2013 漢直 Advent Calendar 12日目のエントリーです。
tc2.3.1 で Windows でネットワークなしだったりpackage.el通らないproxyがはだかる環境でのTCインストール失敗篇 のその後です。
Windows で tc をインストールするバッチを作り動いた。
前回動かなかったのは、.tc を作ってその中で tcode-data-directory を適切に設定してなかったのが原因だった。
これで部首合成変換も混ぜ書き変換もうまく行った。
少なくとも .tc には (setq tcode-data-directory "C:/foo/bar/tc/tcode")
のような記述を最低しておく。
使い方:
1. https://github.com/kanchoku/tc からzipでダウンロードする。
2. 対象PCへUSBでコピーする。
3. tc-master.zip を展開
4. https://gist.github.com/naghbIQtIqHom/7911699 の中の3ファイルをtc-masterのフォルダトップに作る。
5. 次を実行する。
gnupack を C:\gnupack_basic-11.00 に入れて使う場合。
何も設定しないとC:\Users\youraccount\tc に作っちゃう。
cd tc-master
set EMACS=C:\gnupack_basic-11.00\emacs.exe
set LISPDIR=C:\gnupack_devel-11.00\app\emacs\site-lisp\tc\lisp
set DATADIR=C:\gnupack_devel-11.00\app\emacs\site-lisp\tc\tcode
install.bat
.tc はキーボードレイアウトコメントアウトした状態で書き込んであるので、レイアウトを適当に変更して有効にしてください。
そして init.el に lisp のパスを追加して (require 'tc-setup)
を追加して下さい。加えるべきパスはバッチファイルに表示されます。
はまり所
.tc
-
~/.tc
の存在必須。 -
(setq tcode-data-directory "〜")
を記述しておく。
emacs.exe のバイナリ
gnupack の emacs は次のどちらかを呼ぶかで ~/
と princ
が変化するのではまった。
<インストールフォルダ>\emacs.exe
<インストールフォルダ>\app\emacs\emacs\bin\emacs.exe
gnupackでこのスクリプトを使う場合は上の方を使用する。 Emacs for Windows の場合は一つしかないはずなので気にしない。
gnupack_devel
gnupack_basic ではなく gnupack_devel を使い configure && make install
しても思った場所見てくれてない。
.tc と init.el ファイル2つ作って同じ記述すればいいけど今一だ。
もしくは tc-pre.el の tcode-init-file-name 書き換えてしまうと .tc を一つにできる。
init.el に記述すべきこと @echo
使ってemacs 2種類にいつて書いてしかもフルパス示せないのかっこ悪いけど、自分が使うだけならいいや。
スタンドアロンのvmに入れる場合必ずC:\gnupack_basicだしね。
疑問
tc-pre.el の tcode-site-data-directory のパス Windowsの場合どこがいいんだろうか。 /usr/local/share/tc/ ないしな…。
勘違い
ずっと tcode-site-data-directory を tcode-data-directory だと思って考えてたら site の違いがあった...。