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Oracle IntegrationのAIエージェントを使ってみた

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Last updated at Posted at 2026-08-04

はじめに

Oracle Integration(OIC) は、Oracle Cloud Infrastructure(OCI)が提供するiPaaS(Integration Platform as a Service)です。Oracle SaaSやOCIサービス、オンプレミスシステムなどを連携し、業務プロセスの自動化やAPI連携を実現します。近年では、MCP ServerやHuman in the Loop(HITL)などAIエージェント向けの機能も強化されており、AIエージェントからERPやSaaSを安全に呼び出し、業務処理を実行できるプラットフォームとしても活用できます。

この記事では、以下ドキュメントを元に、OICでAIエージェントを構築する際の基本要素(プロジェクト、統合、ツール、エージェント・パターン、AIエージェント)の作成方法を、ステップ・バイ・ステップで紹介します。

また、OICにおけるAIエージェントの概要を、以下のブログ記事でも紹介しています。あわせてご確認いただけると、さらに理解が深まります。

チュートリアル全体像

image.png

作業ステップ

1. 事前準備
2. AIエージェントの設計
3. プロジェクトの作成
4. AIエージェントから利用する統合(ツール)の作成
5. AIエージェントの構築
6. AIエージェントの実行

作業

1. 事前準備

1.1 制限事項の確認

以下のドキュメントを確認し、OICインスタンス作成に関する制限事項を確認します。

また、Oracle Integrationチュートリアルにも、作成時の事前準備が記載されていますので、参考にしてください。

1.2 OICインスタンスの作成

以下ドキュメントを確認し、OICインスタンスを作成します。

また、Oracle Integrationチュートリアルにも、OICインスタンスの作成手順が記載されていますので、参考にしてください。

今回は以下条件で作成しました

  • リージョン: us-ashburn-1
  • バージョン: Oracle Integration 3
  • 消費モデル: Universal Credits
  • Edition: Enterprise
  • シェイプ: 開発
  • ライセンス・タイプ: 新しいOracle Integrationライセンスのサブスクライブ
  • メッセージ・パック: 1

作成したOICインスタンスのユーザー・インタフェースを開きます。OICインスタンスの詳細画面からコンソールを開くをクリックします。
image.png

OICインスタンスのユーザー・インタフェース(デザイン・ランタイム)が開きます。
image.png

2. AIエージェントの設計

以下ドキュメントの通りに、AIエージェントの作成計画を立てます。

2.1 AIエージェントの目的

このチュートリアルでは、経費申請を承認または却下するシンプルなAIエージェントを作成します。このAIエージェントは、50米ドル以下の経費は自動的に承認し、50米ドルを超える経費は却下します。
image.png

2.2 AIエージェントで利用するツール

AIエージェントが利用する統合(ツール)は1つだけです。承認するか却下するかの判断はAIエージェント自身が行い、統合は自動承認処理のみを担当します。
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  • ツール名: Auto Approve Expense Report
  • 目的: ユーザーが提出した経費申請を自動承認する
  • 入力パラメータ: AmountClaimed(文字列)。ユーザーが申請した金額(ドル)
{ "AmountClaimed" : "" }
  • 出力パラメータ: AutoApproveResponse(文字列)。経費申請が承認されたかどうかを返します。自動承認のみで利用されるため、値は常にExpense Report claimed for <AmountClaimedで指定した経費の金額> is automatically approved を返します
{
  "AutoApproveResponse" : ""
}

3. プロジェクトの作成

プロジェクトを作成します。ここで作成したプロジェクトの中で、AIエージェントやツール(統合)を作成します。
image.png

プロジェクトとは
統合、AIエージェント、B2B、デシジョン・モデル、ヘルスケア、ヒューマン・イン・ザ・ループ(HITL)、RPAなど、自動化ソリューションの設計・管理・監視を行うための、すべての関係者向けの単一のワークスペースを提供します。さらに、プロジェクトは堅牢なライフサイクル管理と、事前構築済みの統合に対する効率的なアップデートを提供します。
(※参考)Get Started with Projects

