クラスメソッド株式会社について調べてみた
はじめに
AWS関連のサービスを調べている中で、opswitchというサービスを知りました。
調べてみると、opswitchを提供しているのはクラスメソッド株式会社。
AWS関連の記事を検索していると「DevelopersIO」を目にすることも多く、以前から名前は知っていましたが、今回は「クラスメソッドはどんな会社で、どのようなサービスを提供しているのか?」という視点で調べてみました。
クラスメソッド株式会社とは
クラスメソッド株式会社は、AWSをはじめとしたクラウド技術を中心に、企業のIT活用を支援している会社です。
AWSだけを扱っている会社ではなく、現在は幅広い領域でサービスを提供しています。
主な領域としては、
- AWS・クラウド
- AI・生成AI
- アプリ・システム開発
- データ活用
- SaaS導入・連携
- セキュリティ
- 組織開発・人材育成
- 自社プロダクト
- 技術情報の発信
などがあります。
AWSとの関係
クラスメソッドを調べるうえで、特に重要なのがAWSとの関係です。
クラスメソッドはAWSのパートナー企業として、長年AWSの導入や運用などを支援しています。
2026年には、AWSの「Consulting Partner of the Year – Japan」を受賞しています。
この賞は、AWS関連ビジネスへの貢献、売上や販売実績、AWS認定資格の取得、AWSプログラムへの参加などを総合的に評価し、日本のトップコンサルティングパートナーに贈られるものです。
クラスメソッドは2026年で2年連続、通算5回目の受賞となっています。
さらに、日本だけでなくグローバルでも評価されており、2022年には「SI Partner of the Year – GLOBAL」を受賞しています。
そのため、単に「AWSを扱っている会社」というより、日本を代表するAWSパートナーの1社といえます。
AWS関連では、
- AWS導入・構築支援
- AWS移行プランニング
- アーキテクチャ設計
- セキュリティ設計
- 運用設計
- AWSサーバーマイグレーション
- AWSインフラ環境構築
- Terraformなどを利用したIaC導入支援
- AWS環境の改善・最適化
- AWSコスト最適化
- AWS運用代行・サーバー監視
- AWS請求代行・サポート
- AWSコンサルティング
- AWSトレーニング
- マルチアカウント管理支援
- CCoE・内製化支援
など、AWSを導入する前から構築、運用、改善まで幅広く支援しています。
opswitch
今回、クラスメソッドについて調べるきっかけになったのがopswitchです。
opswitchは、AWSのジョブ設定やスケジューリングを簡単にする運用自動化ツールです。
例えば、
- EC2やRDSの起動・停止
- AWSリソースに対する定期的な処理
- バックアップなどの運用作業
- ジョブのスケジュール実行
といったAWS環境の定型的な運用を自動化できます。
AWSではLambdaやEventBridgeなどを組み合わせて自前で自動化することもできますが、opswitchを利用することで、こうした運用をより簡単に設定できます。
AI・生成AI
クラスメソッドはAI・生成AI関連の支援も行っています。
例えば、
- 生成AI総合支援
- AI適用診断
- AI活用のPoC
- AI駆動開発
- AI駆動インフラ開発
- AI駆動アプリリニューアル
- AI駆動レガシーマイグレーション
- Claude総合支援
- Amazon Bedrockを利用したClaude活用
- Claude研修
- 社内向け生成AI環境の構築
などがあります。
AIを導入するだけではなく、どの業務にAIを適用するのかという検討から、システムへの実装、社内への定着まで支援しています。
また、自社プロダクトとしてAI-Starterも提供しています。
AI-Starterは、企業が生成AIを安全に利用するための環境をクラウド上に構築するためのサービスです。
アプリ・システム開発
クラスメソッドでは、インフラだけでなくアプリケーション開発も行っています。
例えば、
- iOS・Androidのネイティブアプリ開発
- LINEを利用したサービス開発
- IoTアプリ開発
- SaaS on AWSの開発・導入支援
- オフショア・アジャイル開発
- UIデザイン
- UXデザイン
- DevOps支援
などがあります。
そのため、「AWSインフラを構築する会社」というだけではなく、インフラからアプリケーションまで含めて支援できる会社となっています。
データ活用
データ活用も大きなサービス領域の1つです。
企業が持っているデータを収集し、蓄積、加工、分析、可視化するための仕組みを支援しています。
例えば、
- データ活用コンサルティング
- データ基盤構築
- データ収集
- データ蓄積・変換
- データ分析
- BIによる可視化
- 機械学習モデルの活用
- レコメンドシステム
- AWSとSnowflakeを利用したデータ基盤構築・運用
などがあります。
関連する製品として、
- Snowflake
- Databricks
- Fivetran
- dbt
- Tableau
- Looker
- Alteryx
- Informatica
なども扱っています。
データを保存するだけではなく、収集から分析・可視化、さらにAI活用まで一連のデータ活用を支援しています。
SaaS導入・連携
