※ 本記事は、GitLabでSolution Architectとして日々プロダクトに関わっている立場の筆者から、実務の中で「これは便利だな」と感じている社内ツールを紹介するものです。公式ドキュメントの代替ではなく、あくまで現場目線での紹介になります。(以下本音)
この記事を一言でいうと
- GitLabの新機能を 「どのバージョンから」「どのライセンスで」使えるか を横断的に確認できるツールである「What's new since?」を紹介する。
- これはGitLab社内で実務のために開発されたオープンソースソフトウェアである。
- 定期運用としてバージョンアップしていると気づきにくい機能追加 を、あとからまとめて把握できる。
- バージョンアップ検討、PoC、機能説明における 「調べる時間」を大幅に削減できる。
👉 ツールはこちら
https://gitlab-com.gitlab.io/cs-tools/gitlab-cs-tools/what-is-new-since/
GitLabの新機能を把握することは、意外と難しい
GitLabは毎月リリースされ、多くの新機能や改善が継続的に追加されています。
これはGitLab社で働く自分としても誇らしいポイントですが、正直に言うと追いかけるのは大変です。
私自身、GitLabの機能説明やバージョンアップ相談に関わる中で、
- 定期運用としてまとめてバージョンアップしている
- 特定の機能を目的にバージョンアップするケースは少ない
という状況をよく目にします。
Release Notes を丁寧に読めばすべて書いてありますが、数バージョン分まとめて確認するのは、実務ではなかなか現実的ではありません。
その結果、
「この機能、もう入ってたんですね」
「前から使えたはずなのに、初めて知りました」
といった会話が社内外問わず発生することもあります。
What’s New Since とは何か
What's New Since は、GitLab社内で開発されたオープンソースツールです。(おそらく上記のような体験が過去に社内でもあったのではと推察します。)
指定したバージョン以降について、
- 追加された機能
- 利用可能になったバージョン
- Free / Premium / Ultimate の Tier
などを実務で欲しい観点だけに絞って一覧化しています。
私も実際に、
- 「前回のバージョンアップ以降、何が変わったか」を把握するとき
- PoC や検証前に「このTierで使える機能」を整理するとき
などに、このツールをそのまま使っています。
使い方、使っていて感じること
使い方はとてもシンプルで、
- 現行と新となる GitLab バージョンを指定
- Tier(Free / Premium / Ultimate)やStageなどの条件でフィルタ
これだけです。
「Release Notes を全部読む前に、まず全体像を掴む」という用途では、個人的にはかなり重宝しています。(自分用にフィルタ条件を保存できるとさらに便利だろうなと感じる場面もあり、このあたりはOSSなので、自分もコードコントリビュートしていきたいと思います。)
おわりに
GitLabは進化のスピードが速いからこそ、定期運用としてバージョンアップしただけでも、多くの機能追加が含まれます。ぜひこのツールを活用していただければ幸いです。