Windows上で、複数のLinux Versionを使い分ける方法に関して、記載します。
技術としては、WSL(Windos Subsystem on Liunx)です。
WSLとは何ぞや?と言う点に関しては、こちらを見てくれれば良いかと。
→ https://www.buildinsider.net/enterprise/wsl/01
一言で言えば、Windows上で、仮想的にLinux OSを動かすための環境と理解してます。
1. WSLの設定とLinuxのインストールに関して。
下記の「Windows Subsystem for Linux(WSL)セットアップガイド」が一番、詳しいと思います。→ https://linuxfan.info/wsl-setup-guide
非常に簡単に、WSL上で、Linuxをインストールすることができます。
2.さて、上の記事では、Ubuntuをインストールしてますが、勿論、他のDistributionもインストールすることは可能です。
Command Prompt上で、wsl --list --onlineと打つと、Download可能なDistributionが確認できます。
C:\Users\xxx\Desktop\code>wsl --list --online
The following is a list of valid distributions that can be installed.
Install using 'wsl --install -d <Distro>'.
NAME FRIENDLY NAME
Ubuntu Ubuntu
Debian Debian GNU/Linux
kali-linux Kali Linux Rolling
openSUSE-42 openSUSE Leap 42
SLES-12 SUSE Linux Enterprise Server v12
Ubuntu-16.04 Ubuntu 16.04 LTS
Ubuntu-18.04 Ubuntu 18.04 LTS
Ubuntu-20.04 Ubuntu 20.04 LTS
3.と言う訳で、上記1に書いた手順で、Debianもインストールしてみましょう。
インストール後に下記コマンドを叩くと、今現在、貴方のPCにインストールされているDistributioを確認することができます。
C:\Users\xxx\Desktop\code>wsl --list --verbose
NAME STATE VERSION
* Ubuntu Running 2
Debian Running 2
C:\Users\xxx\Desktop\code>
4.最後に、インストールしたUbuntuとDebianを立ち上げてみます。
立ち上げ方は極めて簡単です。
Windowsのスタートボタン→名前を付けて実行から、UbuntuとDebianをクリックするだけ。
5.立ち上がった画面
下記の様に、分離環境になっていることが確認できます。(Ubuntuには、Open JDKをインストールしたので、java --versionで応答があるが、Debianの方は無回答です。)
6.
で、本当は、ここを一番書きたかったのですが、今までって、こういう場合は、VMWare Playerで構築していた人が殆どだと思います。WSLの方が良くない?