Supershipの名畑です。ジャンプは王道スポーツものってなかなか成功しづらい印象ありますが、新連載のツーオンアイスはぜひ人気になってほしい。設定的には、比較的最近の作品だとBUNGOやハリガネサービスを思い出したのですが、それ以上に実は空のキャンバスが記憶から甦りました。泣けました、当時。
はじめに
以前「「食パンをくわえて走る女子高生」のイラストをSketch to imageでAI生成してみた」という記事を書きました。
画像生成モデルで有名なStable Diffusionの提供元stability.aiによる画像編集ツールであるClipDropを使って食パンをくわえて走る女子高生を描くという記事です。
ちなみに生成されたのは下記でした。
前回の記事に「まったくもって結果に納得できていないので、今後の記事でリベンジしたい」と書いた通り、今回の記事では食パンをくわえて走る女子高生を再度AI生成してみました。
AdobeのPhotoshopにて、「生成塗りつぶし」もしくは「ジェネレーティブ塗りつぶし」と呼ばれる機能を用いて生成します。
Adobeと生成AI
おそらく多くの人は「デザイン関連のツールといえばAdobe」という考えをお持ちではないでしょうか。少なくとも私はそうです。
生成系AIのジャンルにおいては、現時点で目立っているかといえばそんなことはないかもしれませんが、最終的にはイラスト、動画、デザイン等の分野においてはAdobeが抜きん出るのではないかとぼんやり想像しております。様々なツールとの連携がスムーズにできるであろうことが大きいですよね。
では、そんなAdobeの生成AIでの現在地はどこなのか。それは「生成AIへようこそ」のページによくまとまっています。
現時点で最も前面に出ているのはWebアプリであるAdobe Fireflyでしょうか。
テキストからの画像生成等が可能です。
Photoshopにおける生成AIについては「Adobe PhotoshopでAIを活用」にありますが、範囲指定をしてそこにスクリプトから生成した画像を追加できたり、過去生成物が記録できたりなど、かなり使い勝手がよいです。
生成される画像そのものについては現時点では他のサービスほどではないというのが正直な所感ではありますが、やはりツールとしての使いやすさは素晴らしいなと。
背景となる住宅街を生成する
前回同様で住宅街の風景を走らせたいので、まず最初に住宅街の画像を生成します。
512x512のファイルを作成して、全体を範囲選択し「生成塗りつぶし」を押します。
サイズに深い意味はないです。
スクリプトに「日本の住宅街の道」と入れて「生成」を押して少し待ちます。
英語の方が正確な生成がされるかもしれませんが、せっかくなので日本語でやりました。
ちなみに、スクリプトの入力には100言語以上が使えるそうです。
結果として下記のような画像が生成されました。
冷静に見るとおかしいところもありますが、家屋的に、印象としては強く日本を感じられますね。
今回はこのうちの3つ目を選びました。
女子高生を走らせる
次に、走る女子高生を描いてもらいます。
最初は「食パンをくわえて走る日本の女子高生」というスクリプトで試していたのですが、Stable Diffusionの時同様で狙った結果にならなかったので、まずは「走る日本の女子高生」だけを生成することにしました。
こんな具合に範囲指定をしまして「走る日本の女子高生」とスクリプトを入れて生成します。
生成された画像のうちの一つが以下です。
いくつか生成したのですが、今回はこちらの絵にします。
なんか走っている感が一番強かったので。
女子高生なのか……という点においては首をかしげたくなりますが、背景にきちんとマッチしているのはいいですよね。
ただ、服がさすがに通学感がなさすぎるので、変えることにします。
服を変える
上記のようにクイック選択ツールで服だけ選択して、スクリプトに「日本の女子高生の制服」と入れてみました。
雑な選択ですみません。
結果は下記のようなものでした。
正直、生成されるのは違和感のある服ばかりでしたが、こうやって服だけ変えられるのは素直にすごいなと思いました。
このうちの一つを選んで、次に進みます。
食パンをくわえさせる
最後に食パンを生成します。
口のあたりを選択し「食パン」とスクリプトを入れて生成してみます。
完成品は以下です。
最後に
雑に作ったので雑コラ感がえげつないですが、範囲選択と文字入力だけでこういった画像がさくっと生成されるのは、時代の変化を実感せざるを得ない。
やっぱり画像系はこういった風にGUIでシームレスに完結すると本当にやりやすいと実感しました。
アプリケーションでの生成をやってみると、選択肢が広がりますね。
コードで完結させていると見えない景色を覗けた気分です。
またリベンジしたい。
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