誤字脱字はだけではない、
重要な自社の統一用語チェック
私は、日々原稿のチェックに追われている一般企業の社内報担当者です。
初校が届けば、すぐに目を皿にして誌面のすみずみまでチェックを行います。
その際に、誤字脱字と同じくらい(もしくはそれ以上)重要なのが、
自社の統一用語が反映されているかどうか。
しかし、1つや2つではない用語を覚えるのは一苦労で、すぐに忘れてしまいます。
「あれ、『捉える』って、漢字だっけ平仮名だっけ?」と混乱するたびに、データを蓄積しているエクセルシートから掘り起こさなければなりません。正直煩わしく、調べている間にストーリーが抜けてしまい最初から読み直すことになります。
サッと調べることができるBotが欲しい!と思い、デジタル知識皆無の初心者が作成に挑戦しました。
【補足説明】なぜ自社統一用語があるのか
基本理念を下にした考えから、ただ単に言葉を並べるのではなく、言葉の中に思いも込めているからです。例えば、「お客様」は利用不可です。理由は、「様」には、物事の形、あり方、様子、ありさまを意味します。お客さまは、決して物事の様子を表す対象ではありません。そのため、「お客さま」という表現を使用しています。
使用ツール
- LINE Developers
- Make
- Googleスプレッドシート
完成品
testbot pic.twitter.com/KIvhExpeRZ
— narumi (@narumi656384_) September 6, 2022
作成の下準備
- 使用ツール、アプリケーションそれぞれに会員登録
- LINE Developersでプロバイダーを作成
- Googleスプレッドシートでデータの整理
- うまくいくようにお祈り
Makeで連携
下準備の後、連携作業開始!以下のようにつなぎました。
1. LINE(watch Events):基本的な設定(LINE Developers)
2. Googleスプレッドシート(Search Rows):元データ
3. Tools(Swich):正規表現を使用して一致させる
4. Router:文字列の有りと無しに分岐
5. LINE(Send a Reply Message)
合致した場合:「利用可」「利用不可」「備考」を設定
合致しない場合:「記者ハンドブック」を確認するように指示
▼Googleスプレッドシートの中身
※統一用語の一部。合計数は約360個あります
▼Routerの設定
検索文字列有りの場合は、画像下の「合致した場合」という意味Existsにする
※文字列が無い場合は「Does not Exist」にする
▼LINEテキスト
振り返りと次の目標
- 英語が分からなくても翻訳しながら愚直に進めた
- 統一用語サッとbotはなんとか完成した
- 記者ハンドブックの内容もbotで返せるようにしたい
-
SSSAPI化したデータを活用するbotにチャレンジする
※GoogleスプレッドシートをAPI化できるサイト
以上です!最後までお読みいただきありがとうございました。