0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

Claude Code の `/add-dir` でコンテキストスイッチングコストを減らす

0
Posted at

概要

複数リポジトリにまたがる開発は、リポを行き来する度にコンテキストが分散し、認知負荷が高まります。Claude Code の /add-dir コマンドを使えば、この切り替えコストを削減できます。

/add-dir とは

Claude Code のセッション内で、別のディレクトリ(別リポジトリ)を一時的に追加するコマンドです。

/add-dir ../other-repository

Screenshot 2026-01-16 at 12.03.53.png

これにより、単一セッション内で複数リポの状態を保ったまま作業できます。

なぜコンテキストスイッチングが減るのか

通常、複数リポの開発では以下のような手間が発生します:

  • リポ間の移動にともなうコンテキスト切り替えの負担
  • 複数のセッション管理

/add-dir を使うと:

  • 1つのセッション内で両リポのコンテキストを保持
  • リポの切り替えで思考を中断しない
  • 一連の作業フローを継続したまま進行

実用例

ケース1: 複数リポに跨る調査と対応

マイクロサービス構成やクライアント・サーバーが別リポの場合、問題を調査する際に複数リポのコードを同時に確認する必要があります。

例: あるリクエストに問題が発生した場合、クライアント側とサーバー側の両リポでコードを確認しながらデバッグを進め、原因を特定したら対応するリポジトリに Issue を起票します。

# メインリポで調査中
# 別リポの該当コードも同時に確認したい場合

/add-dir ../related-service-repo

両リポのコンテキストを同時に持ったまま、シームレスにデバッグを進められます。調査後は、該当するリポジトリに Issue や PR を作成できます。

ケース2: App と Infrastructure の分離構成

アプリケーション開発時に、新しい環境変数の追加など Infrastructure への変更が必要になることがあります。このような場合、/add-dir で Infrastructure リポをセッションに追加することで、リポの移動なしでシームレスに変更を適用した PR を作成できます。

# App リポで開発中
# インフラ変更(環境変数など)が必要に気づく

/add-dir ../infrastructure-repo

App のコンテキストを保ったまま Infrastructure リポの変更を行い、そのまま PR を作成できます。セッション終了後は状態がリセットされるため、メイン開発に影響を与えません。

実装の流れ

  1. メインリポで作業開始 - アプリケーション実装に注力
  2. 別リポが必要 → /add-dir で追加 - 追加のコンテキストを瞬時に取得
  3. 確認・変更・PR作成 - セッション内で完結
  4. セッション終了で自動リセット - 次のタスクに影響なし

メリットまとめ

メリット 説明
コンテキスト保持 複数リポの状態を同時に把握
認知負荷低減 リポ切り替えによる思考の中断がない
作業効率化 セッション内で完結する作業ループ
一時的 セッション終了で状態がリセット
PR 作成対応 別リポへの Issue/PR 作成も可能

Tips: セッション限定

個人的には、/add-dir をセッション内だけで使うことが多いです。

Screenshot 2026-01-16 at 12.10.12.png

セッション終了後は状態が自動リセットされるため:

  • 意図しない変更を防ぐ - 別リポの追加が一時的に限定される
  • コンテキストの浪費を防ぐ - 不要なディレクトリでリソースを消費しない
  • 次のセッションはクリーンな状態 - 他のレポジトリのコンテキストが必要なときだけ明示的に/add-dirを利用

定常的に複数のレポを変更・参照する場合は、常に追加しておいてもいいかもしれませんが、私の普段のユースケースではこういったケースが少ないためセッション限定にしています。

参考資料

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?