📱スマホを忘れる女、引き継ぎも忘れる
こんにちは。
ディズニーランドに到着してから、スマートフォンをホテルに忘れたことに気づき、彼氏に往復1時間かけて取りに行かせた女、ななです。
旅行の持ち物って、
「スマホは絶対に持った」
「相手も把握しているだろう」
と思い込んでしまいませんか?でも実際は、誰も把握していない。 人は忘れます。そして私は、仕事でもよく忘れます。それが、引き継ぎです。
私はスーパーの農産部門でチーフをしています。休みの日や午後の時間帯でも売場が回るように、ほぼ毎日引き継ぎを書いています。
でも、この「引き継ぎ」には大きな問題があります。
農産の仕事では、
- 明日は何がチラシなのか
- 何を優先して加工してほしいのか
- いつ値引きをしたいのか
など、その日の判断に必要な情報がたくさんあります。しかし、その情報は人によって知っていたり、知らなかったり。
例えば、私は会社のパソコンから1週間先までのチラシ情報を確認できますが、社員以外が同じ情報を確認するのは簡単ではありません。
また、農産メンバーの出勤時間は1〜2時間ずれているため、全員に同じ情報を一度に引き継ぐことも難しいです。
もちろん、紙の引継ぎはぐちゃぐちゃ、書き忘れも発生します。
その結果、私がディズニーに行っている間にも、 「優先順位がうまく伝わらず、チラシ商品の長芋の加工が間に合わず、夏に売れない白菜は大量に加工してある」 ということがありました。つまり、
必要な情報を、必要な人に、必要なタイミングで共有できていない
という問題がありました。そこで今回、 農産向けの引き継ぎアプリ を作ってみることにしました。
🛠️とりあえず作ったもの
農産引き継ぎアプリ
退勤前までに引継ぎ内容を入力したら、そのあとに出勤する人が引継ぎ内容を確認できるアプリ
むっちゃ楽!!
こんな引き継ぎを入れます
- ピーマン98円、200個入荷。すべて売場に出してください。
- 明日ながいも68円/100gチラシです。120パック加工してください。
- スイカ20パック値引きしてください。
大体いつも同じような引き継ぎを、いちいち書いていたんです。
使用ツール
AppSheet・・・引き継ぎアプリ本体
Googleスプレッドシート・・・データ管理
⚡なぜAppSheetだったのか
今回重視したのは次の4つです。
✅短期間(1〜2日)で形にできること
✅会社のタブレット1台で運用できること
✅パートさんでも使いやすいこと
✅改善しながら育てられること
将来的には、私だけでなくパートさん自身も入力できるようにしたいと考えました。
そのために特に重要だったのは 入力のしやすさ です。
農産の現場では、パートさんは私の母くらいの世代の方が多く、スマホ操作やキーボード入力に不慣れな方もいます。また、会社のタブレットはフリック入力が使えません。
そこで、
🟢ボタンで選ぶ(選択式)
🟢カレンダーで日付を選ぶ
🟢文字入力をできるだけ減らす
という操作ができるAppSheetがぴったりでした。
作成方法
Googleスプレッドシート
2行目以降は AppSheet から自動で入力されます。
AppSheetのDate設定
AppSheetのUI設定
など。
👀実際に使ってもらった
今回は2名の方に使ってもらいました。
Kさん
- 午前担当
- 野菜加工・品出し担当
- スマホなどの電子機器は少し苦手
優しいマダムのパートさん。やや毒舌。たまにおやつをくれる。
Aさん
- 午前と午後の橋渡し
- レジ・配達・農産兼任
- 電子機器への抵抗は少なめ
ほぼ私のお母さんみたいな社員さん。レジ担当だったのになぜか農産の仕事もしている。
使ってもらった方法
私が実際に引き継ぎを入力し、パートさんには 「引き継ぎを読む側」 として使ってもらい、その場で感想を聞きました。
↓バックヤードでざっくり書いたメモ
📝もらったフィードバック
メモをまとめました
🤯引継ぎを楽にすることが解決策ではなかった!
私は必要な情報を、必要な人に、必要なタイミングで共有できていないという問題を解決するためには、楽に引継ぎができるアプリ が解決策になると考えていました。
でも違いました。KさんとAさんの頭の上には、「で、結局何をやればいいの?」という「???」が浮かんでいました。つまり現場が欲しかったのは、
- 今日何をやるのか
- 何を優先するのか
- チラシは何なのか
- 誰がやるのか
が一瞬で分かる仕組みだったのです。
小さな違いかもしれないけれど、この深堀りはアプリを作るにおいては必要不可欠でした。
🔄次に改善したいこと
今回のフィードバックを踏まえて、次は以下を改善していきたいです。
- 📅 カレンダー表示
- 🔍 文字を見やすくする
- 🌞 午前・午後で分ける
- ✅ 見た/やったチェック
- 📢 今日引き継ぎがあるか分かるようにする
特に、 「今日何を優先すべきか」 が一目で分かる状態を目指したいです。
🌱私が本当に作りたいもの
最終的には、引き継ぎだけではなく、
- 加工数の判断
- 売場レイアウトの共有
- チラシ・特売情報の整理
- 入荷情報の可視化
などをまとめて、 🥬「農産の判断に必要な情報がすべて集まる場所」 を作りたいと考えています。
農産の忘れ物が少しでも減りますように。
……そして私も、次こそはスマホを忘れませんように。



