「aibo ers-11x/210で遊ぶ Advent Calendar 2023」の23日目です。
ERS-210のバッテリーについて、Loïc POLLIERさんのレポジトリbattmonを参考に、一から勉強したメモをまとめています。
https://github.com/lpollier/battmon/tree/master
1日目のERS-11xでの改造のようにERS-210も外部給電で動かせるようにして、実験しやすくしたりバッテリーの不安から解放されたいと考えました。
https://qiita.com/nakmura/items/12859bb67192f13170a0
今回はオリジナルの保護回路を改造し、外部給電の準備を進めたいと思います。
警告
この記事について作者はいかなる責任も負いません。
バッテリーの分解、改造は非常に危険な行為です。
業務外の個人的な検討活動です。
保護回路の改造
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IC1, Q2, Q3の無効化
過充電や過放電を検出して端子6とセルの端子BAT-を切断する機構は外部給電には不要なので無効化しました。具体的にはQ2のソースとQ3のソースを短絡しました。 -
IC21の無効化
過充電を検出してフューズF1を切断する機構も外部給電には不要なので、無効化しました。具体的にはフューズF1の1-3を短絡しました。 -
BQ2040の無効化
セルの残量などを調査してaibo本体に回答するBQ2040も外部給電には不要なので無効化しました。具体的にはBQ2040を取り外し、代わりにESP32のI2C用の端子を取り付けました。 -
ACアダプタからの出力をセルと交換
ACアダプタの出力を7.2Vに変換するステップダウンレギュレータの出力と交換しました。
ESP32のスクリプト
ESP32がBQ2040に成り代わってaiboに返答させます。
そのスクリプトは24日目に続きます。
警告をもう一度
今回のAdvent Calenderでバッテリーセルの交換について考察しますが、非常に危険ですので知識と教養を深める目的で調べたことをまとめました。
十分な安全対策を講じなければ、実行することはお勧めできません。
重要なことなので、もう一度書きます。
警告
この記事について作者はいかなる責任も負いません。
バッテリーの分解、改造は非常に危険な行為です。