「キッズがPCB作成にチャレンジ! 1日目 〜デザインと設計〜」
https://qiita.com/nanbuwks/items/bc3486348a5cb18090fa
の続きです。
2日目 2020年1月26日 約1時間
今回は、コスト削減のために時間のかかる便で届けてもらいました。
また、僕の出張が入ったため2週間空いてしまいました。
パーツを差し込んで
はんだづけして
余った足を切って
動作確認して
ストラップ付けて完成です!
考察
難易度:
今回は、小学6年生および小学4年生で試してみました。PC操作にある程度慣れた二人でしたが、次に述べるネックの点で、中学生以上をターゲットにするか、小学生でもうまくできるような工夫を足すことが望ましく思いました。
ネック:
ツールとして、GIMP と KiCad を使いました。回路図を作ったりパターンを作ったりするKiCadの基本操作は小学生でも十分できるようです。しかしながら
GIMP操作で例えば、「表示」-「表示倍率」-「ウィンドウ内に全体を表示」、
KiCadで例えば、「File」-「New」-「Project」
のような操作を、口頭説明だけでやってもらうには小学生には不安です。直感的なUIを備えた代替ツールがあればいいのですがそちらを望むのは難しいので、テキストを工夫するか、自動化スクリプトなどを用いるようにするのが良さそうです。
PC操作について:
今回、PC の OS として Ubuntu Linux を使っています。しかしながら学校の授業などでは Windows に慣れ親しんでいるのかな?
ツールとして使った、GIMP と KiCad はマルチプラットフォームなので環境による操作の違いは致命的ではありません。しかしながらファイル操作は OS による違いがあります。最初の画像を読み込むところ、最後のZIPを作成するところはOS環境を揃えておき、一斉に「右クリックして〜Compressを選んで〜.zipを選んで〜」というように号令をかけるなどをしないと現実的ではありませんでした。
楽しんだ?:
はんだづけが楽しかったそうで、またやりたい! と何度もせがまれてます。
また作ったものも、ランドセルやリュックに取り付けて使ってもらっていて、気に入っていただけたようです。