  1. OICインスタンスのユーザー・インタフェースを開きます。

  2. 画面左上のナビゲーション・ペインのメニューアイコン(ハンバーガーメニュー) を開き、プロジェクトをクリックします。
    image.png

  3. 追加をクリックします。
    image.png

  4. 新規プロジェクトの開始より、作成を選択します。
    image.png

  5. 新規プロジェクト選択します
    image.png

  6. 名前Simple Expense Approval Projectを入力し、作成をクリックします
    image.png

  7. プロジェクトが作成され、プロジェクト・ワークスペースが表示されます
    image.png

4. AIエージェントから利用する統合(ツール)の作成

OICで作成した統合はAIエージェントのツールとして利用できます。また、AIエージェントは直接業務システムを操作するのではなく、OICでツールとして登録された統合を呼び出して、利用します。
ここでは、最初にAIエージェントから利用する統合を作成し、その後、作成した統合をツールとして登録します。
image.png

4.1 統合の作成

ユーザーが提出した経費申請を自動承認する統合(Auto Approve Expense Report)を作成します。

  1. OICインスタンスを開き、Simple Expense Approval Projectのワークスペースを開きます。

  2. 設計タブが選択され、縦方向のナビゲーションメニューで統合が選択されていることを確認します。統合セクションの 追加 をクリックします。
    image.png

  3. 統合の追加より、統合の作成を選択します。
    image.png

  4. 開始方法の選択より、アプリケーションを選択します。
    image.png

  5. 名前に、Auto Approve Expense Reportを入力し、作成をクリックします。
    image.png

  6. 統合キャンバスが開き、トリガー接続を作成するオプションが表示されます

    1. トリガーの追加をクリックします
      image.png

    2. 接続の作成が表示されます。検索フィールドに REST と入力し、RESTアダプタを選択します。
      image.png

    3. RESTアダプタのの作成画面が開きます。以下の通りに入力(選択)し、作成をクリックします。

      • 名前: REST_TRIGGER_FOR_AUTO_APPROVAL
      • ロール: トリガーを選択
        image.png
    4. 接続のセキュリティ設定画面が開きます。以下の通りに選択します。

      • セキュリティ: OAuth 2.0 Or Basic Authentication
      • アクセス・タイプ: パブリック・ゲートウェイ
        image.png
    5. テストをクリックします。テストが正常終了することを確認します。
      image.png

    6. 保存をクリックします。

    7. REST_TRIGGER_FOR_AUTO_APPROVALの左隣の 戻る(<) アイコンをクリックします。
      image.png

  7. 統合キャンバスに戻ります。続けてトリガー・接続を作成します。画面中央の をクリックし、先ほど作成したREST_TRIGGER_FOR_AUTO_APPROVALを選択します。
    image.png

    1. Basic Infoの構成が開きます。「エンドポイントにどのような名前をつけますか。」に、AutoApproveExpense を入力し、続行をクリックします。
      image.png

    2. Resource Configurationの構成が開きます。以下の通りに入力し、続行をクリックします。

      • この操作で何が行われますか: Approves expenses
      • エンドポイントの相対リソースURIはなんですか: /autoapprove
      • エンドポイントでどのアクションを実行しますか: POST
      • このエンドポイントのパラメータを追加して確認: 選択しない
      • このエンドポイントのリクエスト・ペイロードを構成: 選択
      • このエンドポイントを構成してレスポンスを受信: 選択
        image.png
    3. リクエストの構成が開きます。リクエスト・ペイロード書式の選択JSONサンプルを選択します

    4. --OR-- enter sample JSON の下の <<< inline >>> をクリックします
      image.png

    5. Enter JSON sample に以下の通りに入力し、続行をクリックします

      { "AmountClaimed" : "" } 
      

      image.png

    6. 続行をクリックします

    7. レスポンスの構成が開きます。リクエスト・ペイロード書式の選択JSONサンプルを選択します

    8. --OR-- enter sample JSON の下の <<< inline >>> をクリックします
      image.png

    9. Enter JSON sample に以下の通りに入力し、続行をクリックします

      {
          "AutoApproveResponse": ""
      }
      

      image.png

    10. 続行をクリックします

    11. サマリーの構成が表示されます。Endpoint Summary を確認し、終了をクリックします。
      image.png

  8. 統合キャンバスに戻ります。マップのメニュー・アクションをクリックし、編集をクリックします。
    image.png

    1. マッピング・キャンバスが開きます。SourcesAutoApproveExpense Request(REST)Request Wrapperを開きます。

    2. TargetAutoApproveExpense Request(REST)Response Wrapperを開きます。

    3. Sources→AutoApproveExpense Request(REST)→Request WrapperAmount Claimedをクリックし、ドラッグ&ドロップ操作でTarget→AutoApproveExpense Request(REST)→Response WrapperAuto Approve Responseとマップします。
      image.png

