はじめに
「Claude Code、すごいらしいけど難しそう…」
そう思っていませんか? 実はやることは4ステップだけです。この記事では、最低限これだけやればClaude Codeを使い始められるという手順だけに絞って解説します。
難しい設定やカスタマイズは一切後回し。まず「動かして、体験する」ことを最優先にしました。
Claude Codeとは
WEB上のチャット形式ではなくターミナル(コマンドプロンプト)から直接、複数ファイルにまたがる修正やビルド確認を実行してくれるAI開発パートナーです。さらに、Claudeの機能拡張に伴い、MS Officeの各ドキュメント(Excel、Word、PowerPoint)やPDFの作成にも対応するなど、プログラミングにとどまらず活躍の場が広がっています。
対象読者
- Claude Codeの名前は聞いたことがあるけど、まだ使ったことがない開発者
- ターミナル操作に多少の経験がある方(
cdコマンドがわかる程度でOK) - Windows 11 環境の方(Mac/Linuxの方も基本は同じです)
前提条件
Claude Codeを使うには、以下のいずれかのプランが必要です。
- Claude Pro(月額 $20)— 個人で試すならこれ
- Claude Max(月額 $100/$200)— ヘビーに使うなら
- Claude Team / Enterprise — チーム導入向け
- Anthropic Console(API) — 従量課金
無料プランでは利用できません。
ステップ 1:インストール(所要時間:1分)
Windows の場合
方法A:PowerShell で一発インストール(推奨)
PowerShell を開いて以下を実行します。
irm https://claude.ai/install.ps1 | iex
Node.js のインストールは不要です。ネイティブインストーラーが自動で必要なものを処理します。
方法B:WinGet を使う場合
winget install Anthropic.ClaudeCode
注意: Git for Windows がインストールされていない場合は、先にインストールしてください。Claude Code は内部的に Git Bash を使って動作します。
winget install Git.Git
インストール確認
ターミナル(コマンドプロンプト)を再起動してから、以下を実行します。
claude --version
バージョン番号が表示されれば成功です 🎉
もし
claude が認識されませんと出たら、ターミナルを完全に閉じてもう一度開いてください。
ステップ 2:ログイン(所要時間:1分)
ターミナルで claude と打ちます。
claude
初回起動時の認証方式の選択
初めて起動すると、認証方式を選択する画面が表示されます。ここで迷う方が多いので、しっかり説明します。
How would you like to authenticate?
❯ Claude.ai account (Pro/Max subscription)
Anthropic Console (API key)
Cloud providers (Bedrock, Vertex AI, etc.)
🔵 「Claude.ai account」を選ぶ場合(おすすめ)
Claude Pro / Max / Team / Enterprise のサブスクリプションを持っている方はこちらを選んでください。
- 選択すると、ブラウザが自動で開きます
- claude.ai のアカウントでログインするだけで認証完了
- 月額定額制なので、どれだけ使っても追加料金なし(プランの利用上限内)
- 個人で使い始めるなら、まずこの方法が最もシンプルです
🟡 「Anthropic Console」を選ぶ場合
Anthropic Console で発行した API キーを使う方法です。
- console.anthropic.com でアカウントを作成し、API キーを発行しておく必要があります
- 従量課金制(使った分だけ請求される)なので、コスト管理が必要です
- CI/CD やスクリプトでの自動実行、チームでの一元管理に向いています
迷ったら「Claude.ai account」を選んでください。
Pro/Max サブスクリプションなら月額定額で使い放題(プランの利用上限内)なので、初めての方はこちらが安心です。API キーの従量課金は、使い方次第で思わぬ請求が来ることがあります。
認証の確認
ログイン後、ターミナルに戻ると認証成功のメッセージが表示されます。一度ログインすれば、次回以降は自動的に認証されます。
認証方式は後から /logout で切り替えることもできます。また、/status コマンドで現在どの認証方式で接続しているかを確認できます。
ステップ 3:プロジェクトで使い始める(所要時間:2分)
3-1. プロジェクトのルートフォルダに移動
cd C:\path\to\your\project
ここが重要! Claude Code は「今いるフォルダ」を作業対象として認識します。必ず対象プロジェクトのルートフォルダに移動してから起動してください。
新規にこれからプログラムを作るという場合は、プログラムを作ろうと思う空のフォルダに移動すればいいです。
3-2. Claude Code を起動
claude
起動すると、対話型のプロンプトが表示されます。
3-3. /init でプロジェクトを認識させる
/init
これを実行すると、Claude Code がプロジェクトの構成を読み取り、CLAUDE.md というファイルを自動生成します。このファイルはClaude Code がプロジェクトを理解するための「メモ帳」のようなものです。
/init は必須ではありませんが、やっておくと Claude Code の回答精度が格段に上がります。初回に一度だけ実行すればOKです。
ステップ 4:実際に依頼してみよう!
