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javascript「Uncaught TypeError: 〜〜 is not a function」エラー解決時、意外な敵の暗躍に苦しんだ話

Last updated at Posted at 2020-03-11

ミナミ(@minami_nakasato)です。

エラーに苦しんだので記録します。

エラー内容

アプリ開発中、「hoge.js」ファイルを用意し、その中で関数を定義。

そして「application.js」で読み込む。

しかし、関数が動かないエラーが発生。

javascriptのエラーとしてはポピュラーな

「Uncaught TypeError: オブジェクト.メソッド名 is not a function」

「Uncaught TypeError: Cannot read property ‘プロパティ名’ of undefined」

の登場だ。

step1

「hoge.js」ファイル内に

console.log("fuga");

を記述し、chrome検証ツールのconsoleタブで確認。

ちゃんと「fuga」が表示されている。

という事はjsファイル自体は読み込まれている。

該当の関数だけが読み込まれない状況のようだ。

step2

引き続き、検証ツールで

Sourcesタブ → Pageタブ

をクリック。

読み込まれているファイルの一覧が表示されるので、問題のjsファイルAを確認。

すると、

ファイル名はAなのに、読み込まれた時点では中身のコードが全く関係ないファイルBの内容になっている。

そのため適切な関数が読み込まれずに今回のエラーになった。

「パッケージは日清カップヌードルなのに、中身はぺヤングカップ焼きそばでビックリ」

という状態だ。

こんなエラー初めて見た。

step3

日清カップヌードルの中身を追い出しコッソリ侵入した強盗ぺヤングこと「ファイルB」で検索をかけてみた。

$ git grep [ファイルB]

当然、該当のファイルはヒットした。

しかしエラーの原因を突き止める手がかりは無し。

step4

「プレーンなgrepコマンドを使って、git管理下にないファイルも検索してみよう」

$ grep -r [ファイルB]

「-r」オプションで再帰的に処理。

すると

tmp/cache/assets/sprockets/v3.0/~hoge~.cache

なるファイルがヒット。こいつの仕業か。。?

step5

不要なログファイル、一時ファイルは削除するに限る
(汚物は消毒だ!)

以下のコマンドを実行した。

rails cache:clear

それから

rails tmp:clear

も実行。

すると無事に解決!

ファイル名も中身もAの内容が反映され、無事にjsの関数を動かす事ができました。

※ブラウザのキャッシュクリアも試す価値あり。
chromeであれば

設定 > プライバシーとセキュリティ > 閲覧履歴データの削除 > キャッシュされた画像とファイル (他はチェックしない)

※また、シークレットモードではうまく動作しないかも確認する

教訓

①検索時に「git grep」だけやるクセがあったが、git管理下にないファイルがエラーの原因になることもあるので、「grep」での検索も怠らない

②tmpファイルがエラーの温床になる例があると分かった。
今後は定期的に削除する。意味不明なエラー発生時は、それらに原因がないか疑う。

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ミナミ(@minami_nakasato)です。都内のベンチャー企業でwebデザイン/プログラミング/動画撮影や編集などをやっています。

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