    4. マッピング・キャンバス下部の次の式: Auto Approve Responseの右端の切替アイコンをクリックし、表示モードから開発者ビューに切り替えます
      image.png

    5. 定義されている式を concat ("Expense Report claimed for ", <定義されている式> , "is automatically approved") で囲みます。以下入力例です。

      concat ("Expense Report claimed for ", /nstrgmpr:execute/ns20:request-wrapper/ns20:AmountClaimed, " is automatically approved")
      
    6. チェックアイコンをクリックし、入力した式を保存します。
      image.png

    7. 検証ボタンをクリックします。正常に検証されることを確認します。

    8. マップ先 AutoApproveExpense の左隣の戻る(<) ボタンをクリックします。
      image.png

  9. ビジネス識別子を設定します。統合キャンバスの右上の (I) をクリックします。
    image.png

    1. 入力ソースのexecuteのrequest-wrapperを開きます

    2. execute→request-wrapperAmountClaimedをクリックし、プライマリ・ビジネス識別子ビジネス識別子フィールドにドラッグ&ドロップ操作で設定します。

    3. 保存をクリックします。
      image.png

    4. 右上の戻る(<) ボタンをクリックします
      image.png

  10. 作成した統合をアクティベートします。統合セクション内のAuto Approve Expense Reportのメニューをクリックし、アクティブ化をクリックします。
    image.png
    image.png

    1. トレースレベルで デバッグ(非推奨) を選択し、アクティブ化をクリックします。
      image.png

    2. 右上のリフレッシュアイコンをクリックします。Auto Approve Expense Reportアクティブに変化することを確認します。
      image.png

  11. Auto Approve Expense Reportをテスト実行します。統合セクション内のAuto Approve Expense Reportのメニューをクリックし、実行をクリックします。
    image.png

    1. リクエストの本文タブをクリックします

    2. "AmountClaimed": の値に $50を追加します。以下入力イメージです

      {
          "AmountClaimed": "$50"
      }
      
    3. 右上の実行をクリックします

    4. しばらくするとレスポンスに以下のような自動承認メッセージが表示されます。

      {
          "AutoApproveResponse" : "Expense Report claimed for $50 is automatically approved"
      }
      

      image.png

    5. 戻る(<) をクリックします。

4.2 作成した統合をツールとして登録

前の手順で作成した統合Auto Approve Expense ReportをAIエージェントが利用するツールとして登録します。

  1. 統合セクションのAuto Approve Expense Reportのメニューをクリックし、エージェント型AIツールの作成をクリックします。
    image.png

    1. 名前識別子は自動的に設定されます。必要に応じて変更もできます。

    2. 説明を入力します。ここではAutomatically approves submitted expenses. と入力し、作成をクリックします。
      image.png

    3. ツールの詳細画面が開きます。説明に先ほど入力した文章が表示されていることを確認します。説明に入力した文章は、システムプロンプトの一部として大規模言語モデル(LLM)に送信されます。

    4. パラメータ構成に入力パラメータが表示されます。表示が選択されているAmountClaimedパラメータは、LLMにその値が送信されます。
      image.png

    5. 保存をクリックします

    6. 正常に登録されたことを確認し、左上の 戻る(<) をクリックします。

  2. 左ナビゲーションのAIエージェントをクリックします。

  3. ツールセクションに、先ほど登録したAuto Approve Expense Reportがツールとして登録されていることを確認します。
    image.png

5. AIエージェントの構築

5.1 エージェント・パターン(Thinking Pattern)の作成

image.png

AIエージェントは、推論のためにさまざまな思考パターンを使用できます。OICではこれらの思考パターンをエージェント・パターンとして定義します。エージェント・パターンは、AIエージェントがどのように推論し、ツールを利用するかを定義するテンプレートです。

