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micro:bit に 導電布をつなげてみる

Last updated at Posted at 2021-03-13

micro:bit にはタッチセンサー機能があります。このタッチセンサーに導電性布をつなげてみました。

環境

  • micro:bit v1.5
  • Arduino IDE 1.8.13
  • Ubuntu Linux 20.04
  • nüno ver.2 TINYキット

nüno ver.2 TINYキット

導電性布として、nüno ver.2 TINYキットを使いました。

「nüno ver.2 TINYキットを使ってみよう」
https://qiita.com/tendots/items/95f4f618c302f1c73fff

「nüno Ver.2 TINYキット サポートページ」
http://newno.info/newno-tinykit/

キット内容

IMG_0789a.png

このうちの、導電布、フレキシブル基板、スナップボタンを使います。

導電性布

image.png

nüno ver.2 TINYキットではデニムっぽい生地なのですが、以前のキットでは上記のようにシマシマの生地でした。シマシマに沿って導電性部分が配置されていて、縦シマシマをタッチしたり、横切るアクションが取れるようになります。

今回使うデニムっぽい生地も、8 チャンネルの導電性バンドがあり、1次元のデータが取得できます。

micro:bit の タッチセンサー

アナログポートの値として取得します。

アナログポートは P0,P1,P2がエッジ部分の丸穴端子にあります。
IMG_20210313_162920329.jpg

ここに触ると反応が出るようになるのですが、ここに導電性布を接続します。

配線

IMG_20210313_164917876.jpg

nüno ver.2 TINYキットでは、ホックを使って接続します。ここでは、ホックにビニール線をねじり留めしました。

IMG_20210313_164936047.jpg

nüno ver.2 TINYキット の布は 8チャンネル使えますが、 P0,P1,P2 に対応するので3チャンネル分配線しました。

IMG_20210313_163236738.jpg
micro:bit 側も同様にねじり留めします。

IMG_20210313_163211756.jpg

全体図です。
IMG_20210313_163138374.jpg

コード

image.png

まずは机上でテスト。

Arduino のIDEから、シリアルモニターで流れてくるデータを確認します。

image.png

このような、CSV形式のデータだとシリアルプロッタで表示できます。

image.png

データが来ているので、触ってみます。
IMG_20210313_163240353.jpg
image.png
うーん、反応がないことはないけど、全然ダメ・・・

裏返してみました。
image.png

IMG_20210313_163252912.jpg

顕著に取れてますね!

ウェアラブル状態

腕に乗せて使えるかどうか試してみました。

image.png
スワイプしたところです。

image.png
タップしたところです。
image.png
ダブルタップが取れてますが、スパイク形状にゆらぎがありますね。

ピンチしたところです。
image.png

青の反応が悪いですね。ソフト処理でピンチ取れるかどうかはチャレンジですかね。

考察

元々の nuno キットは、静電容量センサを使っています。
静電容量センサだと表面・裏面の差は今回のものほどありませんが、micro:bit では表と裏で顕著な違いがありました。

恐らく micro:bit はアナログ電位を見ているだけなので、導通を取得しているような形になります。

なお、元々の micro:bit の導通センサーはGNDとアナログポートを両手で持つ形式なのした。GNDを接続せずにできるかな・・・と想いましたがうまくいきました。

ただし実験環境でかなり変動がありそうです。継続して実験してデータを取っていきたいです。

また、取得したデータは波が乗っています。拡大すると・・・

image.png

10秒で250サンプル、50程度の波があります。これは交流電源のハムノイズと考えられます。ローパスフィルターなどをうまく入れたほうがいいかもですね。

発展

これを活用して、以下のようなことにチャレンジできるかも知れません。

micro:bit は Bluetooth でスマホへ接続することができるので、スマホ連携のプロトタイプを作成していきたいですね。

また、今回は 3チャンネル でデータを取りました。これは micro:bit のタッチセンサとなっている丸ホール端子が P0,P1,P2 の3つということからですが、丸ホール以外の端子として P3,P4があります。これを使うと 5チャンネルのデータが取れるようになり、応用の幅が広がります。

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