(夏休み企画 14/20)
はんだごてを Hack していろいろ楽しいことをしようとしています。Hack のベースとなるはんだごてとして、ステーション型ハンダゴテキットを組み立てます。
https://item.taobao.com/item.htm?spm=a1z09.2.0.0.690d2e8duGSIyi&id=546521948006&_u=e1ieqpng87cc
これの、套件15(全散/金属柄/金属壳) 130元 を Taobao から購入しました。
いろいろバリエーションがあるのですが、今回は以下のセット。
送料含めなければ、約2200円ぐらいです。
(2021/10/23追記 このキットを元にして、オリジナルキットを作りました。オリジナルキットの記事はこちら)
「Hack に使える T12 ステーションはんだごてオリジナルキットを組み立てよう」
https://qiita.com/nanbuwks/items/bd594a1acf8ab1d90b60
キット概要
ステーション型はんだごてです。
コテ先はT12規格使用です。
ステーションのコネクタはT12接続用の4ピンの規格になっています。
cf.,https://github.com/wagiminator/ATmega-Soldering-Station
ステーション内部です。
写真の左側に立っているのが制御基板、それ以外が電源基板です。
##制御基板
制御基板は規格品となっています。これは一番安いもの。7セグLEDで表示するものです。
AT32F42 というのは雅特力科技(重庆)有限公司の ARM チップです。
https://www.arterytek.com/cn/product/AT32F421.jsp
組み立てよう
接続コードの配線
1cm と 1.5mm ぐらい皮膜を剥いて、半田メッキをしておきます。
赤、白、緑、青、黒の線をはんだづけします。
番号 | 色 |
---|---|
1 | 赤 |
2 | 白 |
3 | 緑 |
4 | 青&黒 |
コネクタの番号は小さく書いていますので間違わないよう。
コテの工作
コテにケーブルを通しておきます。
コテに、振動センサーを取り付けます。
配線の長さをこのくらいに調整します。絶縁チューブも用意しておきましょう。
このようにはんだづけします。絶縁チューブを収縮させておきましょう。
完成したコテ部分。
ステーションの工作
この向きにジャックを固定します。
ロータリーエンコーダーのナットとワッシャを外します。7セグLEDのカバーも忘れずに剥がしておきましょう。
ベゼルと制御基板を合わせます。LED の位置を合わせておきましょう。
コネクタを基板がまっすぐになるように隙間を考えてはんだづけしましょう。LEDも向きを写真のようになるように気をつけてはんだづけし、LEDの脚を切っておきます。
電源からの+、=、アースを接続します。
絶縁チューブを、はんだごてで熱して収縮させておきます。
ダイヤル、プラグ、絶縁シート、カバーを取りつけます。
脚を付けて完成!
使い心地
かなりクイックな使い心地でGoodです。
「はんだごてを Hack - 格安T12はんだごてを試してみる」
https://qiita.com/nanbuwks/items/4866de34c64a4752a3e8
と同じく、ノーブランドのT12コテ先でも最初の使用感は上々です。
コンセントは、シビアな回路を扱うときはこのようなアース付きコンセントを使用する必要があります。
先の記事ではアースがネックでしたが、これはケーブルによってアース付き/アース無しの利用シーンを選択できるので万人に勧めることができます。
コテは、先端に近いところが持ててGood. 軽くてキッズにも使いやすいです。
振動センサで発熱するので、つけっぱなしでほったらかしのトラブルもちょっとは防げます。
しかしながら今回は表示温度は検証していません。ここらへんはHackで詰める予定です。