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AWS Backup バックアップ形式・費用について (RDSバックアップ時)

Last updated at Posted at 2022-02-07

AWS Backupとは

AWS Backupは、一元化されたバックアップ機能を提供するサービスです。
バックアップ対象は様々で、馴染みのあるものだとEC2、EBS、RDS、DynamoDB等のバックアップをサポートしています。その他にも、様々なデータバックアップが可能です。
https://aws.amazon.com/jp/backup/?whats-new-cards.sort-by=item.additionalFields.postDateTime&whats-new-cards.sort-order=desc

利用方法

利用方法については既にたくさんの記事があるので、本記事には記載していません。公式ドキュメントやブログをご参考下さい。
参考:
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/aws-backup/latest/devguide/whatisbackup.html
https://dev.classmethod.jp/articles/aws-backup-perfect-understand/

課金

AWS Backupの利用に初期費用はかかりません。その月に利用したバックアップストレージ量(月平均)とバックアップから復元したバックアップデータ量、また、別リージョンへのバックアップ転送をしている場合は、バックアップの転送量に応じた課金が発生します。

バックアップ形式

RDSのバックアップを取得すると、初回のみフルバックアップで2回目以降は差分のみの増分バックアップとなります。

不明な点

①初回のフルバックアップが削除されてしまっても復元できるか

保持期間により初回のフルバックアップが削除された場合は、再びフルバックアップが作成されるのではないかと考え、AWSサポートに確認しました。その場合は、データ量に応じてコスト最適な保持期間を確認する必要があります。
image.png

②バックアップストレージの使用量を確認することができるか

課金の項目でも記載しましたが、バックアップストレージ料金は、月平均で計算されます。月平均試算のために、数回バックアップを実施し、どのくらいのバックアップストレージを使っているか確認したかったのですが、確認方法について記載のあるドキュメントを見つけることはできませんでした。

確認結果

①初回のフルバックアップが削除されてしまっても復元できるか

AWSサポートに確認したところ、「保持期間が過ぎて削除されるデータは、後続のバックアップから参照されていないデータのみとなり、変更/更新/削除がされなかったバックアップデータ (後続のバックアップから参照されるデータ) については削除されない」とのことでした。
つまり、フルバックアップは初回のみで、その後は全て増分バックアップとなります。
そして、バックアップデータから復元できるかどうかはバックアップ頻度によります。

例1. バックアップ取得頻度1日、保持期間5日の場合
日次でバックアップを取得している場合は、6日目以降に初回のフルバックアップが削除されていても復元が可能です。そのため、バックアップを他リージョンにコピーしている場合は、節約のためにコピー先リージョンではコピー元リージョンの保存期間よりも短くすることも可能です。
image.png

例2. バックアップ取得頻度7日、保持期間5日の場合
このような設定をする人はいないと思いますが、週次でバックアップを取得していて、保持期間を5日にした場合を考えます。この場合、2回目のバックアップを取得する際に初回のバックアップは削除されているためフルバックアップとなります。また、当たり前ですが6日目にバックアップが削除されてから、次のバックアップが作成される8日目まではバックアップは存在しておらず、復旧できない期間となるので注意が必要です。
image.png

②バックアップストレージの使用量を確認することができるか

確認する方法はないそうです!ただ、別リージョンへの転送量を確認することはできます。バックアップの転送を数回してみて、どのくらいの容量を転送しているか確認すれば、保存期間と合わせて月平均のバックアップストレージ量は試算できそうです。

最後に

AWS Backupを使うにあたって不明だったを確認してみました。Lambdaを使ってバックアップ、他リージョンへの転送をしていた方も多いのではないでしょうか。便利なサービスなので、積極的に使っていこうと思います!

最後までご覧いただきありがとうございました。

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