#【Raspberry Pi】 購入からSSH設定まで
##第0章 全体の流れ
店に出入りすると、入店/退店を知らせる「ピンポーン」と鳴るセンサーが、上部についているのは知っていますよね。それをRaspberry Piを利用して作ることが最終目標です。書いている記事は実際に私がやりながら書いたものとなります。
今回は購入してからSSH設定という、つまりはパソコンからRaspberry Piを操作する方法を紹介します。これはディスプレイがなくてもRaspberry Piを利用するために必要です。
第1章では、必要なアイテム(今回使用したもの)のリンクを載せています。
第2章では、SDカードにOSをインストールします。
第3章では、macのみで操作できるようにします。ここからマウスやモニターなどが不要になります。
##第1章 必要なアイテム
まずは準備するものですが、
- Raspberry Pi 3 model B
- 充電アダプター
- 16GB micro SDカード
- macbook
- HDMIケーブル
- HDMI対応モニターかTV
- 有線マウス、有線キーボード
以上6点となります。
基本的に新しく買うのは1と2くらいで、他のものは家にあれば随時使ってもらえればOK。
あと、4, 5, 6, 7はSSHで操作するので、後々要らなくなります。設定まで一時的に使うだけですね。
##第2章 SDカードにOS(raspbian)をインストールしよう。
OSのダウンロードをするんですが、これが超時間かかるんです!
なので、最初に紹介するraspbianのDL先は、公式サイト以外からやったほうが早いです。
もし、自己責任で行う場合は「raspbian ミラーサイト」って検索すると10分くらいでDL出来ます。あくまでも自己責任ですよ!
また、ダウンロードが終わるまでの間、しばらくは使わないので待ちながら続きの作業してもらって大丈夫です!
-
公式サイトからOS(raspbian)をダウンロードする。
-
SDカードをフォーマットする。
- 『ディスクユーティリティ』を起動する。
- 左側のメモリ項目からSDカードを選択する。
- 消去を選択する。
- フォーマットを「MS-DOS(FAT)」に、名前を任意で入力。
- SDカードをアンマウントする。
-
SDカードにDLしたOSをコピーする。
- DLした「2017-09-07-raspbian-stretch.img」を右クリックして「情報を見る」を押す。
2017-09-07はバージョンによって変わります。 -
$cd downloads
を実行して、ダウンロードフォルダ(raspbianの保存先)へ移動する。 -
$sudo dd bs=1m if=2017-09-07-raspbian-stretch.img of=/dev/disk5
と入力。
2017-09-07と/dev/disk5は自分のものに変えてください。 - 1時間くらい待つ。
何も表示されないため、たまにcontrol+T
を押してください。進行具合が表示されます。 -
Display all 1975 possibilities?
と表示されたらy
を入力
- DLした「2017-09-07-raspbian-stretch.img」を右クリックして「情報を見る」を押す。
##第3章 SSHの設定
起動するために、HDMIケーブル、電源アダプター、SDカード、マウス・キーボードをRaspberry Piへ、Raspberry Piをモニター(TV)に差し込んでおきます。
自動的に起動しますが、10秒たっても画面に何も表示されないなら、一度電源ケーブルを挿し直しましょう。
-
IPアドレスを使用してmacからRaspberry Piにログインする。
[Raspberry Pi側]- Wifiの設定をする。
- 『ターミナル』を起動する。
-
$ip addr
でIPアドレスを調べてメモする。
今回の場合は192.168.1.11です。 -
$sudo touch /boot/ssh
でsshフォルダを作成する。 -
$sudo reboot
で再起動する。 - 再起動終了後、パスワードを変える旨の英語の警告が出ますが、無視で大丈夫です。
[mac側]
-
$ssh pi@192.168.00.00(自分のアドレス)
を入力する。 - パスワードを求められるので、初期設定
raspberry
と入力する。
2. **ホスト名でログインできるようにする。** IPアドレスでログインしていたら、IPアドレスは固定ではないので、毎回調べる必要が出てきます。**それは不便ですよね。**だからこそ、Raspberry Piに名前をつけることで、IPアドレスの代わりに指定できるんです。
1. IPアドレスでRaspberry Piにログインする。 2. ```$sudo apt-get install avahi-daemon```でAVAHIをインストールする。 3. ```$sudo nano /etc/hostname```で「raspberry」を好きなホスト名に変更する。 4. ```control+X```で保存して終了する。もし、Y/Nが出たらYを入力する。 5. ```$sudo nano /etc/hosts```で「raspberry」を先ほど入力したホスト名に変更する。 6. ```$control+X```で保存して終了する。 7. ```$sudo reboot```でRaspberry Piを再起動する。 8. しばらく待った後、自動的にログアウトされるので、```$ssh pi@hostname.local```でログインを試す。
*hostnameはさっき決めたホスト名にする。* 9. ```Are you sure you want to continue connecting(yes/no)?```と出たら```yes```を入力する。
##第4章 最後に
これでもういつでもRaspberry Piを操作できますね!
次はvimの設定をしてプログラミングができる環境を作ります。
次の記事:【Raspberry Pi】vim設定からプログラミングまで