5
4

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

「これ、全部書くんですか…?」バーコード貼付記録をデジタル化!

Posted at

こんにちは。小売業で野菜・果実を取り扱っています。
私の会社では商品にバーコードを貼る際に、日時・産地・製造数・製造者などの詳細を記録したカードを作成する必要があります。これが一部商品では無く、自店でバーコードを貼った商品のほぼ全てに適用される為、かなりの作業負担になっています。

この負担をどうにか軽減出来ないかと思い、AppSheetでアプリ化に挑戦してみました。

使用ツール

・AppSheet
・Google スプレッドシート

完成動画

作成手順

Google スプレッドシートからアプリを自動作成

まずはGoogle スプレッドシートに項目を打ち込みます。
今回は簡略化する為に実際の物より項目を減らしています。

スクリーンショット (68).png




「Extensions」 の 「AppSheet」 の 「Creat an app」をクリックします。

スクリーンショット (69).png

項目を自動で読み込んでアプリが作成されます。

スクリーンショット (71).png



詳細を設定する

左側の「データ」をクリックして編集していきます。
スクリーンショット (73).png

「日付」の横の「TYPE」を「Date」から「DateTime」に変更し、
画面中央を横にスライドして 「INITIAL VALUE」 を「TODAY()」から「NOW()」に変更します。
スクリーンショット (75).png

日付だけだとデータが重複して入力出来ないアラートが出た為、
時間を追加することでこれを解決しました。



製造者の「TYPE」を「Enum」に変更し、左の編集ボタンをクリックします。
スクリーンショット (77).png



「Type Details」の「Values」の「add」をクリックして選択肢(名前)を追加していき、

スクリーンショット (78).png



「Allow other values」にチェックを入れ、「Input mode」は「Dropdown」を選択します。

スクリーンショット (79).png


これで製造者の項目が選択式になりました。
スクリーンショット (80).png

値付者も同様に設定します。



メンバーからの評価

今回は実際に職場のメンバー1人に操作して頂きました。

実際に運用する事はまだ不可能なので、
あくまで、こういうものがあったらどうかという想定の話です。

まずはバーコード貼付管理に関して意見を聞くと、
やはり「めんどくさい」という声が返ってきました。

そこで「こんな感じのアプリがあったらどうですか?」と
私のスマホを渡して試用して頂きました。

すると商品名を入力する場面からすでに少し戸惑いがありました。
詳しく聞いてみた所、以下のような理由でした。


・画面が見ずらい

・そこまでスマホ入力に慣れてない私は入力するより書いた方が楽

・私はいいけど、スマホとかに抵抗ある人もいるからねぇ

確かに、「サニーレタス少量」の入力なんて20回ぐらいタップしないといけないか…
スマホ入力に慣れていて、フリック入力をするとしても時間がかかります。
今回の試用により示された改善余地は以下になります。


・バーコードを貼る商品は限られているので、入力式よりも選択式の方が早いかも。

・更に予測変換の様に選択式の項目が呼び出せれば更に早い。

・スマホが小さい為、UIを見やすくする必要がある。

本来は記録表に実際のバーコードを貼りますが、
アプリ化した場合はカメラ撮影で解決出来るかと思います。

今後に向けて

実現には多くの課題が残されていますが、
今回、試用してみた事で改善点があぶり出されて、
少しでも前進出来たのではないかと思います。

しかし一番の難関は
年齢が上の方のデジタルへの苦手意識ではないでしょうか。
見やすいUI・入力の簡易化を目標に手段を模索していきます。

先日、GlideというノーコードツールはAppSheetに比べて
見た目のカスタムが可能という事を聞いたので、
そちらを使用しての作成もいいかもしれません。

最後まで読んで頂きありがとうございました!

5
4
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
5
4

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?