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【Rails】authenticateメソッドが返すもの

Last updated at Posted at 2020-02-29

はじめに

モデルのテストを書いているときに、authenticateメソッドの検証で少しつまづきました。
簡単な内容ですがエラーの理由・対策を記載します。

authenticateメソッド

has_secure_passwordメソッドをユーザーモデルで呼び出すだけで使えるようになるメソッド。
パスワードを引数としてユーザーの認証を行うことができる。

ユーザーモデルのテスト(RSpec)

まずは誤ったパスワードを入力した場合のテスト。
(FactoryBotではパスワードを"password"と設定)

(略)
context '正しくないパスワードの場合' do
      it '認証がされない' do
        expect(user.authenticate("invalid_password")).to eq(false)
      end
    end
(略)

問題なく通過。

次に、正しいパスワードを入力した場合のテスト。

(略)
context '正しいパスワードの場合' do
      it '正常に認証される' do
        expect(user.authenticate("password")).to eq(true)
      end
    end
(略)

これではテストが通らず、ログの中身はこんな感じ。

expected: true
got: #<User id: *, name: "テストユーザーn", created_at: "2020-02-29 02:11:51", updated_at: "2020-02-29 02:11:5...stn@example.com",  password_digest: [FILTERED]>

「true」を期待していたところ、実際にはユーザーオブジェクトが返ってきた。

つまり、authenticateメソッドは、
・誤ったパスワードの場合 → falseを返す
・正しいパスワードの場合 → そのユーザーを返す
ということ。

テストが通るようにするには、!!によってユーザーオブジェクトを論理値オブジェクトに変換してあげる必要がある。

(略)
context '正しいパスワードの場合' do
      it '正常に認証される' do
        expect(!!user.authenticate("password")).to eq(true)
      end
    end
(略)

追記(2020年2月29日)

@asm様よりご指摘をいただきました。ありがとうございます。
be_truthyマッチャを使用すればテストが通ります。

(略)
context '正しいパスワードの場合' do
      it '正常に認証される' do
        expect(user.authenticate("password")).to be_truthy
      end
    end
(略)

これでテスト通過。

まとめ

誤ったパスワードの場合falseを返すからといって、
正しいパスワードの場合trueを返すというわけではないのですね。

マッチャについて勉強してスマートなテストが書けるようになりたいです。

!!による論理値への変換についてはとても汎用性が高そうなので、今後も意識していきます。

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