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PCスピーカー改造

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目的

speaker3.5.jpg

比較的廉価な PCスピーカーは、(上図のように)3.5ミリ イヤホン ジャックと USB電源の 2本のケーブルを PCに接続して使用します。
USB電源ケーブルは、USB充電器等への接続でも可。

これを改造して、USB(通信)ケーブル 1本だけの接続で使えるようにする ことが目的です。

追加で必要なパーツは 2つ

1.USB オーディオ アダプタ

3daudio.png

AmazonAliexpress で 数百円で購入できるアダプタを使います。

今回は マイク入力 は使いません
 

2.USB2.0(通信)ケーブル

百円ショップで購入できる安価なケーブルで可。
元々のPCスピーカーで使われている USBケーブルは、電源専用で通信には使えない 2線式のため、4線式の USB2.0(通信)ケーブルを別に用意する必要があります。

改造

順に説明します。

USB オーディオ アダプタ を分解

IMG_4189.png

外側のプラスチックケースは簡単に取り外せます。
 

IMG_4191.png

金属製のUSBプラグ と 3.5ミリジャックは、外さなくても使用できますが、スピーカー内にこの基板を収めるためには、これらを外す方がスッキリすると思います。( ハンダ吸取機やヒートガンを使い取り外す
 

IMG_4196.png

PCスピーカー の分解

今回は、ダイソーの300円スピーカーを使用しましたが、他の廉価版 PCスピーカーでも、似たようなモノだと思います。

IMG_4197.png

ボリュームつまみがある側のスピーカーの裏蓋を外し、中から、アンプ基板 を取り出します。

・3.5ミリジャックから来ているオーディオ線を確認する
上の基板だと、右端の 青(G)・白(L)・黄(R) の 3本のリード線
 
・USB電源プラグから来ている電源線を確認する
上の基板だと、左端の 赤(VCC)・黒(GND) の 2本のリード線

アンプ基板の 電源線とオーディオ線 の切断

アンプ基板の 電源線とオーディオ線を 基板から 10cm程度で切断します。

IMG_4202.png

切断した側の被覆を剥いて、次に USB オーディオ基板にハンダ付けします。

IMG_4196-2.png

USB オーディオ基板にハンダ付け

  • 用意した 4線のUSB2.0ケーブルと アンプ基板からの 電源線を、USB オーディオ基板にハンダ付けします。赤(VBUS/VCC)・白(D-)・緑(D+)・黒(GND)
     

  • アンプ基板の オーディオ線を オーディオ基板にハンダ付けします。青(G)・白(L)・黄(R)
     

IMG_4205.png

アンプ基板 と USB オーディオ基板 を スピーカーケースに戻す

アンプ基板を元の位置に固定、空いているスペースに USB オーディオ基板 を押し込んだうえでスピーカを固定、裏蓋をネジ止めする。

結果

これで、USBケーブル 1本を PCに接続するだけで、PCスピーカーから音を出すことができました。

pnp.png

もし、ディスプレイのスピーカーから音が出るようなら、タスクバー右端のスピーカーアイコンをクリックし、出力デバイスを『USB PnP Sound Device』に切り替えてください(Windowsの場合)。

音質ですが、PCケースやマザーボード(I/Oパネル)にある 3.5ミリオーディオプラグにPCスピーカーを接続する方が、音が良いと想定します。しかし、300円スピーカーでは、私はほとんど差は感じませんでした。それより、ケーブル1本で済む取り回しの良さを優先しました。


以上

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