クラスメソッドでは、さまざまなSaaSの導入や連携も支援しています。
企業の課題に合わせてSaaSを選定し、導入や環境構築、PoC、複数サービスの連携などを支援します。
例えば、
- New Relic
- Snyk
- HashiCorp
- CircleCI
- Auth0
- Trend Cloud One
- WafCharm
- PagerDuty
- Splunk Cloud
など、開発・運用・監視・セキュリティに関係するさまざまなサービスを扱っています。
AWSだけですべてを構築するのではなく、必要に応じて外部のSaaSやクラウドサービスを組み合わせた環境も提供しています。
マルチクラウド
クラスメソッドはAWSだけでなく、マルチクラウドの活用も支援しています。
例えば、
- Google Cloud
- Microsoft Azure
などについても、請求代行や技術支援を提供しています。
企業によってはAWSだけですべてのシステムを構築するとは限らないため、複数のクラウドを組み合わせた環境にも対応しています。
セキュリティ
クラウドやシステムを利用するうえで必要になるセキュリティについても支援しています。
例えば、
- AWS環境のセキュリティ設計
- クラウドセキュリティ
- 認証・認可
- 脆弱性管理
- Webアプリケーションの保護
- IPS・IDS運用
- セキュリティ関連SaaSの導入
などです。
Auth0やSnyk、Trend Cloud One、WafCharmなどの外部サービスも組み合わせながらセキュリティ対策を支援しています。
組織開発・人材育成
技術だけではなく、企業の組織作りや人材育成に関する支援も行っています。
例えば、
- BX(ビジネス変革)支援
- 内製化支援
- トレーニング・研修
- Claude研修
- ITエンジニア採用・活用支援
- DevelopersIO BASECAMP for Biz
などがあります。
クラウド環境やシステムを構築して終わりではなく、企業自身がクラウドやAIなどの技術を活用できるようにするための支援も行っています。
自社プロダクト
クラスメソッドは、技術支援だけでなく自社プロダクトも開発しています。
例えば、
-
AI-Starter
- 企業向けの生成AI利用環境を構築するサービス
-
ghoost
- 人の判断や知識をAIで活用するためのサービス
-
opswitch
- AWSのジョブ設定やスケジューリングを簡単にする運用自動化ツール
-
CSアナリティクス
- データ分析基盤の構築・運用を支援するサービス
-
fannaly
- 会員・ポイント管理を通じて企業とユーザーのエンゲージメントを高めるサービス
-
Proflly
- 社内のメンバーの強みや個性などを可視化するプロフィールサービス
-
Classmethod SmartFactory AI Base
- 工場のデータをクラウドに集約し、可視化・分析・予兆保全などに活用するためのソリューション
などがあります。
また、技術メディアのZennについても法人向けサービスを展開しています。
DevelopersIO
クラスメソッドといえば、技術ブログのDevelopersIOも有名です。
AWSだけでなく、
- 生成AI
- データ分析
- プログラミング
- SaaS
- セキュリティ
- モバイルアプリ
- IoT
など、幅広い技術情報が公開されています。
単なる会社のオウンドメディアというより、実際に技術を検証し、その結果を記事として公開している点が特徴的です。
AWSについて調べていると、検索結果からDevelopersIOの記事にたどり着くことも多くあります。
調べてみて分かったこと
最初はopswitchを提供しているAWS関連の会社という認識でした。
しかし調べてみると、AWSとの関係は想像していた以上に強く、2026年には「Consulting Partner of the Year – Japan」を2年連続、通算5回目となる受賞をしています。
さらに、2022年にはグローバルで「SI Partner of the Year – GLOBAL」も受賞しています。
そして事業領域もAWSだけではありません。
- クラウド
- AI
- アプリ開発
- データ
- SaaS
- セキュリティ
- 組織・人材
- 自社プロダクト
- 技術情報発信
まで幅広く展開しています。
特に特徴的なのは、AWS環境を構築するだけではなく、その前段階のコンサルティングから、構築後の運用、監視、コスト管理、セキュリティ、データ活用、AI活用、アプリ開発、人材育成まで扱っているところです。
まとめ
今回は、opswitchをきっかけにクラスメソッド株式会社について調べてみました。
最初はAWS関連の会社というイメージが強かったのですが、調べてみるとAWSから日本のトップコンサルティングパートナーとして複数回表彰され、グローバルでも受賞実績を持つAWSパートナーであることが分かりました。
また、AWSを軸としながら、AI、データ、アプリ開発、SaaS、セキュリティ、人材育成など、企業のIT活用をかなり広い範囲で支援しています。
さらに、opswitchやAI-Starterなどの自社プロダクトを開発し、DevelopersIOなどを通じて技術情報も発信しています。
普段何気なく読んでいる技術記事や利用しているサービスについて、「どの会社が作っていて、その会社は他に何をやっているのか」という視点で調べてみると、その会社の特徴がより見えてきます。