ
以上のようなことを日々実践し、組織づくりに励んでいます。
常に変化していく時代で、さらに、新しいことを生み出し、価値を継続的に提供し続けるためには、変化し続けられる組織であることは不可欠だと考えています。
そして、変化するということは決して苦しいことではなく、飽きずにワクワクしながら過ごすことができるかなと。
そのために、まずはGiveFirstで、自分から自己変革の見本となっていくのはどうでしょうか!
ここまで読んで頂いてありがとうございました!
自分の考えを整理する良い機会になったなと思っています。