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この記事は 株式会社TRAILBLAZER Advent Calendar 2024 の12日目の記事です。


こんにちは、株式会社TRAILBLAZER(トレイルブレイザー、以下トレブレ)ソリューション事業部で部長をやっている直井です。アドベントカレンダー三度目の登場になります。

今日は「異文化組織と仕事をするコツ」についてお話したいと思います。
地域、国籍、宗教、性別、人間は千差万別です。同じ日本の会社組織でも、メンバーシップ型やジョブ型の違いがあったりします。
前職から現在まで、様々な文化の異なる組織にいた経験から、こうやって働くと良いよ!というヒントをお話できればと思います。

メンバーシップ型やジョブ型の違いについては、8日目の記事「イノベーションを生む組織作りへの挑戦 ~異なる文化とつながりを活かして未来を創る~」をあわせて読んでもらえると分かりやすいです。

目次

前職の話

前職は公用語が英語なことで有名なEC大手の某IT企業で、アプリケーションエンジニアやエンジニアマネージャーをやっとりました。

英語が公用語なこともあって、開発組織は外国の方がたくさんいました。退職するくらいの時点の感覚ですが、自分がいた開発組織のだいたい6割くらいが外国籍で、その半分くらいは日本語喋れなかった気がします。
さらに、自分の担当組織は日本人が自分だけの時もあったり、日本、海外支社、オフショアと、かなり多国籍だったと思います。

余談ですが、飲み会の企画が大変でした。宗教上の理由で牛NG&豚NG、生魚食べる文化無い、関係無いけど鶏肉嫌い、みたいな感じで、どんな店に行けば良いんだ?ってなってました。ちなみに、モロッコ料理がオススメですw

また、買収も多い会社だったので、買収先の会社に行って、一緒に組織作ったりなんてこともちょいちょいありました。

そんな感じで、前職では、いわゆるダイバーシティだけでなく、同じ日本でも背景や文化の違う組織との仕事も経験しています。

現在の話

弊社トレブレはJR西日本のグループ会社です。
ソリューション事業部は、JR西日本のプロダクト開発を支援・推進していて、ネット系メガベンチャーやスタートアップなど、いわゆるジョブ型の組織出身で複数回転職しているメンバが集まっています。
一方、一緒に仕事をしているJR西日本は新卒採用を基本としたメンバシップ型の組織です。

ということで、現在は同じ日本の会社ですが、文化が異なる組織と仕事をしていることになります。

自分が気をつけていること

こういった経験から自分が気をつけていることをいくつか紹介したいと思います。

汎用的なこと

  • とにかく一回受け入れて理解してみる。
    全ての行動には必ず理由があります。
    自分の経験からすると、受け入れ難かったり、違うんじゃね?って思うことでも、
    相手の意見を尊重して、一回受け入れて理解してみます。
    その結果、流石にそれはねーよってなることもありますが、
    その時にはもう理解できているので、頭ごなしに否定するのではなく、前向きなアプローチが取れます。
  • メリットとデメリットを提示して会話する。
    上記の通り、自分とは違えど、何らかの行動原理が必ずあるので、そこを念頭に置いて会話します。
    何かをやって欲しい時は、その人にとって利があるのか、損にならないかを考えます。
    特にこっちに合わせて欲しい時は、メリットの方に天秤が傾くような提案をします。
  • ハッキリ言う時はハッキリ言う。
    文化が異なるとコンテキストも異なることもあるので、時には多少空気読まないくらいハッキリ伝えることも必要です。
    日本人はハイコンテキストなので、ちょっと苦手な人が多いとは思いますが、
    曖昧な言い方をすると、だいたいその文化の中での常識に合わせて都合良く捉えてしまいがちなので、
    ここは頑張ってみてください。

多国籍&マルチロケーションの場合

  • チーム全員が使える言語で仕事する。
    要するに、英語で仕事します。
    日本人だけだったり、日本語できるメンバだけの会議でも、議事録の共有相手に日本語できない人がいたら、会話は日本語でも議事録は英語で書きます。
    ドキュメントも当然英語で書きます。ビジネス側や協力会社など、英語苦手な人がいたりもするので、日英併記にすることも多かったです。
  • 英語で話す時は諦めない。
    これとても重要。
    繰り返し伝えたり、筆談を駆使したり、とにかくちゃんと理解してもらえるまで頑張ります。
    自分も話すのはそこまで得意じゃないので、心の中で「ゴメン!」って思いながら、何回も説明してました。
  • (開発者向け)表示されるテキストは言語設定ファイルにまとめる。
    日本人向けサービスで日本語表示なのに、エンジニアが日本語分からない、みたいなケースでは、
    PRDや設計時点で、表示テキスト全部に番号などのIDを割り振っておきます。
    IDだけだと訳分からんので、英語で説明も書いておきます。
    実装の時は、IDと表示テキストの組み合わせをまとめた言語設定ファイルを読み込んで表示するようにします。
    こうすると、あんま事故らないです。あと、テストも書きやすいです。
  • 時差がある場合でも、1日1回ハドルやる。
    おはようございますの人もいれば、お疲れ様でしたの人もいる、それでもみんなで集まる。
    スクラムでやっていたのもありますが、デイリーハドルは必ずやるようにしていました。
    ロケーションが一番マルチすぎた時は、HQが日本、エンジニアは東南アジアとヨーロッパ、PDMが中近東、ビジネスの一部がアメリカ西海岸とロンドンでしたw
    日本と東南アジアが一番多かったのですが、ハドルは午後3時スタートでした。
    それでも、早朝寝起き組と夜寝る前組がいたので、流石に合わせきれなかったですね。

書いてみると結構当たり前な内容ですが、意識して実践するのは意外と難しかったりしますね。

締めの宣伝

いかがでしたか?
今回は異文化組織と仕事をするコツについて説明してみました。
異文化組織関係無く使えることが多かったかもですね。

最後に、トレブレでは一緒に働くメンバーを募集中です。
こんな記事でも興味が出たそこのあなた、ちょっとクリックしてみませんか?

ということで、本日の記事はここまで。
読んでくれたみなさん、ありがとうございましたー

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