概要
IFTTTのWebhookを使うとVRChatから他のアプリへの連携が簡単にできます。
スマホ通知を例として簡単にやり方を解説します。
IFTTTとは
DiscordやGmail、DropBox等様々なWebサービス同士を連携させることができるサービスです。
その中のWebhookという仕組みを使うことでVRCのワールドからIFTTTの起動を呼び出すことができます。
できることは本当にたくさんあるので調べてみると面白いものが見つかると思います。むしろ多すぎて何をするかのアイディアを出すほうが難しいかも。。
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作り方
1. IFTTTでアプレットを作る
IFTTのアカウントを作ってください。
イベント名を付けます。
イベント名はあとでURLになるのでアルファベットでいい感じにしておくといいと思います。
CreateTriggerをクリック。
2. 動作確認
スマホに通知が来るので、まずは自分のスマホにIFTTTのアプリをインストールしてください。
起動URLを確認します。
右上のアイコンからMy services
Keyと先ほど設定したイベント名をもとにURLを作ります。{}は要りません。
https://maker.ifttt.com/trigger/{イベント名}/with/key/{自分のKey}
ブラウザのURLに入力してこのような画面が出たら成功です。
スマホにも通知が出ているはずです。
ブラウザの表示が違う場合はURLやアプレットの設定の確認を、表示が同じなのにスマホに通知が来ない場合はスマホの通知設定を確認してみてください。
3. VRChatのギミックを作る
StringDownloaderでもVideoPlayerでもPanoramaでもなんでもいいのでさっきのURLにアクセスします。
例としてStringDownloaderを使ったUdonを置いておきます。
5行なのでプログラミング無しの範囲です。
using UdonSharp;
using UnityEngine;
using VRC.SDKBase;
using VRC.Udon;
using VRC.SDK3.StringLoading;
public class Webhook : UdonSharpBehaviour
{
[SerializeField] private VRCUrl _url;
public override void Interact()
{
VRCStringDownloader.LoadUrl(_url, this.GetComponent<UdonBehaviour>());
}
}
後はトリガーすればスマホに通知が来るはずです!
IFTTTはVRCのホワイトリストに入っていないので、Allow Untrusted URLsにチェックを入れてください。
おわり
「Then This」部分を変えることで、ワールドに人が来たらDiscordに通知が入ったり自分の部屋のライトのスイッチをワールドに置いてみたりできます。
少し前ですがこういったユースケースもありました。
現実とVRをつなげて面白いものを作ってみてください。