バージョン 2019.3 以前(Pleiades による日本語化済み)から
バージョン 2020.1 以降へのバージョンアップを行い起動しなくなったケースを想定しています。
原因
バージョン 2020.1 より PhpStorm のディレクトリ構成が変更されており
Pleiades での日本語化済み PhpStorm をバージョンアップすると正常に起動できなくなる。
【2020.1 以降】
Windows
<ドライブ>:\Users\<アカウント名>\AppData\Roaming\JetBrains\PhpStorm<バージョン>
Mac
/Users/<アカウント名>/Library/Application Support/JetBrains/PhpStorm<バージョン>
【2019.3 以前】
Windows
<ドライブ>:\Users\<アカウント名>\.PhpStorm<バージョン>
Mac
/Users/<アカウント名>/Library/Preferences/PhpStorm<バージョン>
解決方法
vmoptions ファイルを開き
Pleiades での日本語化時にカスタム VM オプションファイルへ追記した1 記述を削除する。
Windows
<ドライブ>:\Users\<アカウント名>\AppData\Roaming\JetBrains\PhpStorm<バージョン> \phpstorm64.exe.vmoptions
-javaagent:<ドライブ>:\Users\<アカウント名>\.PhpStorm<バージョン>\config\jp.sourceforge.mergedoc.pleiades\pleiades.jar
Mac
~/Library/Application Support/JetBrains/phpstorm.vmoptions
-javaagent:/Users/<アカウント名>/Library/Preferences/PhpStorm<バージョン>/plugins/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar
その後、日本語化されていない状態で起動することを確認する。
補足
これまで PhpStorm をはじめとする JetBrains 製品の日本語化は
Pleiades 日本語化プラグインを使用する方法が
非公式ながら一般的でしたが、
バージョン 2020.1 以降は JetBrains 公式プラグインの利用が推奨されているようです。
https://qiita.com/ABE_TAKASHI/items/fc3c5432d22d7b4bcf36
参考
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バージョンアップを実施すると旧バージョンの設定ファイルが複製され、設定内容が引き継がれるようです。 ↩