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【学生向け】ほぼ無料でGithub Copilotを使って、AIプログラミングツールを始めてみる

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AIをうまく使えていますか?

ここ1, 2年で、大学生活にChatGPT・Gemini・ClaudeなどのLLMが急激に入り込んできた。メールの返信、レポートの作成、イラストの生成など、あらゆる作業がAIによって簡単になってきたが、プログラミングについてはどうだろうか?ChatGPTに質問して、コードを入力して、エラー文をコピペして再び質問して、、などのような使い方をしているかもしれない。

月20$は、学生にとって高いかも

しかし、最近のコーディングツールはLLMを内蔵することで、プログラミングをもっと簡単にする方法がある。しかも、学生はほぼ無料で。

AI補完ツールで何ができるのか

コード補完

コメントやコードの文脈から、関数やコードスニペットの候補をリアルタイムで提案してくれる。Pythonなどのコード以外にも、latexやMarkdownの英語や日本語の文章補完も可能である。

「plt」と入力するだけで、AIから「.legend」と続く文章を提案してくれる。

インラインチャット

プログラム内でコメントを直接入力して、対応する周辺コードの変更提案やエラーの発見・修正を行う。

「plt.savefigで保存する画像サイズを変更可能にする」と質問する。

コード要約

ファイルを読み込んで、コードの要約をしてくれる。「〇〇行目から◻︎◻︎行目までを説明してください」や「コードの概要や目的を整理してください」などと質問すると、初めてのコードの理解にも役立つ。

チャットタブも便利

各種ツールの比較

主要なAIプログラミングツールは、CursorとGitHub Copilotが今のところよく利用されている。せっかくなので、ChatGPTに聞いてみる。

🧠 Cursor vs GitHub Copilot — 機能比較表

特徴カテゴリ Cursor GitHub Copilot
概要 AI統合型のコードエディタ(VS Codeベース) 主要なエディタに統合できるAIコード補完ツール
提供元 Cursor AI(独立系スタートアップ) GitHub(Microsoft傘下)× OpenAI
エディタ本体 VS Code互換の独自エディタ VS Code、JetBrains、Neovim、Visual Studioなどに統合
AIモデル GPT-4(Pro)またはGPT-3.5(無料) Codex(GPTベース)またはGPT-4(Copilot X)
コード補完 ✅ 高精度なインライン補完・複数候補提示 ✅ インライン補完・関数提案・複数候補提示
自然言語プロンプト対応 ✅ 任意のコード範囲を選択して「このコードを説明」など ✅ コメントや関数名から補完(明示的な指示は弱め)
コードリファクタリング ✅ コード選択 → 「改善」指示可能(AIに相談) ❌ リファクタは補完ベースで限定的
ファイル・リポジトリ全体理解 ✅ プロジェクト全体をAIが把握し文脈対応 🔶 基本は編集中ファイル単位(Copilot Chatは改善中)
Chat機能 ✅ Cursor Chat(コード・エラー・設計に対応) ✅ Copilot Chat(2024年からVS Codeなどで利用可)
プロンプト履歴/編集指示 ✅ 質問履歴あり、修正指示も直感的 🔶 履歴はやや弱く、明示的な指示は限定的
料金 無料プランあり / Proは月額$20(GPT-4使用) 月額$10(個人) / Copilot for Businessは$19
AIとの協調開発 ✅ エラー修正、関数改善など「相談」しながら開発 🔶 自動提案が主、対話は限定的(Copilot Chatで強化中)

決定的な違いは、Cursorが独自エディタを提供し、GitHub CopilotがVS Codeなどに内蔵される点である。筆者はCursorをまだ使ったことがないのでウワサ程度の理解だが、「自動補完機能がCopilotよりも高機能」「メモリをめちゃくちゃ消費する」「普通に重い」など賛否両論だった。あと、学生無料があったりなかったりと錯綜しているため、今回は筆者が普段利用しているGitHub Copilotの使い方について紹介する。

使ってみるまでの流れ

GitHubの公式ドキュメントによると、GitHub Educationに登録した学生はGitHub Copilotが無料で利用できると記載されている。海外のソフトウェアサービスは、学生無料で使えるものが多い。Salseforce社のTableauや、Autodesk社のAutoCADRevitがおすすめ。(Adobe?知らないですね、、)

GitHubアカウントを作成する

  1. GitHubアカウントを持っていない場合は、https://github.com/signup からアカウントを作成する。

GitHub Educationに登録する

  1. https://education.github.com/pack にアクセスし、GitHubアカウントでログインする。
  2. 学校情報を入力する。
  3. 学生証を登録する。 日本語の学生証が対応していないため、①国際学生証(ISIC)の発行か、②学生証の翻訳が必要になる。個人的にはISICの発行の方が手間がかからず認証が早かったのでおすすめである。
発行した学生証は、カメラで直撮りしてダウンサイズしてアップロードする

ISICアカウントを購入する

ISICの学生証は有効期限が1年間で、発行料に2,200円かかる。「学生無料」と銘打った手前申し訳ないが、費用が10分の1になっただけ許してほしい。ISICは海外旅行のときに学割をするのにも使えるため、持ってて損はないはずである。

発行手順は以下のURLを参照。

※ 一銭も払わずに利用したい人は、②学生証の翻訳で認証しよう。詳しくは【GitHub】学生申請をして無料でGitHub Copilotを使うを参照。

VS Codeの拡張機能を有効にする

VS Codeを利用する際は、GitHub Copilotに関する拡張機能を有効にする。

左のタブから「拡張機能」→「"github copilot"で検索」→「"GitHub Copilot"とGitHub Copilot Chat"をインストール」

まとめ

GitHub Copilotは、GitHubのアカウントがあれば1ヶ月間無料で試用できる。面倒な人も、無料で簡単に試してみることをおすすめする。最近は、適切な仕様書だけ作ればゲームやアプリもゼロから作れるようにもなっているらしい。そんな高度な活用方法で、誰でもプログラムができると喧騒することは不可能で、「ちょっとググる」時間を極力減らす機能こそに価値があると思う。(そもそも適切な仕様書を書けたらプログラムで苦労しない)

「ちょっとググる」手間を惜しまない人間が成長することが間違いないが、その手間にかける時間をもっと減らす工夫をしていくべきだろう。

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