なお、エージェント・パターン毎に利用可能なLLMが定義されています。以下ドキュメントを参考に、利用するエージェント・パターンとLLMを選択してください

ここでは、ReAct for OCI GenAIパターンを利用します。LLMはus-ashburn-1リージョンのOCI Generative AIの xAIモデル(xAI Grok 4.3) を利用します。

5.1.1 ReAct for OCI GenAIパターン利用時の事前準備

以下ドキュメントに従い、ReAct for OCI GenAIを利用するための事前準備をします。

この設定はOICインスタンスからOCI Generative AIを利用するための権限設定です。各項目の詳細な説明は割愛し、ここではドキュメントどおり設定します。

  1. OICインスタンスの紐付けを行なったアイデンティティ・ドメインのユーザーで、OCIコンソールにログインします

  2. 右上のプロファイルアイコンをクリックし、アイデンティティ・ドメイン(アイデンティティドメイン名) をクリックします。
    image.png

  3. Oracle Cloudサービスタブをクリックします。

  4. 検索フィールドにOICインスタンスの名前を入力し、検索を実行します。OICインスタンス名と同じ名前のアプリケーションをクリックします。
    image.png

  5. OAuth構成タブをクリックします。
    image.png

  6. 一般情報セクションのクライアントIDをコピーします。
    image.png

  7. 画面上部の ← Oracle Cloudサービスをクリックします。
    image.png

  8. 動的グループタブをクリックします。

  9. 動的グループの作成 をクリックします。
    image.png

    1. 名前を入力します
    2. ルールresource.id = '<先ほどコピーしたOAuthのクライアントID>' を入力します
    3. 作成をクリックします
      image.png
  10. 左ナビゲーションメニューのポリシーをクリックします。

  11. ポリシーの追加をクリックします。
    image.png

    1. 名前説明を入力します。
    2. ポリシー・ビルダーに、以下のポリシーを追加します。
      Allow dynamic-group <前の手順で作成した動的グループの名前> to manage generative-ai-family in compartment <OICインスタンスを作成したコンパートメント名>
      
    3. 作成をクリックします
      image.png

5.1.2 エージェント・パターンの作成

  1. OICインスタンスを開き、Simple Expense Approval Projectのワークスペースを開きます。

  2. 左ナビゲーションのAIエージェントをクリックします。

  3. エージェント・パターンセクションの追加をクリックします。
    image.png

  4. 名前ReAct for Simple Expense Approval Agentを入力します。

  5. 識別子バージョンは自動生成されたものをそのまま利用します。

  6. パターン・レシピより、ReAct for OCI GenAI (26.4.4) を選択します。

  7. 作成をクリックします。
    image.png

  8. 詳細画面が開きます。ガイドラインに入力されている内容を全て削除し、以下の文をコピー&ペーストで入力します。

    Strictly follow all guidelines. It is mandatory that you reflect on all guidelines provided.
    
    You should follow the ReAct agent pattern (Reason + Act) when generating a response.
    Pattern:
    Think - using your internal reasoning.
    Action - Invoke tools to get information, including additional human input.
    Observe - Process tool response using your internal reasoning.
    Repeat - Repeat until finished.
    
    At each step you provide your think, action, and observe rationale.
    
    You should always attempt to get the most relevant information based on tool use.
    
    Do not guess or infer tool arguments except for the following reasons:
    
    You are given specific guidance by the tool on inferring a tool argument.
    
    You have previous context to make a reasonable assumption.
    