ここまで来たら、あとは日本語で話しかけるだけです。
依頼の例(そのままコピペして試せます)
コードを理解したいとき:
このプロジェクトの全体構成を教えて
特定のファイルについて質問:
src/main.ts の処理の流れを説明して
バグ修正を依頼:
この関数にnullチェックが足りないので追加して
リファクタリング:
この関数を読みやすく整理して
テストを書いてもらう:
UserService クラスのユニットテストを作成して
Git 操作を依頼:
今の変更をコミットして。コミットメッセージも考えて
Claude Code がファイルを編集・コマンドを実行する前に必ず確認プロンプトが表示されます。内容を確認してから承認(Yキー)してください。誤って承認しても、Gitで戻せるので安心です。
チャットツール同様にコマンドプロンプトのClaude Codeにもファイルや画像の添付ができます。画面をキャプチャして「ここ変更して」みたいな依頼ができます。ただし画像の貼り付けは「Alt+V」です。「Ctrl+V」ではできませんので注意してください。
ここまでのまとめ
| ステップ | やること | コマンド |
|---|---|---|
| 1 | インストール | irm https://claude.ai/install.ps1 | iex |
| 2 | ログイン(認証方式選択) |
claude → 「Claude.ai account」を選択 → ブラウザでログイン |
| 3 | フォルダ移動 → 起動 → 初期化 |
cd プロジェクト → claude → /init
|
| 4 | 日本語で依頼する | 自由に話しかける |
たったこれだけです。
補足:知っておくと便利な Tips
ここからは必須ではありませんが、知っておくと作業効率が上がるテクニックです。
💡 会話を再開する:--resume / --continue
Claude Code を終了しても、前回の会話を再開できます。
# 前回の会話を一覧から選んで再開
claude --resume
# 最後の会話をそのまま続ける
claude --continue
長い作業を途中で中断して、翌日に続きから再開する場合に便利です。
💡 コンテキストを圧縮する:/compact
長く会話していると、Claude Code の記憶容量(コンテキストウィンドウ)が一杯になってきます。そのときは:
/compact
これで過去の会話を要約して圧縮し、メモリを確保します。「なんだか回答がおかしくなってきたな」と感じたら試してみてください。
💡 トークン使用量を確認する:/cost
/cost
現在のセッションでどれくらいトークンを使ったかを確認できます。コスト管理に便利です。
💡 操作を元に戻す:Escape キー / Ctrl+C
Claude Code が作業中に「やっぱり止めたい」と思ったら:
- Escape:Claude Code の応答を中断
- Ctrl+C を2回:セッションを終了
💡 プロンプトの先頭に # でメモを追加
会話中に # から始まるテキストを入力すると、Claude Code はそれを「覚えるべきメモ」として CLAUDE.md に追記します。
# このプロジェクトではインデントにスペース4つを使う
💡 起動時にプロンプトを渡す
対話モードに入らなくても、ワンショットで質問できます。
claude "このプロジェクトのREADMEを要約して"
💡 Plan Mode で安全に計画を立てる
大きな変更を加える前に、まず計画だけ立てたいとき:
/plan
Plan Mode ではファイルの読み取りのみ行い、書き込みは行いません。計画に納得してから実行に移れるので安全です。
💡 よく使うスラッシュコマンド一覧
| コマンド | 説明 |
|---|---|
/init |
プロジェクト情報の初期化(CLAUDE.md 生成) |
/compact |
会話を圧縮してコンテキストを節約 |
/cost |
トークン使用量の確認 |
/clear |
会話履歴をクリア(やり直し) |
/help |
使用可能なコマンド一覧 |
/config |
設定画面を開く |
/doctor |
インストール状態の診断 |
/plan |
読み取り専用の計画モード |
/resume |
過去の会話を再開 |
/status |
アカウント・システム情報の表示 |
最後に:まず触ってみよう
Claude Code は「まず使ってみる」のが一番の近道です。
最初の一歩は本当にシンプルです:
- インストールする
- プロジェクトフォルダに移動する
-
claudeと打つ - 日本語で困っていることを伝える
難しい設定や高度なカスタマイズは、使い慣れてきてから少しずつ覚えれば大丈夫です。
まずは今日、自分のプロジェクトフォルダで claude と打ってみてください。きっと「思ったより簡単だった」と感じるはずです。
補足:VS Codeで使用する
VS CodeでClaude Codeを使うと便利です。Claue Codeの仕組みが理解できたらぜひ試してみてください。
https://code.claude.com/docs/ja/vs-code