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DjangoでcookieのSame-Site属性設定

Last updated at Posted at 2020-03-13

背景

2020年2月17日から、Chrome80でSame-Site属性のデフォルト値がNoneからLaxに変更されるということを知らずに生きてきたら、運用サイトで問題が起きて焦りました。
そこで、DjangoでのcookieにSame-Site属性を設定する方法を探っていたところ、Django2と3でも設定の違いがあったので、メモとして残しておきたいと思います。

Django2の場合

パッケージ使用の場合

簡単なのは、パッケージを使用する方法です。
自分のところはまだDjango2を使用していて、django-cookies-samesite というパッケージが便利そうだったので、これを使用してSame-Site属性を設定するようにしました。
https://pypi.org/project/django-cookies-samesite/

設定方法は簡単で、MIDDLEWARE_CLASSESへの追加と、設定ファイルに変数を定義するだけです。

MIDDLEWARE_CLASSES = (
    'django_cookies_samesite.middleware.CookiesSameSite',
    ...
)
SESSION_COOKIE_SAMESITE = 'None'

また、cookie名の設定や強制的に全cookieのSAMESITEを書き換えるオプションも付いているので、便利です。

自分でsamesiteを追加する

自分で追加する場合は、このような形になります。これも簡単ですが、色々なところでcookieを設定している場合には少し面倒かなというところがあります。

response = HttpResponse('OK')
response.cookies[key]['samesite'] = 'None'

Django3の場合

Django3では既存のset_cookieが改善されて、samesiteを渡すことが出来るようになりました。これで大分すっきりしましたね。

response = HttpResponse('OK')
response.set_cookie(key, value, secure=True, samesite='None')

ただし、Django2のようにMiddlewareでの処理ではない為、一つ一つ設定していかないと行けない点は面倒かもしれません。

終わり

あまりchromeを閉じる習慣がない為、自分の環境ではこの問題になかなか気付かずに大変でしたが、修正自体は割と簡単なもので良かったです。

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