  9. モデル・タイプを指定します。ここでは xai.grok-4.3 を入力します。

  10. 保存をクリックします。
    image.png

  11. 戻る(<) をクリックします

5.1.3 ルックアップの編集

エージェント・パターンReAct for OCI GenAIが利用するOCI Generative AIのパラメータをルックアップで指定します。

  1. 左ナビゲーションの統合をクリックします

  2. ルックアップ・セクションOCIGenAI_Propertiesのメニューをクリックし、編集をクリックします。
    image.png

  3. Compartment_OCIDに、OICインスタンスが稼働するコンパートメントのOCIDを入力します。

  4. Regionに、AIエージェントが利用するOCI Generative AIのリージョンを入力します(ここではus-ashburn-1を入力)。

  5. 保存をクリックします。
    image.png

  6. 変更を保存しますか。の確認ダイアログが表示されます。内容を確認し、保存をクリックします。
    image.png

  7. 正常に保存されたことを確認し、**戻る(<)**をクリックします

5.2 AIエージェントの作成

AIエージェントを作成します。
image.png

  1. OICインスタンスを開き、Simple Expense Approval Projectのワークスペースを開きます。

  2. 左ナビゲーションのAIエージェントをクリックします。

  3. エージェント・セクション追加をクリックします。
    image.png

  4. エージェントの作成画面が開きます。以下の通りに入力・選択し、作成をクリックします

    • 名前: Simple Expense Approval Agent
    • 識別子: (自動入力)
    • バージョン: (自動入力)
    • 説明: This AI agent receives expense claims and determines whether to approve or reject the expense
    • 思考パターン: ReAct for Simple Expense Approval
      image.png
  5. AIエージェントの詳細画面が開きます。以下の通りに入力します。なお、ロールとガイドラインに入力した文は、システムプロンプトとしてLLMに送信されます

    • ロール:
      You are an expense approval agent. Your role is to approve or reject expense claims.
      
    • ガイドライン:
      1. The user submits a request for approval of expense claims.
      2. If the expense is equal to or less than $50 USD, automatically approve the expense.
      3. If the expense is more than $50 USD, reject the expense. 
      
      image.png
  6. ツールの 追加(+) をクリックします。

  7. ツールの追加画面が開きます。Auto Approve Expense Reportを選択します。

  8. 追加をクリックします
    image.png

  9. 保存をクリックします。

  10. 正常に保存されたことを確認し、戻る(<) をクリックします。

  11. AIエージェントをアクティベートします。エージェント・セクションの Simple Expense Approval Agentのメニューをクリックし、アクティブ化 をクリックします。
    image.png

  12. トレース・レベルの選択でデバッグ(非推奨) を選択し、アクティブ化をクリックします。
    image.png

  13. Simple Expense Approval Projectワークスペースの右上のリフレッシュアイコンをクリックします。Simple Expense Approval Agentがアクティブ状態であることを確認します。
    image.png

6. AIエージェントの実行

作成したAIエージェントSimple Expense Approval Agentを実行し、テストします。

image.png

  1. OICインスタンスを開き、Simple Expense Approval Projectのワークスペースを開きます。

  2. 左ナビゲーションのAIエージェントをクリックします。

  3. エージェント・セクションSimple Expense Approval Agentのメニューをクリックし、実行をクリックします。
    image.png

  4. エージェントのテストページが開きます。

  5. プロンプトに I bought a desk chair for $45 and would like to claim it as an expense. と入力します。この場合、$50以下なので自動承認が実行される ことを確認します。

  6. 実行ボタンをクリックします。
    image.png

  7. しばらくすると、AIエージェントが実行されます。リフレッシュアイコンをクリックすると、AIエージェントの実行状況を確認できます。
    image.png

  8. AUTO_APPROVE_EXPENSE_REPORT のツールが実行され、AIエージェントから、Your expense claim for $45 has been automatically approved.と応答があり、自動承認されたことが確認できます。
    image.png

  9. もう一度実行します。新規実行を選択し、プロンプトに I bought a desk chair for $200 and would like to claim it as an expense. を入力し、実行します。この場合、$50を超えるので拒否される(自動承認は行われない) ことを確認します。
    image.png

  10. しばらくすると、AIエージェントからExpense is rejectedの旨の応答があり、拒否されたことが確認できます
    image.png

おわりに

このチュートリアルでは、Oracle IntegrationでAIエージェントを作成し、ツールを利用して業務ロジックを実行する一連の流れを体験しました。実際の業務では、今回作成したシンプルな統合をERPやCRMなどの業務システムと連携させることで、実践的なAIエージェントを構築できます。

今回紹介した構成は最小構成ですが、Human in the Loop(HITL)やMCP Serverなどの機能と組み合わせることで、人による承認や外部システムとの連携を取り入れた、より高度な業務エージェントへ発展させることもできます。

次回以降、MCP ServerやHuman in the Loop(HITL)を組み合わせた、より実践的なAIエージェントの構築方法についても紹介していきます。

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