F1C100s/200s とは
Alliwinner の超安 Soc 。
メモリ32M(F1C100s) ないし 64M(F1C200s)が内蔵されている。これに以下の部品を追加するだけで、Linux を動かすことができる。
- ストレージとして eMMC チップや SDカード
- 電源
- シリアルやUSBなどのI/O
- コンデンサ
F1C200s は Aliexpressだと3〜400円ぐらいから、F1C100sでなおかつ Taobao だと 100円ぐらいから入手可能。
(キャプチャー上の値段は中国元表記、2020/07/03現在 15〜16円/元)
Makers 界隈では Arduino を元にして、オレオレ基板をつくることがよく行われている。ATMEGA32 チップを使って基板を作るのは CAD 体験としても はんだづけ体験としても、Makers 入門に最適だ。
同じように、F1C100s/200s を使うと Linux の動作するオレオレ基板をさくっと作ることができるようになるのではないか?
基板を作ってみるために、下調べ。
公式ページ
http://www.allwinnertech.com/index.php?c=product&a=index&id=74
製品比較
http://www.allwinnertech.com/index.php?c=product&a=index&pid=4
Linux Sunxi (ユーザーコミュニティ)
https://linux-sunxi.org/Main_Page
Linux Sunxiで公開されているデータシート
- https://linux-sunxi.org/images/b/ba/F1C100s_Datasheet_V1.0.pdf
- https://linux-sunxi.org/images/1/11/Allwinner_F1C200s_Datasheet_V1.0.pdf
違い
F1C100s と F1C200s は以下のような違いがある。
F1C100s | F1C200s | |
---|---|---|
オンチップメモリ | 32MB | 64MB |
Video Playback | 720p | 1080p |
F1C100Sを使った事例
- Sipeed Lichee Nano
公式ページ? http://nano.lichee.pro/
SwitchScience の販売ページ https://www.switch-science.com/catalog/5705/
回路図など https://dl.sipeed.com/LICHEE/Nano/HDK
@sat0ken さんの記事 「Lichee Pi Nano をはじめてみる」
https://qiita.com/sat0ken/items/bdbe149c91349a892013
- Linux名刺
回路図 https://www.thirtythreeforty.net/posts/2019/12/my-business-card-runs-linux/businesscard.pdf
- PocketGo
Allwinner
https://www.slideshare.net/shimadah/allwinneros-65719676
@shimadah さんの「AllwinnerタブレットのOSを作ってみる(中編)」
- Allwinnerやタブレットメーカーは、GPL違反を繰り返している
- http://linux-sunxi.org/GPL_Violations
- ベンダーのKernelにはBackdoorが入っているのではないか?という話がある
- "Allwinner has also been accused of including a backdoor in its published version of the Linux kernel."
- https://en.wikipedia.org/wiki/Allwinner_Technology
今の所 F1C100S/200S ではGPL違反などは確認されていない。