前書き
はじめに
windowsアップデート後に再起動をすると、以下のようなエラーが表示された。
プロファイルエラー
ユーザー設定の読み取りも、ユーザー設定への変更保存もできません。すべての機能を使用できない可能性があります。
おそらく何らかのエラーでユーザープロファイルが破損したと読み取れる。
sfc /scannow してみたり、セーフモードで入ってみたり、chkdsk *: /f やってみたり、ネットに転がっている一般的な処置をいろいろ試してみたがどれもうまくいかなかった。ユーザープロファイルが破損する原因は一つではなく、実に多様で様々な要因が絡み合って発生することがあるため、今回はユーザーを作り直す方が早いと判断し解決した。この記事はその対処法の一連の流れをまとめたものである。
前提条件
本記事を取り扱う上での前提条件で以下の状態に問題がないか要確認。(これらが確認できない場合、他の手法を検討してください)
- ショートカットキー「windows + R」から、「cmd」と検索し、 コマンドプロンプトを立ち上げることができる。
- エクスプローラを開くことができる。
実行環境
windows11 Home 22H2
コマンドプロンプトで使用するコマンド
コマンドプロンプトを管理者で開く
はじめに、「windows + R」を押すと以下の画像のような画面が出るので、「cmd」と入力する。
管理者権限で実行するため、「Shift + Ctrl」を押しながらOKボタンをクリックする。
ローカルアカウント作成
net user <user_name> /add
追加したアカウントを管理者グループに追加
net localgroup administrators <user_name> /add
追加したアカウントが管理者グループに入ってること確認する
net user <user_name>
アカウントのパスワードを変更する(初期はパスワードなしになってる)
net user <user_name> <password>
ユーザーの切り替え
ショートカットキー「Ctrl + Alt + Del」 から「ユーザーの切り替え」でユーザーを切替える
新しいユーザーにデータを引っ越す
新しいユーザーにログインしたらエクスプローラーを開き、
C:¥users¥{コピー元のユーザー名}を検索窓で検索
※検索して出てこなかったら、C:¥ユーザー¥{コピー元になるユーザー名}で検索
この階層のフォルダやファイルをすべてコピーする。
その後、C:¥users¥{コピー先のユーザー名}を検索窓で検索して同じ階層にペーストする。
SSDの書き出し読み取りの速度やフォルダーの数・サイズによってコピペの時間が大きく変わるが、私の場合55GBでおよそ12分ほどだった。
思わぬエラーやフリーズを避けるためにも、アプリケーションは再度改めてインストールしなおしたほうが良い
前のユーザーアカウントを削除する
net user <old_user_name> /delete
プロファイルエラーが起きているうちは完全に修復が見込める可能性がない限り前のユーザーアカウントは削除しといた方が良い
おわりに
GUIで操作しようにも設定画面が開けなくてどうしたら困っていたので、コマンドプロンプトで簡単に実行できたのは非常に楽で便利だった。今後も起こりかねないエラーなので一連の操作は覚えておきたい。